1-5 また来たよ・・・。
獣人族の親子が帰った後、ユーリはどうしようかと考えた・・・。
(このまま、どこかに逃げて、別の村とか町に入っても良いし・・・。
てか、あの設定とか絶対、無理だよな・・・。
じいさんの従魔がここまで連れてきてくれたとか・・・。
考えながら話してから、変に間があったし・・・。
別の村で迷子になったとか言っても良いし・・・。
もう一回、設定とかちゃんと考えて再チャレンジとかでも良いし・・・)
でも、レオンさんはとっても良い人だったよな・・・。
見た目も声もカッコよかった・・・。
あれで信じてくれるとかだったらレオンさんが滞在しているとか言う村に行ってみても良いかな・・・?
ここからそう離れてないし・・・。
村まで一日で往復出来る距離だったし・・・。」
そう。レオンたちが滞在しているのは森を抜けてすぐの所で、その村から馬車で4日間ぐらいの距離にこの領主様が住む街があるという。
実は、レオンは領主様たちが住む屋敷に仕える剣士だそうだ。
領主様とは幼馴染で優しい人なので、息子を連れて近くの村までちょっとした親子水いらずの旅行に来ているそう・・・。
(確か、五日もすれば領主様の屋敷に戻るとか言ってたよな・・・。
それまで会わなければどうにかやり過ごせるかな・・・。
それとも、さっさと村とかに行って・・・そのまま冒険者になれば・・・何とかいけるか・・。
でも、さすがにじいさんが死んだとか・・・あり得ないよな・・・。
やっぱり、逃げようかな・・・?)
などと考えていたら、二日も経っていた・・・。
そろそろ、本当にどうしようか決めようとしていた昼頃に・・・。
「ユーリ~。
家にいるのか??
開けるぞ~~!」
レオンはわが家に帰るかのように小屋のドアを開いた。
そして、その後ろにはもう一人分の影が見えた。
・・・どうしようかな・・・。
明らかにあり得ない設定とかになっちゃった・・・。
これからどうしよう・・・。




