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報告書11つめ 遊戯の状況。




「お待ちしておりました。御姉様。」


 厳重な扉の先は、この星の文明技術から遠い高度な設備ばかりとなっていた。10数人の機械人間達アンドロイドたちがモニターを監視監理し、誰かに指示や報告行為し、地図モニターで何かの確認チェックと調査をしていた。全員成人型女性だ。


 私に声を掛けてきた機械人間も女性型。水色の髪と瞳が特徴で、私よりも魅力と清楚感が高いという感想イメージ


「外観的にも損傷が酷いですね。こちらへどうぞ。」


 案内された部屋は人間が使うような事務的部屋。相互にソファがあり、目を合わせるようにお互い別々に腰を下ろして座る。


「改めまして。この町の組合ギルドを監視及び経営し、最高責任者を務めております。機械人間達わたくしたちの組織名は"わかよたれそ つねならむ“。代表、ブルースターです。よろしくお願い致します。御姉様。」


『それとも、通信こちらにしますか? 私が持っている情報データを受信すれば会話(時間)は要りませんよ?』


 ブルースターが通信でも私に問う。


「いや、回路系統の負荷ダメージが大きい上に判断力経路も処理が遅くなっている。このままで頼む。」


「承知しましたわ。御姉様。」


 穏やかに落ち着きある言葉使いになった気がする。


「案内してくれた子、すれ違った子達、あなた。皆、私の後継機ね。」


 手を合わせて嬉しい表情をするブルースター。


「はい。御姉様の分析通りですわ。開発者は違いますがベースは御姉様そのもの。とても光栄に存じます。」


 性格と体格や色素、骨格の材質は違えど構造が瓜二つ。製作者マスターは私の設計図を厳重にしていたはずだが……。


「御姉様が眠っている間いろいろありました。何からお聞きになりますか?」


 私は目を1度閉じ、ゆっくりと見開いて肝心な事を問う。


「宇宙監視船。監視衛星塔。中継機塔。一切連絡が来ない。原因は?」


「不明です。」


 一言だけの返答。…………と思いきや彼女ブルースターは一息後に唇をゆっくり滑らかに動かす。


「88年前から音信不通なのです。宇宙に戻りたくても許可もなければ迎えにも来てくれません。原因が不明なのです。」


「…………この星は遊戯ゲームとして起動しているのか?」


「はい。……音信不通の為、遊戯者プレイヤーが誰なのか、状況は分からないのですが起動中です。297年間現在まで運営しております。」


「……私は試作動作テストプレイの役割を1つも行っていない。」


「御姉様の代わりをした機械人間が2体あったと記録に。御姉様は不運な事に起動を何度か見送られていたともあります。」


 つまり、私は……。


「……不要か。」


 ソファから腰を上げて彼女に伝える。


「…私の廃棄しょぶんをお願いする。」


 役目を終えるか無くなれば存在価値はない。項目にもある。――――遊戯として問題が無いと決断した場合、廃棄手続きを行うか記録データ初期化を行う事、と。


「嫌です! 御姉様に対して処分そんな事できません!」


 ゆっくりと話す事とは真逆で瞬時に私の隣に身を寄せる行動を見せたブルースター。肩と脇腹に触れられると導くようにソファに戻される、ちからも強い。


「……どちらにせよ。私は人間を殺している、…ようだ。すまない、記憶がないのだ。だが表示に記載されているという事は事実。違反処分は免れない。」


 ……? 


 ブルースターは声を出す前に私の匂いを嗅いでるような仕草が写る。


「御姉様が発見できたのは、あの洞窟でですわ。監視モニターで洞窟の座標に機械人間の反応が突如察知。発見時から監視していますと行動が挙動不審でした。恐らく御姉様は暴走したと予想。」


「暴走か…。再起動時に自分の小型船舶ポッドで待機し充電していた。それしか考えられないか…。」


「ええ。相手が相手でしたから。幸いに、破壊ころされなくて良かったですわ。……コホン。えぇと…。あ、そうです、御姉様の痕跡を辿り調べました。調べていく内に御姉様だと判明し、洞窟クエストを中断、救助をしたく迎えに行かせたのですよ。」


「……拘束する。と洞窟の時に言われたが? 黄緑色髪の機械人間に。」


 触れられている手は一向に放そうとはしないブルースター。少し離れようとお尻を横に滑らせるようにとしたが彼女も同じ事をする。これも拘束だろうか。


「ポコロコですね。そう伝えましたし。暴走していても殺害行為は殺害行為。私達が責任を持って拘束するという報告は星内の関係者達、各衛星管理塔に伝送しております。」


「…そうか。」


「しかし、ですね……――。」


 一度、口を閉ざしすとポコロコに預けている女の子のように顔を私の横乳に埋める。……何がしたいのだ? このアンドロイドは?


