てめぇは俺がぶっ倒す!
てめぇは俺がぶっ倒す!
制作:Gift Of Memories
シナリオ:やんちゃ
とある普通の高校「桜峰高校」
気弱で優しい男の子「守」と正義感溢れる不良「刃」との出会い
波乱万丈な学園物語が始まる…
キャスト
七条守 (やんちゃ)
御剣刃 (そげぶ)
浅川美智子 (輝綾菜)
垣本圭太 (吉村厚樹)
佐竹祐二 (ミラクル)
江原雅 ()
七条守 (やんちゃ)
桜峰高校の三年生。ごく普通の生徒で目立たない優しい気弱な男の子
真面目だけど行動力が無い。友達の刃に助けられている
御剣刃 (そげぶ)
桜峰高校の三年生。守と同じクラスで高校一年の時から一緒
いわゆる不良。気が強く何でもやってこなす頼りある存在
不良のわりに正義感が強く、ちゃんとした心も持っている
浅川美智子 (輝綾菜)
守と刃の担任の先生。ちょっとキリっとしてて、生徒のことを思いやっている
特に問題児の刃には困りはてている、優しい先生
垣本圭太 (吉村厚樹)
丹波高校の三年生。不良のボス。刃とは中学が同じで一緒に悪さをしてきた
今や、族長と言える悪者。刃とは敵対関係になっている
笹竹祐二 (ミラクル)
丹波高校の二年生。圭太の子分的存在、不良に憧れ、圭太と共に行動する
江原雅 ()
刃の元カノ。あまりにも不良だったので振ってしまった
でもホントはまだ刃の事が好き。圭太とも友達で、半ば的立場な存在
第一話「てめぇのもんは俺のもん!」
(学校、体育館裏)
刃:お前、タバコとか吸わねぇの?
守:そんな、僕たち高校生だよ、タバコなんて駄目だよ
刃:お前、真面目すぎなんだっつーの!言いから一本吸ってみろ、結構良いもんだぜ
守:刃くん、また先生に見つかったら怒られるよ
刃:いいか、守、センコーなんてもんはぶっちぎってやったら良いんだよ
守:そんなこと言ったって、僕たちもう三年生だし、刃くん、この前も謹慎食らってるし
刃:守、なかなか痛いこと言うようになったじゃねぇか
守:いや、そういうつもりじゃ…
刃:大丈夫だって。見つからなかったら良い話なんだからよ、な?
美智子:こらっ!何してるの、あんたたち
刃:やべ、センコーだ、逃げるぞ、守!
守:だから、言ったんだってば!
(回想)
守:(怖い人だと思った。僕が刃くんに出会ったのは入学式の時、いきなり不良に絡まれてたところを助けてくれたんだ)
不良A:おい、お前、どこの中学だよ、俺たち、ちょっと金無くて困ってるんだ
不良B:ちょっとでいいから貸してくんねぇかなぁ?
守:僕、持ってないです、そんな、お小遣いだって今月は貰ってないし…
不良A:ホントか〜、じゃあ調べさせてもらうぜ…ぶはっ!(殴られる)
刃:何してんだ、てめぇら!弱いものいじめはいけねぇな
不良B:お、お前は御剣じゃねぇか
不良A:み、御剣って言ったら、あの有名な、くっ、逃げるぞ
刃:大丈夫か?入学そうそうめんどい奴らが居るみたいだな
守:あ、ありがとう。助かったよ、僕は七条守、よろしくね
刃:あぁ、俺、名前覚えるの苦手なんだ、別にそんなこと、どうでもいいぜ
守:そんな…
刃:あぁん?何か文句でもあんのか、コラ!
守:な、ないです
刃:ならいい。まぁ、一応礼儀として名乗っておく、御剣だ、御剣刃
守:(僕と刃くんとの出会い。まさかこんな僕が有名な不良と友達になるなんて思ってもなかったよ、ははは…^^;)
(学校)
刃:はぁ、はぁ、ここまで来れば大丈夫だろ
守:もう、刃くんってば、無茶苦茶なんだから
刃:仕方ねぇだろ、あんな不意打ちテロだぜ
守:危なかったね、でも、助かったみたいだよ、でも次の授業、あの担任だよ
刃:マジかよ…
(教室。授業)
美智子:はい、席についたわね、今日は、124ページからだったわね
あら?御剣くん、どうしたの?教科書出しなさい
刃:ねぇよ、んなもん!
