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クローバー&ロイド   作者: パピドラ
冒険者編
18/22

報告書18つめ 軽い一騒動。

はじめましての方ははじめまして。

いつも読んでいる方はいつもありがとうございます。


後書きに書こうとしましたが、一応この世界の冒険者の階級を記しておきます。この本文で多少出てきますので。まだ登場していない情報は消してます。




高 金鍵   ゴールド………… ×× 竜 ××  階級  

↑  銀鍵   シルバー………… ×× 魔人   階級  

↑  銅鍵   コッパー…………特級冒険者        

↑  青銅鍵  ブロンズ…………上級冒険者       

↑  鉄鍵   アイロン…………中級冒険者  ※これは記しときます。     

↑  鉛鍵   リード……………下級冒険者      

↑  木鍵   ツリー……………見習い      






 任務クエスト無事完了クリア


 洞窟ダンジョン外で待機している組合ギルドの動物乗車に乗り、5日間分の時間を帰路に使った。


 それまでずっと沈黙無口化していたファルシだが、町に着き、ギルドの会議室に集まっている中、一騒動が起きる。


「あんたとあんた。そしてお前は…任せる。……別の部屋で話したい。」


 クエストクリア報酬と昇級結果中、突如ファルシが私含め指名し別部屋に移動となる。会議室には他冒険者達やクローバーもいるのだが、ポコロコと任意同行できるシロタエギクが指名されたので、シロタエギクはクローバーに任せて別部屋へ。


「どうかしましたか?」


 部屋に入り長椅子ソファに誘導し、珍しく営業的な言葉使いになるポコロコ。


「…………お話とは?」


「………………。」


 何か言おうと口を開きかけるファルシだが、一度肺が限界になるだけ空気を入れてゆっくりと吐き出し、会話に入る。


「あんた達は機械人間アンドロイドだって知っている。この星の目的もな。……俺の事も知っているのだろ?」


 私はただじっと見つめるだけ。答えないし答えられない。それをよく知るのはギルドを運営しているポコロコ達なのだから。


「答えられません。」


「……いつになったら魔王が現れる? 魔王討伐任務はいつになったらできる?」


「…お答えできません。…………後者としましては魔王討伐するには参加人数にもよりますが最低、銀鍵シルバー魔人アスラ階級が必要です。」


「…………。」


 ポコロコはまるで受付にいるアンドロイドと大差ない挙動化。普段面影いつものポコロコが無い。


「……青銅鍵ブロンズから銅鍵コッパーにようやく昇級したのは確かに嬉しい。…………昔は特級冒険者でも魔王に挑めたと聞いているが?」


 ファルシの発言通り。彼は上級冒険者から特級冒険者に昇級。蛇足だが私もシロタエギクも昇級し、木鍵ツリーから鉛鍵リードとなり下級冒険者となる。


「それはですねー……。」


 ? 忽然こつぜんと振る舞いがいつもの彼女ポコロコになる。……私もこうなる時があるのだろうか? そう一瞬考えている間に彼女は言い続ける。


「……単純にラインを上げただけでーす。昔はまだモンスターも魔物も今現在と比較すると弱かったので。」


 ブルースター曰く魔物1体倒すのに最低上級冒険者6人は必要と聞いた。100年前くらいは3人か4人と曖昧な発言をしてたが年々強化しているのは間違いないのだろう。今回の魔物は昇級用として運営が弱く設定するらしいが弱体化それができなかった。おかげで近年の冒険者が特級冒険者になるのは鬼門の道。………私が物理的弱体化にさせてたが、核を壊せなかったらファルシは不合格だったと知らされたのはついさっきだ。


