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クローバー&ロイド   作者: パピドラ
冒険者編
19/22

報告書19つめ 話だけ。

はじめましたの方ははじめまして。


地味に待っていた方は嬉しいです。仕事ながら更新は遅くなりますがよろしくお願いいたします。



前話の前書きに冒険者の階級が載っております。




「ロイ姉さん。鉄鍵アイロンおめでとう。中級冒険者となってもすぐ上級冒険者昇級試験やるから有難みがないかもだけど。」


 下級冒険者となって2週間後の今日昇級した。組合ギルドからの帰り道。クローバーの強引で一緒に暮らしている。徒歩の帰宅途中で2回目の祝言をもらう。


 時間は太陽が沈んで暗くなり、この星を監視している衛星も含んだ空に点々と光輝いている刻。簡単な夜食の材料を買い終わり、商店通りを出て町道に入ろうした時だ。


「ロイド。」


 後ろから声を掛けられる。声の主は鎧装備をしているファルシだ。私との戦いで鎧を駄目にしてしまい、新しい装備をしていた。


「お前と話がしたい。」


「またロイ姉と手合わせしたいの? この前ので実力差分かってるでしょ!」


 ムッとした反抗的な対応のクローバー。実はクローバーとファルシは2年前程から何度か仲間チームとして依頼をこなしてきた知り合い同士。彼が特級冒険者となったのが悔しいのか、訓練所の件でシロタエギクの相手をしたまま置いてけぼりされて怒っているのか、事件後の2日3日はファルシの愚痴ばかりだった。ふつふつと溜まっているものがあるのか「大体ね、あなたは――」っと説教が始まってしまう。


「話だけだ。頼む。」


 クローバーを無視し、私だけ集中し訴えるファルシ。


「…わかった。来てくれ。」



 クローバーと私が住む貸家に連れ、中に入れて、鎧でも座れる椅子をおもてなし。クローバーは頬を膨らませてご機嫌が悪いような態度。本当に怒ってるわけではない。私の邪魔をしないよう、台所で調理を始めていた。


「話とは?」


 私は身の回りが落ち着いてから質問する。


「……。あいつはお前の正体アンドロイドを知っているのか?」


私に顔を近づかせ小声で問われる。


「クローバー? 知っていない。」


「……この星の純粋脇役エヌピーシーか。わかった。」


 顔を引いて楽な姿勢となるファルシ。ゆっくり瞼を閉じ、ゆっくり開いてから言葉が出た。


「俺はお前達のような者と俺達のような人間を見分ける事ができる。お前達はこの星を管理する者であって、俺達を楽しませる者だ。……何故あの時、俺を勝たせなかった?」


「…手合わせの時か?」


 遊戯者プレイヤーを楽しませる為に花を持たせなければならない。私達アンドロイドが目立ってはいけない。何故あの時ファルシに恥をかかせたか私は答える。


「理由はどうあれ、私はドラゴン階級の人物を倒したという情報が認知されています。あなたに負ければあらゆる問題の支障が生じると思い、勝たせて頂きました。」


「あらゆるって何だ?」


「あらゆる事象です。」


「………………。あの時のお前は本気だったか?」


「いいえ。」


「即答か。…………俺はまだ弱いか…。」


 私は首を振って否定を表し、素直に口に出す。


「あなたは強いです。階級に合う任務クエストをこなしていけば能力上昇レベルアップします。ファルシ、あなたは経験値不足なだけです。いずれ私より強くなります。」


 私のをじっと見つめるファルシ。鼻からゆっくりと呼吸し、目をそらして浮いているゴミを払うかのように手を振った。


「まあいい。本題だ。これを見てくれ。」


 テーブルの上に何度も使っている汚れた地図紙が広げられた。


「ここに来てくれないか?」


 ファルシが目的地の地点を指す。


「何故?」


「お前に見せても良い物がある。…他の奴らには絶対言うな。言えばその機会を失うぞ。……お前なら大丈夫だ…………と確信しているから言っている。」


 ? 何かの罠か?


