表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不注意で、生まれ変わりました。  作者: 水無月ツクナ
第二章 選択した先に?
26/52

2-1 選択と買い物



 ぐっすりと眠って、早朝目が覚めた。

(夜、すぐに暗くなるし、やる事ないから早く寝て、早く起きる癖がついっちゃったんだよね・・・。)


 リュウとアクアはまだ眠っているが、ユーリは一人ベッドから下りて着替えを済ませた。


「・・・はぁ・・・。

 やっぱり、昨夜のあれは夢じゃないよね・・・。

 『鑑定』・・・。


 何度見ても、特殊スキルがあるんだよね・・・。

 戦神は元々あるって言ってたけど、女神の加護って・・・。

 ルージア神さまなんだろうな・・・。

 祝福って・・・。

 よく分かんないけど・・・今までの出会いから見て・・・これが祝福なんだろうな・・・。


 はぁ・・・。」


 ユーリはリュウとアクアを起こさないようにに一人事を言って、ため息は大きな声が出てしまった。

 その後、扉から小さくロック音が聞こえ、サムが声をかけた。


「ユーリさん。

 目を覚ましましたか?」


 ユーリは扉を開けてサムと挨拶をした。


 まだ、サラレイン家の人々も起きていないのでもう少し部屋にいてほしいとの事。

「分かりました。

 リュウとアクアもまだ寝てるので大人しくします。」


 ユーリは扉を閉じようとしたが、マヤがサムの代わりに入って来たのだった・・・。


(別に、一人で待てるし・・・。

 マヤさん、黙って扉の横に立ってるだけ・・・。

 話しかければ会話になるけどな・・・。


 その前に、これからどうするか考えないと・・・。


 この世界には魔人族はいる・・・けど、友好的な感じ・・・。

 フィルさんやディオンさんの話からすれば、世界情勢も不穏な動きないしな・・・。


 てか、そもそも魔王を退治したり、世界の平和なんか・・・。

 ・・・

・・・・・・


 死んでもやだ。

 まぁ、どうせ死んだら意味ないけど・・・。


 なんで、私が命をかけて守らないといけないの!

 そりゃ、地球にいた時は異世界ファンタジーのアニメや漫画が好きだったし、定番の主人公がチートで勇者とか、ハーレム・逆ハーレムモノとかあったし、面白かった!


 面白かったけど、なんで私がしないといけないの!


 ・・・。

 ・・・・・・。



 よし!逃げよう!

 世界の果てまで逃げに逃げてやろう!


 そうだ!神の加護も祝福も効果が薄れる場所まで逃げてやろう!



 ・・・と、その前にやる事はあるな・・・。)



 ユーリが紋々と考えている間にリュウとアクアが起きて来て、リュウがユーリの手を舐めたのでユーリは考えるのをひとまず止めてリュウの頭を撫でた。



 いつもと同じメンバーで朝食を食べていると、フィリウスはユーリに話しかけた。


「ユーリちゃん。

 今日も私たちは貴族の集まりとかがあるからすまないが、宿で待っていてくれないか?

 あぁ、今日もレオンがいるから何かあったら何でも言っていいよ。」


「という訳だ。

 ユーリ嬢ちゃん。

今日は二人でお留守番しような。」


「(今日もかっこかわいいレオンさんと一緒か・・・・・フフフ・・・・。)

 はい。レオンさんと二人でお留守番してます。」


「あ、レオンと二人じゃないよ。

 もちろん、サムとシンも一緒だ。

 サム、シン。ユーリちゃんの事を頼むね。」


「はい。分かりました。」


 サムはフィリウスに言われたので答え、シンは無言のままお辞儀をした。



「じゃぁ、私たちは行ってくるから。」


「はい。

 いってらっしゃ~い。」


 ユーリはサラレイン家の人々を笑顔で手を振り、見送った。



 そして、フィリウス達が乗った馬車が遠くに行って見えなくなった頃、隣にいるレオンを見た。


「レオンさん。

 私、行ってみたい所があるの?」


「お?

 どこだ?

 ユーリ嬢ちゃんの頼みならば、どこにでも連れて行くぞ?

 まぁ、王都内だけどな。」


「(ニヤリ)

 どこへでも?」


「おうとも!」


 ユーリはレオンを上目遣いで子供っぽい言い方で、レオンは嬉しそうに答えたのだった。


「で、ユーリ嬢ちゃん。

 どこに行きたいんだ?


「あのね、王都の冒険者ギルドにも少し顔を出してみたいの。」


「冒険者ギルド?