「……今この世界に勇者はいるのか?」


「それはー、わかりませんよ。」


「勇者がいないと魔王は登場しないのか? アンドロイドさん。」


「お答えできません。」


「俺は魔王を倒したい。魔王はいつ作られる?」


「質問が分かりかねます。」


「魔王が出現したらすぐ依頼が発注されるか?」


「…脅威となる存在が明らかになりましたらクエストは発注されますよー。」


「今はないのか?」


「ないですよー。」


 外部メタ的発言でも冒険者ゲーム的発言でも、何かを探しているかのように真顔で質問責め続ける。1人2役をしているかのようなポコロコが1動き1止まりとガクガク大小ある震えが顔に出てきた。気絶ショートはしないとは思うが…。


「そこまでしていただけますか?」


 ドアが開くと同時に声が聞こえた。。ブルースターだ。お行儀良い姿勢のまま中に入り、ファルシと正面を向き合う。


「ファルシ様は過去の昇級試験よりもずっと強くなりました。また数々のクエストも9割以上達成しているので私達ギルドは高評価です。あなた様ならきっと銀鍵シルバーに。いえ、金鍵ゴールドの階級まで上がれますわ。」


「……金剛石鍵ダイヤモンドにはなれないって言ってるつもりか?」


「そうではありません。魔王は近い日に必ず現れます。それまでに階級を上げた方が良いと助言しているのです。」


 目の色が変わるファルシ。ブルースターに飛び掛かかる。私とポコロコは彼女の盾となり壁となり止めた。


「近い日っていつだ!?」


 彼の吐息がブルースターに掛かるくらいの声出し。身体もそれに反応するように彼女に近づこうとする。


「とある他ギルドから連絡は来ているだけなのでお答えはできません。しかし確信はしています。1年以内に明らかになると思いますわ。」


 ? 私にそんな情報はないのだが?


「……1年だな? 答えを言っているようなものだぞ? …………お前達アンドロイドは運営には忠実だから信じてやる。」


「…あなたの考えにお任せします。」


 身を引いて再びソファに腰を落とすファルシ。ポコロコと私は警戒のままブルースターをソファに座らせ、様子を伺う。


「俺は魔王を倒したい。覚えとけ。」


 ブルースターに人差し指を指す。「ご承知しました。」と返答すると、人差し指が私に振られる。


「そしてロイド、お前にも用がある。」


「…なんですか?」


「お前はドラゴン階級の賊を倒したんだよな? ……俺と戦ってくれ。」





 ――居場所が変わる。


 ブルースターは持ち場へ戻り、私はファルシとポコロコに戦闘訓練場へ連れられた。


 誰でも何時でも使用が許された施設は熱気に溢れ、闘争心剥き出しばかりの強者達つわものばかり。私達に気が付くと手や足を止めて目線だけが動く。


『ファルシが特級冒険者に上がったと報道しましたからねー。皆見てますよ。』


 ポコロコからの無意味な通信。知らないフリをした。


 3人が戦闘場中心で足を止め、ファルシがさっそく愛刀を握って構える。


「峰を使う。刃は向けないから良いだろ?」


「わかった。」


 私はそれだけ言い、途中用意した金属小手防具をはめる。


『そして姉さまの認識が広まりましたし、大注目ですねー。』


 また余計な一言を……。


 私達の模擬戦闘を見ようと邪魔にならない距離で人々が集まり壁ができる。私が構えるとポコロコが合図を送り、その後巻き込まれないよう人々の壁に紛れ逃げた。


 先行はファルシ。勢いを作って直刀を振る。右手の長刀と左手の短刀の不規則な攻撃。上手くいけば攻撃範囲を混乱させて当てる手法なのだろう。私はどちらにせよ格闘だ、相手の懐に潜り込んで攻撃をすれば良いだけだ。


 急所狙いでファルシの攻撃に怯むことなく攻め入る。それに負けずとファルシも徐々に速度を上げてゆく。カンッ! カカン! っと刀を受け止める小手の音に観戦者からは威力を感じ取れないだろう。腕に伝わる衝撃がとても重くて姿勢を崩されてばかりで意外にも立ち直りが難しい。