美智子:あら?どうして無いのかしら?忘れちゃったの?
刃:めんどくせぇんだよ、知らねぇよ、うっせぇんだよ、サイババが!
美智子:何、その口の聞き方は!
守:先生、僕と一緒に見るから大丈夫です
美智子:七条くんは黙ってて
刃:守が見せてくれるってよ、さっさと始めろよ、センセー
美智子:後で職員室に来なさい、いいわね!
(職員室)
美智子:あなたね、最近酷いわよ、これ以上問題起こすと退学だらかね
さっきもあんな所で何してたの?
刃:何もしてねぇっつの。守と話してただけだよ
美智子:七条くんまで巻き込むのは辞めなさい
刃:そんなことしてねぇよ、うっせぇな
守:刃くん、ヤバイよ、丹波の奴らが来た、御剣出せって言ってるよ
刃:マジか、圭太、くそー、あの野郎が!(走っていく)
美智子:ちょっ、待ちなさい、七条くんも
守:ごめん、先生、今はそれどころじゃないんだ
刃:圭太、今度は俺と一騎打ちってワケか、終わらせてやるよ
(校庭)
圭太:やっと出てきたな、御剣刃、待ちくたびれたぞ
刃:平日の昼間何かに来るとはお前も、よほど不良な奴だな、学校はどうした?
圭太:学校?はっはっは、笑わせるな、俺の学校はゲーセンだぞ
刃:なるほど、今日もカツアゲ、暴力、そして桜峰に乗り込みってワケか
圭太:遊ぼうぜ、刃、今日こそは数年前の仮、返させてもらうからな
刃:仮ぃ?なんだったっけな?忘れちまったな
圭太:俺の貸したプレステ、勝手に売りやがって…しかも金までボッタクるとは…
刃:あぁ、そんなことか、あれ、金にならなかったぜ
圭太:あの恨み、今でも忘れんぞ!貴様、今ここでボコボコにしてやる!
刃:出来るもんならやってみろ、クソが!
守:刃くん!
刃:守、見てな、ホントの不良の強さってもんをよ
守:ここじゃヤバイよ、刃くん、ホントに退学になっちゃうよ!
刃:それでも守らなきゃいけねぇもんがあるんだよ!
守:そんなの分かんないよ、僕、刃くんが居なくなったらヤダよ
刃:守るべきもんは、プライドと、それとな…
圭太:いくぞ、オラッ!
刃:くっ、当たるか、んなもん、ホラッ!
圭太:見え見えなんだよ、お前の動きなんぞ。No1は俺だ!見せてやる、力の差を!
刃:No1ってもんはそんなもんなのか、オラっ!
圭太:お前だけは許さんぞ、刃、俺の、俺の大切な…
刃:黙れ! お前のモンは、俺のもんなんだよ!!
圭太:ぐはっ、この、ジャイアニズムがぁー!死にやがれ!
刃:ぐわっ
守:駄目だよ、刃くん、また先生が…
刃:くっ、仕方ねぇ、ここは俺も引いておくか、おい、圭太、勝負はお預けだ
圭太:逃げるのか?刃、お前らしくもない、そこまでヘタレだったとは…
刃:一時休戦しようと言ってるんだ、今度は殺すからな
圭太:お前に殺される理由なんてないんだがな
刃:気にいらねぇ、ただそれだけだ!
圭太:くっ、これだから脳無しのバカは困る。勝つのは俺だ、あばよ
守:刃くん、大丈夫?怪我はない?
刃:ちょっとかすっただけだ、心配ねぇ、あの野郎今度は絶対に!ん?どうした?守
守:あの女の子、こっち見てた
刃:あいつは…雅
守:雅って、その名前。刃くんの彼女?
刃:元カノってやつだ。あいつ、何でこんな時間にここに…
守:丹波だったよね?もしかして、圭太と何か関係があるんじゃ
刃:あの野郎、あの女にも手出しやがったってのか、マジ許さねぇぜ
守:もしかして、まだ好きなの?
刃:あぁん?なわけねぇだろ、あんなクソ女、死ねばいい。守、戻ろうか、昼飯の時間だ
守:うん。今日は何食べようか?