 依頼を受けるには王都の外に出ないと行けないから、そんな所に行ってもな・・・。」


「でも、ここは王都だよ?

 サラレイン領の冒険者ギルドとは違って大きいんじゃないの?

 色んなランクの依頼書もあるんじゃないの??」


「う・・・う~~~ん。

 まぁ、いいか。

 ユーリ嬢ちゃん。

 絶対に俺のそばから離れるんじゃないぞ?

 迷子になったり大変だし、皆が心配するからな!

 そして、依頼も絶対に受けない。

 守れるか?」


「うん!

(守れるけど、守るとは約束は出来ないけどね!)」



 その後、ユーリたちは簡単な準備をして宿から少し離れた冒険者ギルドに向かうのだった。


(フフフ・・・。

 ホントに冒険者ギルドを見るだけが目的じゃないんだけどな。


 今日も、レオンさんの手を握って歩くとは・・・肉球、最高!)



「ここが王都の冒険者ギルドだ。

 サラレイン領の冒険者ギルドとは規模が違うだろ?


 掲示板も見てるか?」


 レオンはユーリを抱き上げ、掲示板を見やすくなるようにした。


「ありがとう。レオンさん。

(・・・フフフ・・・

 おぉ・・・。

 王都だけあって、色んなランクの依頼書がある・・・。

 中でも、上位の依頼書が多いな・・・。


 報奨金は・・・こんなモンなのか・・・。)


 ユーリは一切顔に出さずに依頼書をジッと見た。


「ユーリさんはこんなにたくさんの依頼書を見るのは初めてですか?

 この王都のギルドでは各領の依頼書も来たりするので多種多様な依頼があったりするんです。

 中でも、完了が難しいとされる依頼や、数か月も討伐されない依頼書などが集まってきたりするんです。

 ・・・・・・・。」


 サムはユーリに分かりやすいようにギルド依頼書について語り始めた。

 そして、レオンはサムの前にユーリを下ろした。



 その瞬間、ユーリはレオンの手を引っ張り、外へと連れて行ったのだ。


「どこ行くんだ?ユーリ嬢ちゃん。」

「ユーリさん、まだ話は終わっていません。どこへ~。」

「・・・。」


 三人の男はまだ子供のユーリの後を追いかけた。


(確か、こっちの方にあったような・・・・

 あった!!)


 ユーリはお目当てのお店の前に立つと半ば強引にレオンを引っ張り、お店に入っていた。


「ユーリ嬢ちゃん・・・。

 ここって・・・・『武器屋』じゃないか?」


「うん。

 私、ちゃんと武器持ってないから、ずっと欲しかったの。

 あのね、レオンさん。

 私の武器って何か良いのかな?」


 ユーリは少し涙目になりつつ、レオンに上目遣いをしてお願いをした。


「ユーリ嬢ちゃんが使えそうな武器かぁ・・・。

 ロングソードはまだ長くて扱いにくいだろうし、ショートソードとナイフじゃないか?」


 レオンは品定めをしながら店内を回り、一ヶ所に留まった。

 そして、いくつかの武器を持ったりして確かめ、ショートソードを三本とナイフを何本か見繕ってくれた。


 そんな中、また店の扉が開いたのだが息を切らしながらサムと、無表情のシンが入って来たのだった。


「サム。

 何、息を切らしてるんだ。

 運動不足じゃないのか?」


「はぁはぁはぁ・・・。

 私はあまり王都や多くの人に慣れていたのです。

 レオンさまのように持て余している体力もありませ・・・ん。


 ふぅ・・・。

 て、何をしているんですか?レオンさま」


「何って見て分かんねぇのか?

 武器、選んでるんだよ。

 ユーリ嬢ちゃんが使えそうな武器を。


 ったく、これだから坊ちゃんは・・・。

 武器屋に来て武器以外、何を見ろと?」


「な、なんです。その飽きれ顔は・・・・。」


「サムさん。

 私、冒険者だよ?

 冒険者なら武器の一つも持ってないとおかしいと思うの!


 だから、旅慣れて強いレオンさんに選んで貰った方が良いと思うの!

 ね?」


 サムはユーリにせがまれて言葉にならない声を出して、諦めていた。



 そうして、ユーリはショートソードを一本とナイフを二本ほど見繕って買った。


 レオンはユーリに武器を買ったのだから防具も一緒に見に行こうと言ったが、サムに止められそのまま帰ったのだった。






申し訳ないですが、編集させて頂きました。

やっぱり、キリが悪い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