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非表示にしたら藻になっていた件

このお話はフィクションです。


1話目の最後のフリはもちろん回収されず今後もこの話は続くので安心(?)してほしい。


すごい勢いでいいねされて、普通にビビる。

後で知ったのだが、新規会員は見やすい位置に表示されるようで、そのおかげでいいねがたくさんもらえるようだった。


私にいいねをした見込みのある婿候補を眺めてみる。


え、普通に良さげの人ばかりなのだか??

マッチングアプリすごい!

私のテンションは爆上がった。


でも一気にマッチングすると返事をするのが大変とネットに書いてあったので、その教えを守り、数名とマッチングを開始した。

こうして私のマッチングアプリ初日は幕を閉じたのである。



そして、世のマッチングアプリ経験者と同じく


マッチングしたものの、一度も返事がない人

マッチングしたけど1〜2往復で終わった人


こういう人たちにも出会った。

ネットの先輩方によると、1人の相手に一喜一憂するとメンタルに良くないらしい。たしかにそうだ。


でも、相手に事情があるとわかっているが、返事しないならマッチングするなやという怒りの気持ちが出てくる。

このやりきれない気持ちをどう発散すべきか…

そう悩んでいたときに、いつの間にかある儀式を身につけた。それは、



"相手の幸福を祈りながら、海の藻屑箱(非表示設定)へ送る。"



大事なのは、相手のこれからの幸せを願いつつ、自分の不満を海へ解き放つことにある。

そう、私にとってあなたは広大な自然界の一部でしかない。元ある場所へ帰ってもらおう。

嗚呼、諸行無常の響きあり(多分違う)。



さて、ここからの話は世に出回っている婚活話に倣い、印象に残っている人々について話してみたいと思う。

もちろん、私の婚活の行方も。

「海の藻屑箱」というパワーワードを誰かと共有したくてこのお話を書き始めました。

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