表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

おばさんの傘

作者: まえとら
掲載日:2021/08/17

街を颯爽と歩くおばさんの傘はお洒落でした。白地にお花模様と異国の文字がデザインされていました。


雨が降ってきました。駅に向かう女学生さんの制服が濡れてしまいます。

おばさんはお気に入りのその傘を女学生さんに渡してあげました。

「どうぞ、お使いになって」

「でも」

「じゃあ。駅までご一緒に」

「ありがとうございます」

「どうぞ、お気になさらず」



おばさんは、ふと子供の頃の帰り道で、お地蔵さんに黄色の傘をさしてあげて赤い長靴で走って帰った事を思い出しました。


道端に黄色い傘が開いています。

その傘をひょいと持ち上げました。すると段ボールの中に仔猫が捨てられていました。おばさんは仔猫を拾って帰りました。


お気に入りの傘を乾かし。仔猫にさしてあった黄色い傘は駅の友愛の傘立てにさしておきました。



日向ぼっこしている仔猫を眺めながら、おばさんは紅茶を飲むのでした。


「ごめんあそばせ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