刃:俺はカレーが食いたい。爆カレーだ!はっはっは、ウメェぞ、お前もカレーにしろ
守:え?僕はどっちかと言えば、定食とかが良いんだけど
刃:うっせー、カレーで言いだろ、俺、腹減った! 俺、カレー食いたい!
守:それじゃあ食べたら良いよ、でも僕は…
刃:一緒だろ、守、お前もカレーにしろ、ほら、守もカレーが食いたくなってきただろ!
守(刃くんは僕の友達、そう、不良だけど強くてカッコよくて、僕の大好きな友達…)
※以下ボイスドラマ化していません(未発表)↓
第二話「お嬢様 転校生来たる!」
(学校、教室)
美智子:それじゃあ、転校生を紹介するわね
刃:おい、守、転校生だってよ、どんな奴なんだろうな
守:女の子って聞いたけど、可愛い子だったら良いよね
美智子:それじゃあ入って。柏木さん
玲奈:はい。みなさん、ごきげんよう。柏木玲奈と申します。
以前は留学しておりまして、先日帰国致しました。
仲良くして頂けると嬉しいです。よろしくお願いしますね
刃:マジ、お嬢様。雰囲気といい、あの金髪ロング。こんな学校によく来たよな
って、おい、守、聞いてんのかよ
守:か、可愛い…
刃:あぁん? お前見惚れてんのか。あぁいうのがタイプかよ
守:だって刃くん、ホント可愛いよ、どうしよ、緊張してきちゃった
刃:お前が緊張してどうする、何もねぇんだ、安心しろ
守:友達になれるかなぁ?
美智子:それじゃあ、柏木さんの席は、そうね、七条くんの隣が空いているわね
守:え、隣の席、うわわわ
刃:良かったな、守
守:えっ、ど、どうしよ
玲奈:お隣り、失礼致します
守:は、はい。ぼ、僕、七条守っていいます、よ、よろしく
玲奈:はい、よろしくお願い致しますわ
守:(可愛い女の子がやってきた。外国に住んでた、お嬢様でとっても可愛い女の子
僕は彼女に一目惚れしてたのかもしれない、まさかの恋フラグ、キター!)
(昼、廊下)
刃:昼飯、マジ美味かったな。この学園の飯は案外いけるぜ、な?
守:そうだね。刃くん、ご飯3杯は食べ過ぎだよ
刃:全然余裕
守:それにしても、あの転校生の女の子、可愛かったな〜
刃:そうか? 俺はあんまり興味ないぜ
守:えーっ、絶対可愛いって。あ、僕、ちょっとジュース買ってくる
刃:お、そうか、俺はちょっと便所行ってくるわ。俺のジュースも買っといてくれ
守:うん、何がいい?
刃:コーラに決まってんだろ
守:だよね〜
(自販機前)
守:あ、あの女の子。あの子もジュース買いに来てるのかな?
一人だよね。あ、どうしよ、何で緊張してるの、僕…
玲奈:あぁん!! 金入れたのに、出て来ないってどういうことだよ!!
マジウザイんだけどぉー! おい、コラ、あたしの金返せ!(自販機蹴る)
守:え? ちょ、あのお嬢様… 何このキャラ!! まさか、表面だけキャラとか?
マジでーーーー!! いやいやいや、僕の見間違いだよね、そうだよね、あはは^^;
玲奈:おぃ! そこの庶民
守:は、はいっ
玲奈:見たのか? あたしの姿を… 見たよな? 見たよね?
守:あ、あの、僕もジュース買おうかなぁ、えっと、刃くんコーラだっけ、、で…
玲奈:お前、何も見てないよな? 誰かに言いふらしたりしたら殺すぞマジで
守:は、はい。何も見てません、誰にも言いません
玲奈:よし、それでいい。にしても、何にも面白くないな
一応お嬢様ってキャラで通してきてるけど、めんどくせぇぜ
守:(何なの、この娘、不良? 何でこんなに可愛くて上品なお嬢様がこんなの…
嘘だ、おかしい。世の中間違ってる…)
玲奈:お前、七条とか言ったな?
守:は、はい
玲奈:とりあえず、そういうことだ。あたしは、お嬢様と、不良みたいなもの
守:自分で言ってる
(まだ未完です)