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報告書6つめ 指導者(リーダー)。

前話から大分経ちますが私は元気です。




「この女! 手練れだ!! 油断するな!!!」


 リーダー格である男の大声で武器を握り締めた他男性共が私を注意深く警戒し対峙する。



 ――18分前。


 

「なんだ? 冒険者か?」


 私は近くにいた男性に顔を合わせた。男は松明で私を照らし、斧を見せつけてニヤニヤ気持ち悪く笑いながら脅している。


「あなたは指導者リーダーですか?」


「あ? 確かに俺のようなたくましい身体を見りゃあそう思うだろうが、違うぜ。」


「それでは指導者を教えてください。」


「あのなぁ、姉ちゃん。命令すんのはこっち。その十字架ぶつをよこせ。あと、ヤらせてくれや。」


 斧を地面に力強く振り当てる。衝撃音と同時に斧の刃の部分が地に食い込み割れ目を作る。


「腕と脚、さよならしたくないなら ひざまづけ!」


 私は十字架ポッドを丁寧に置く。


「そうだ。良い子だ。」


 私は相手の命令に従ったのではない。


「あ?」


 私は構える。反抗するという意志表示で。


「ちっ面倒だ……!?」


 男の言葉が最後まで発する事はなかった。私が一気に男に接近し、斧を奪い捨て、片腕を捻って関節技で黙らせたから。


「もう1度言います。指導者はどこにいますか?」


『監視塔へ。私に危害を加えようとする人間を確認。応答がなければ怪我を負わせます。』


 監視塔に何度も通信をしているがどんな報告でも返答返信がない。


「……へっ。やってみろよ?」


 だから私は検証を実行する。


 ボキンッ。


「があああああ!!!!」


 男の片腕の関節が増える。痛みに耐えようと気を紛らわせる為身体をぐらつかせている。


「次は足を折ります。」


 遠慮せず男を転倒させ、私の足下が男の足首に触れる。


「や、やめてくれ。言うから、…頼む。」


 徐々に力むのが伝わったようで、男は降参。


「あ、あの場所だ。人際目立つ格好してるからすぐ分かる……。」


 正常な手で居場所を指す。指す先は松明の比ではない、ぼんやりと一区間明るい場所がある。


 衛星からの情報は、その場所に乗物や動物達と十数人の人、男が言った他と違う衣装と防具を身に付けた人間がいる。


 男を見捨て、十字架を担ぎ行動を始める。


「おい! 大丈夫か!?」


 男達の仲間がぞろぞろ集まってくる。私か男を確認すると剣や弓などを構え始めた。


 私は斧を拾い、それを武器として使う。


『…………――検知。人間に危害を加えた場合、例え防衛としても報告。――。――注意。遊戯者プレイヤー依頼遊戯数ゲームの減少の恐れがある為、この星の人間は殺してはならない。――。』


 報告しても返答はこない。次はどうだろうか?


「このやろう!」


 槍を持つ者が私に刃先を勢いをつけ刺してきた。私は頑丈な十字架で槍を受け止め、斧で相手の両腕を切り落とす。


 じわじわと滲んで、やがて切面から流れる血を見て、叫ぶ。


 叫ぶまでの瞬間に私は更に2人、片足と片腕を斬る。


 私のその行動に反抗をする者、逃げて出す者が増えてくる。


 目的地に向かって足を運び、邪魔をする者は殺さずに重傷させるだけ。検知表示の度に報告は瞬時にしているが返答はない。


 …………報告通信類に異常があるのだろうか? 落ち着いたら自分自身の身体を確認しなければならない。


 