 やがてファルシは足払いをする為か腰を床に近づけるくらい下げ、両刀先を背中方向に向けると迫め入る。長直刀から横に振るので防御。足を守る為に上半身を倒し、腕が床を殴るようして攻撃を防ぐ。が、短直刀が次に襲って来る。空いている片腕で同じように防ぐ、だが蹴りが次に待っていた。一瞬の身動きができない私はそのまま回し蹴りを受けてしまう。


 刀と鎧の重量加算で素早く動くのは見事。そしてそれらを活かし攻撃力を上げるのも感服。


 …だから私も真似をする。


 蹴られたおかげで一時的ファルシとの距離間が生まれた。それを利用。床に足力を働かせ走る。ただ走るだけではない、ファルシを中心に円を描くよう外周。


 グルグルと走っては加速。邪魔と妨げをしてくるので床を壊してでも脚の反発力を上げ、観戦者を巻き込む覚悟で走り場を広くした。


 床や壁をいくつも壊した犠牲に完成した速度で、ファルシに突撃。ただ純粋な殴り込みだから、直刀の反撃カウンターが待ち構えていた。それでも私は拳を凶器に変えて進む。


 直刀2本に襲われるが拳1つで瞬く間に破壊。同時に腹部そのまま当てる。鎧が凹みファルシ自身が威力に耐えられず吹き飛び建物壁に強く大きく衝突してしまう。


 ……やりすぎてしまったようだ。




 

簡単な登場人物のおさらいとか。





主人公……アンドロイド。名前は『ロイド』 長髪で髪と瞳の色が緑色が特徴的な機械人間。


剣士用冒険者衣装と軽防具装備の姿。首に輪形の爆弾を掛け、階級の分かる鍵を結び付けている。


鍵階級は見習い冒険者。木の鍵。new→ 木の鍵から鉛鍵に昇格。 下級冒険者となる。











小型船舶ポッド……名前は『シロタエギク』 元々主人公専用ポッドで機械でも生物でも医療行為が可能。また、ナノマシンの塊のような物なので変形自在。ブルースターの案により擬人化となる。両目と首を隠すように目立つ銀色髪の少女。……布生地目立つ旅人用の服装を着衣。大型リュックを背負い、両手に長方形武器箱を1つずつ持っている。


鍵階級は見習い冒険者。木の鍵。new→ 木の鍵から鉛鍵に昇格。 下級冒険者となる。











女の子……名前は『クローバー』 右肩から右手までが無い片腕の女の子。白色の長い髪と白い瞳が特徴。少し大人へと成長した。防御力を捨てた白色を主張する衣服姿。指だけ露出した手袋をはめて、魔法を使用する時は指を鳴らす。

右手の義手を付け、革製布で巻いて首に吊るしています。


鍵階級は上級冒険者。鍵色は青銅。 












ブルースター … アンドロイド(主人公の後継機) わかよたれそ つねならむ  の組織の一員でその町のギルドを操る最高責任者。水色の髪と瞳が特徴。主人公の後継機。主人公に対してやけにスキンシップが過剰。











黄緑色の髪と瞳のアンドロイド……名前は『ポコロコ』たまに喋ると伸ばすクセがある。「だめー わたしはー」など。ブルースターと同じく、主人公の後継機で妹にあたる。











ファルシ……青年の男性。鎧姿だが頭装備はしていない。武器は長短直刀の2刀流使い。遊戯者プレイヤーの可能性。


アンドロイドの事を知ってそう。


鍵階級は上級冒険者。new→ 青銅鍵から銅鍵に昇格。 特級冒険者となる。



















ここからはネタバレじゃないけどネタバレだったらいやだなあっていうコメント↓


























17話で主人公が使用したハンマーの威力はハンマー自体威力を上げていた。科学技術的な現象で。ナイフも本文にはない切れ味と威力が増幅できる。




















道具で鉱石弱体化薬瓶ってなんやねん。→鉱石を溶かす薬品。しかし溶かしても周囲の鉱石を吸収しているので意味がなかった。もっと薬瓶の量があれば弱体化にはなっていたかもしれない。

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