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貴方と私の記憶  作者: 凛音
3/7

私の悩み

あの子が転校してしまったのは私のせい

そう、ずっと私は自分を責めてきた

そんな事をしても、もう意味は無いと分かっているのに



……そういえばまだ自己紹介をしていなかったね

私の名前は佐々木優(ささきゆう)

何処にでもいる普通の女子高生

親は共働きでいつも1人

趣味も好きな事も特に無し


強いてあげるなら"あの子"と話したり遊んだりする事が好きだった

でもそれは、あの日……私のせいで終わってしまった


私の身勝手な好意で私自身の"大好きだったもの"を失ってしまった

……こういうのを自業自得って言うのかな


それから毎日、私はあの子の事を忘れようとした

……でも無理だった

忘れようとすればするほど鮮明になる

その都度、あの子が居なくなったのは自分のせいだと責めてきた

そんな日がずっと続き私は高校生になった

そして今に至る訳だ


今日は夏休みの最終日

蝉の鳴き声がこだまして耳に残る

明日から憂鬱な学校に行かなければならない

……嫌だな


そんな事を考えながら私は目を閉じた

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