 口元がフルフルと何かを我慢するように動き、少ししてキリッとした状態で会話を続けてくれる。


「監視塔及び管理塔は重大問題ひとごろしでも受信はありません。御姉様の後継機である私達は遠回しの弁明で保護を示唆をしている状況。他種機械人間達は私達こちらの判断に委任するという報告を受けてます。ですから事実上、私が御姉様の今後先を握っております。」


「………それで、結局私をどうするのだ?」


「なので!」


 人差し指をピンと立たせ、視線で硬直させるような顔つきになったブルースター。


「報告を受けるまで拘禁とします。」


 私はいつまでも触れている彼女を振りほどいて立ち上がり、モニター監視室に正面を向く。感情的になったのではなく、彼女の判断は正しいと思い活動しただけ。


「拘禁場所を案内してくれ。」


 私の動きを予測していたのかミリ秒単位で止めに入られた。


「お待ちください! 御姉様。最後まで聞いてください。……拘禁と発言しても、正確には修繕ですわ。」


 ブルースターの提案。…………初対時に愚人ぐじんではないとすぐ理解していたのだが。


 続けて彼女は喋る。


「暴走は私達にはもうない事故トラブルです。いくら御姉様が型落ちでも。だが実際暴走した。その原因を調査究明する為に御姉様を1度修繕します。」


「……その後は?」


「経過観察として遊戯内の協力をしてもらいますわ。……私は御姉様を処分したくありませんし、もっと御姉様とお話したいです。」


「穴がある、……私欲が混ざってる。あなたも処罰されるぞ。……拘禁しょぶんしてくれ。」


 私は腕でブルースターを払う。のだが、抵抗力が強くて負けてしまい、バランスを崩して倒れてしまった。


 ブルースターは私を抱き起こしてソファに座らせる。変わらず側に座りくっついてくる。


「しっかりと考えておりますから穴はありませんわ。…………生きたいという思いはありませんの?」


「………………。その思考まるで人間様だな。」


「長く稼働いきているとそうなりますよ…。」


「…………理解できない…。……だが…。」


「?」


カメラの殺害警告表示をどうにかしてくれ。後、身体を頼む。」


 ブルースターは喜んだ。どさくさに頬ずりをして同じ場所ほおにキスをされた。


「だが報告が来たらその通りに行動するからな。」


「はい。わかりました。」


 声は仕事のトーンなのだが、目は虚脱感の訴えをしていた。





簡単な登場人物のおさらいとか。



主人公……アンドロイド。名前は『ロイド』 長髪で髪と瞳の色が緑色が特徴的な機械人間。革製のズボンとジャケットとレオタード装備中。




小型船舶……主人公が宇宙から星内まで乗っていた乗物。今は十字架に変形中。主人公の充電器なったり手術できる設備もなり、主人公も人間生物も手術やメンテナンス可能。





女の子…… 右肩から右手までが無い片腕の女の子。髪は白色の短めの耳を隠せる程長さ。瞳は白く濁っている目。


下着もワンピースも全て白色を着衣。 丸い花の髪飾り。


今話出番無し。






ブルースター … アンドロイド(主人公の後継機) わかよたれそ つねならむ  の組織の一員でその町のギルドを操る最高責任者。





黄緑色の髪と瞳を持つアンドロイド……主人公を拘束という理由でギルドに連行する。たまに喋ると伸ばすクセがある。

new→名前は ポコロコ (主人公の後継機で妹にあたる)


今話出番無し




ここからはネタバレじゃないけどネタバレだったらやだなあというコメント↓

























エピソード9にて。赤髪の女の子をポッドで治療してますが、違反です。ちゃんと監視センターには報告してます。 内容としては、女の子が親友を失えば自害する可能性が出て電気を得られなくなるリスク有りとかなんとかで送信してます。


同じくエピソード9にて。 女の子がいじめられていた理由は、拉致されていた女性達が何故村を襲われたのか頭やら上層部の人間などから強姦されている時とかで聞かされています。絶望した顔を見ながら行為する賊もいたのでより怒りを込み上げていた方もいます。 赤い髪の子は性癖の酷い輩に薬漬けや首絞めからの〇〇〇などされ、助けて助けてと泣いている時に村の原因を聞き殺意が湧きました。

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