 少しの間、会話が止まる。繋いでくれたのはクローバーだった。


 地図紙の上に堂々と料理が乗った器を幾つも遠慮なく置いてゆく。義手を外して片腕だけの行動だが料理を運ぶのが速い。どかどかと汁物が地図に数滴こぼれてしまうがファルシは怒ってはいない。むしろ呆れたような顔である。


「ほら! ファルシさんも食べていって。」


「いや、俺は遠りょ――」


「折角作ったから、ね?」


 人間の生活としての食が始まる。私も料理それらを頂く。食べた物はナノマシンによって分解と化学反応をさせて可動燃料にする。ただし大型設備で手入れをしなければならない為、私は基本電気燃料で可動したいのだが。


 相変わらずクローバーはよく食べる。全体量の7割は口に入れている。ファルシは遠慮しているわけではなさそうだが落ち着いた食べ方をしていた。


「ロイ姉さんが行くなら、あたしも行くから。」


 突如クローバーが言う。盗み聞きしていたようだ。「駄目だ」とファルシが言い、クローバーは負けず訴える。


「あたしもその方向に用があるの。見せたくないギリギリの場所までで良いから。連れて行って。」


 ファルシが指した場所から現在地点までの一直線にある食器をクローバーが片づけて、ある場所を指した。その場所はクローバーが住んでいた村の場所だ。


 3年前、崩壊してしまった村はブルースターの指示や働きによって、元よりは規模が小さいが栄戻ってきたらしい。クローバー本人からは聞いていないが、稼いだお金の大半は村に寄付をしているとの事。誘拐された女性達は無事に暮らしていると報告されている。……クローバーと親友だった子もまだ村で暮らしているようだ。


「……クローバーを連れて行くのが条件だ。」


「ロイ姉さん! ありがとう。」


「おい、まだ決まってないぞ。」


「クローバーは約束を守る。私も守る。それを信じられないなら話は終わりだ。」


 私は目線を残り3匙程のスープにただ見つめるだけ。ファルシがしびれを切らして答え出してくれたのは完全に冷たくなってしまった後だった。





簡単な登場人物のおさらいとか。










主人公……アンドロイド。名前は『ロイド』 長髪で髪と瞳の色が緑色が特徴的な機械人間。


剣士用冒険者衣装と軽防具装備の姿。首に輪形の爆弾を掛け、階級の分かる鍵を結び付けている。


鉄鍵階級の中級冒険者 となる。
























小型船舶ポッド……名前は『シロタエギク』 元々主人公専用ポッドで機械でも生物でも医療行為が可能。また、ナノマシンの塊のような物なので変形自在。ブルースターの案により擬人化となる。両目と首を隠すように目立つ銀色髪の少女。……布生地目立つ旅人用の服装を着衣。大型リュックを背負い、両手に長方形武器箱を1つずつ持っている。




鍵階級は鉛鍵。 下級冒険者。






















女の子……名前は『クローバー』 右肩から右手までが無い片腕の女の子。白色の長い髪と白い瞳が特徴。少し大人へと成長した。防御力を捨てた白色を主張する衣服姿。指だけ露出した手袋をはめて、魔法を使用する時は指を鳴らす。


右手の義手を付け、革製布で巻いて首に吊るしています。




鍵階級は上級冒険者。鍵色は青銅。 
























ブルースター … アンドロイド(主人公の後継機) わかよたれそ つねならむ  の組織の一員でその町のギルドを操る最高責任者。水色の髪と瞳が特徴。主人公の後継機。主人公に対してやけにスキンシップが過剰。






















黄緑色の髪と瞳のアンドロイド……名前は『ポコロコ』たまに喋ると伸ばすクセがある。「だめー わたしはー」など。ブルースターと同じく、主人公の後継機で妹にあたる。






















ファルシ……青年の男性。鎧姿だが頭装備はしていない。武器は長短直刀の2刀流使い。遊戯者プレイヤーの可能性。




アンドロイドの事を知ってそう。→new 知っているようだ。




鍵階級は上銅鍵。 特級冒険者。






































ここからはネタバレじゃないけどネタバレだったらいやだなあっていうコメント↓





















このエピソードでファルシとの会話で敬語になる時の理由。→このエピソード以外でもファルシと会話を何度かしているのですが敬語はほぼ使いません。敬語になってしまうのは相手がゲーム的メタ発言した時などで敬語が使ってしまう場合が多いかもです。……どこかで敬語使ってたりしていたら単純に主人公がそう発言した可能性もあると思います……多分。




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