 ――そして指導者リーダーと会った場面へと戻る。


 指導者と会うまでの間に遭遇した者達は20数人。ここまで暴れていれば遠くにいる者達も気づいてこちらに駆け付けて来ている。問題はないが手短に終わらせるつもりだ。


「やれ!!」


 指導者の声で私を囲む者共が一斉襲。


 十字架で数人振り払う。斧で急所にならない部位を斬り、刃腹で胸の骨や肩を折る。まだ反撃する者は気絶させた。


「うっそだろ…おい…。」


 剣を構えて自分1人で戦うと理解しているがすぐにも逃げたい気持ちだろう、後ずさりをしている指導者。


「お前は、あれか? 低くても魔人段位アスラクラスの剣士か兵士の奴か? やっぱり賞金稼ぎか?」


 指導者の質問を1言で否定。指導者の間合いに躊躇なく入り、斧先を相手の顔に向け質問した。


「ここの住んでいた人達はどこへ? ……嘘は分かります。」


「い、いや、知らないな。」


 指導者の武器を持つ手首を身体から別れさせる。指導者の一呼吸の刹那に。


 ボトッ、カラン、っと地面に落ちた音に気づき、それから斬られた手首を見ると彼は痛みが混ざった叫びを上げる。


「時間がありません。答えてください。」


 次に逃げられないよう、足の甲に刃物を入れる。


「がああああああ!!?」


 地に身体をくっつける様に転び、私に手の平を見せて振る。


「言う! 言うう!! 俺達のアジトだよ! 女と子供は4日後売られるからまだ監禁している! 本当だ!」


「……なら、場所を指で地面に書きなさい。」


 地面に描かれた地図を元に、衛生からの情報を重ねる。火事の当日に動物乗車で運ばれている様子、向かっている先の画像を見る。日中時間の画像で探すとそれらしいアジトの場所を発見。


「おまえ、強いからって余裕かましてれば俺のボスに犯されて殺されるぞ。」


 情報を得て、その場から去ろうとしていると指導者が発した。


「俺の頭は元竜段位ドラゴンクラスの魔法剣士だぜ。お前が本当に魔人段位なら分かるだろ?」


 激痛で苦しい顔をしているはずなのに、彼はニタニタと笑って私の返答を待っている。


「……仲間が来たら手当してもらう事を推奨します。」


 私はそう言い、斧を捨ててその場から離れる。彼はどんな表情をしていたかは知らないまま。





簡単な登場人物のおさらいとか。



主人公……アンドロイド 長髪と瞳の色が緑色が特徴的な機械人間。革製のズボンとジャケットとレオタード装備中。


小型船舶……主人公が宇宙から星内まで乗っていた乗物。今は十字架に変形中。主人公の充電器なったり手術できる設備になったりしているしできる。





女の子…… 右肩から右手までが無い片腕の女の子。髪は白色の短めの耳を隠せる程長さ。瞳は白く濁っている目。

下着もワンピースも全て白色を着衣。 丸い花の髪飾り。


女の子は今回出ておらず。





ここからネタバレじゃないけどネタバレだったらいやだなあっていうメモ↓

























主人公アンドロイドは 人を殺してはいけない 人に危害を加えてはいけない(ただし防衛をしなければならない場合は可能だが、報告する事) 製作者か関係者の命令は絶対 という指示を組み込まれている。


人を殺してはいけないのは、プレイヤーのクエストが減る可能性があるから。例えば今回の指導者を殺すと、第三者がこの指導者を殺してという依頼がなくなる。まずこれも理由。


今話の主人公はいくらどんな報告をしても返答ないから、自己防衛だし少し支障ある危害を与えれば返答あるかも、っていう考えで腕を斬ったりしてます。ここから徐々に……かも?


ちなみに重傷で何かしらのクエストの質が下がったり無くなる可能性もありますが、怪我をした者の治療クエストが生まれたり、薬の材料おつかいクエストが生まれたりなどなどの可能性があるので天秤状態という事で防衛時に限り、殺さなければ重傷まで許しています。




〇〇段位について 今分かってるのは 魔人段位 竜段位

これは冒険者とかのランクですね。


高(例えば勇者とか魔王クラス)

↑ ???

  竜

↑ ???

  魔人

↑ ???

低(例えば見習い)


 これから増えるはずなので主人公がどのくらい強いのかはまだ謎です。

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