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貴方と私の記憶  作者: 凛音
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帰り道

喫茶店を出た私達は帰路に着いていた

昔と同じ

夏奈が私の前を歩いてそれに私が着いていく


「優はこの街にずっと居たの?」


「うん、そうだよ」


あの出来事があってから私はずっとこの街に住んでいた

私のせいで夏奈が街を離れてしまった事を考えるとこの街から離れる事は出来なかった


「私が引っ越してからもずっとだよね?」


……夏奈の言葉に胸がズキっとしながらなんとか頷く


「そっか。あれから何か変わった事とかあった?」


「……新しいお店が出来たりしたくらいかな」


「喫茶店とか小物屋さんとかも増えた?」


「うん。結構増えたかも」


「おぉ!そしたら、案内ついでに行かない?」


……これに私は頷いて良いのかな

私のせいで夏奈はこの街を離れる事になったのに(その)私が夏奈とまた仲良くなって良いのか

そんな考えが頭に浮かび断ろうとすると


「……あ、でもいきなりだと優の予定もあるし厳しいかな」


いやいや、なんで夏奈がそんな事言うのさ

本当なら直ぐにでも頷いて一緒に行きたいのに


「……私の予定は全然大丈夫だよ。でも夏奈は私で良いの?」


「私は優が良いの。というか寧ろ優じゃないと嫌かなって」


……そんな風に言われたら断れるわけないじゃない


「分かったよ。私で良ければ一緒に色々見て回ろうか」


「ありがと!やっぱり優は優しいなぁ〜」


笑顔でそう言われ顔が熱くなる


私は顔の赤さを隠すようにそっぽを向くのであった

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