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序章

この作品を何とか年内に終わらせようと思います。飽きない内に終わらせないと。

すいませんが文章も荒いので直したりもします、タイトルももしかしたら変えたりしていくかもしれません。

この作品は予定では15話ぐらいで終わるかそれよりも多くなるか少なくなるかは未定ですがそんなに話は増えないと思います。

この作品を最後まで見て泣いてくれた人がいてくれたらいいな、なんてね。

 彼女との出会いは何だったんだろう。

 必然だったのか偶然なのか、僕にはわからない。

 言えることは、これは彼女と僕の歩んできた道で一時の一番になるためだけのそんな物語だったのだろう……。





 8月の終わりの方の下旬、昼は暑かったが夜は心地の良い風が吹いていた。

 近くに置かれた路上ライブ禁止のパネル。隣にはミニアンプが置かれている。周りにはちらほら人の気配がする。

 自分の手にはベースがあり、弾きながら声を発している。

 何人かは聞き入っていたり、歩いている人はたまに立ち止まってお金を投げ入れていく。

 今僕が歌っている曲は孤独の曲である。

 別に自分が孤独で寂しいとか、孤高を気取ってる自分かっこいいとかでもない。

 ただこの時間はそういう気持ちにさせる何かがあるのだと思う。

 演奏が終わって礼をすると拍手が浴びせられる。それで何人かに励まされたりする。

 集まっていた人が次々帰っていくので自分も今日入ったお金を数えだす。

 お金を数えているとかなり大きく手を叩く音が聞こえてそちらを見る。

「君の音楽に私は惚れたよ!」

 そんなことを大声で叫ぶ彼女を何人かこちらを見てそのまま通り過ぎていく。

「君のあの素敵なベースの弾き方、サイコーにかっこよかったよ」

 僕はそんな彼女の言葉を無視しながら今日得られたお金を数え続ける。

 そんなことはお構いなしみたいな彼女は僕の肩をつかみ無理やり目と目を合わさせる。

「君を私のバンドのベース君に任命したい」

「バカバカしい、そういうのは目指していないよ。他をあたってくれ」

 僕はそう言って肩の手を振り払ってお金を数える。

「目指してる目指してないなんて関係ないよ。それにそんなお金よりもっといっぱいお金が入ってくるよきっと」

 僕は彼女の言葉を聞いてなんて強情な女なんだという感想しか出ない。

「もし、君のバンドに僕が入ったとしてこれよりお金が入るとは限ら……」

 僕は目を疑った。

 急に歌いだしたことにも驚いたが、彼女の歌声は別格だと、周りの歩いている人が全員立ち止まっているんじゃないかというほどに彼女に目線が注がれているのが分かった。

「どう、これで少しは入ってくれる気になった」

 僕はもう彼女の声は聞こえなくなっていた。僕の目には彼女の後ろに黄金の輝きが発しているようにしか見えなかったからである。

「やるよ。君のバンドに入るよ」

「うれしいよ、じゃあこれからよろしくねベース君」

 そう言って僕に手を指す述べてくる。



☆☆☆☆



 彼女のバンドを引き受けて帰路に立っているが、なぜか彼女は方向が同じらしくさっきから一方的に話してきている。

「それにしても君はさっきから私の話をちゃんと聞いてるのかな」

 さっきからの適当な返事を僕は返し続ける。

「なら君の学校はどこ? 」

 それにも適当に返事をしてしまい、彼女は僕の前に数歩早歩きで行き、僕の前に立つ。

「ちゃんと私の話を聞いてよベースくん。学校はどこ?私の学校はN高校だよ。君は」

 これに対して同じ学校かよっと思いながらバンド活動以外でこんなうるさい奴とは関わりたくなかった。

「言えないな。それも立派な個人情報に入るからね」

 その言葉に彼女は頬を膨らませて拗ねたように言った。

「私は君に言ったのに君は教えてくれないの」

「それは君が勝手に行っただけで僕は興味なかったね」

 僕はベースケースを掛け直しながら歩きだす。

 彼女はまあいいやって感じでまた話し始める。何だかここから適当な返事をするのは悪手と思ったため、彼女の言葉に耳を傾ける事にした。

 彼女の話は今のバンド活動の事を中心に話していて、ちゃんと聞いているのかの確認なのか適当に返事すると面倒になりそうな質問をたまに放り込んできていた。

 分かれ道になり僕は左、彼女は右である。

「そうだ、連絡先を交換しとこようよ」

 別に断る理由もないので交換をする。

 交換も終わったので他に用がないので僕は足早に左の通路に進んでいくとスマホが鳴る。見てみると彼女からメールで後ろを見てと書いてあって、なんだ脅かす気かと身構えながら後ろを向く。

 彼女は満面の笑顔でこっちに手を振りながらまたねと言って走っていく。




☆☆☆☆☆



 彼女から分かれて十分ほど歩いて家に着くことができた。

 帰って来て早々僕は布団に顔面から倒れ埋もれて歓喜する。

「金のなる木が自分に相手から寄ってきた」

 自分自身の心からの声が漏れ出てしまほどに浮かれていた。

 そこにスマホからのバイブ音が鳴る。

 帰りに連作先を交換したので彼女からと思いスマホを覗くと、明日の日時と集合場所が元気な文章で送られてきていた。

 それに対して僕は簡素な文章を送り、風呂に入り眠りについた。




☆☆☆☆☆



 起きたのは午前十時夏休みとはいえ、こんな生活を続けてたら学校が始まったら起きれないんじゃないか。なんて心配をしながら体を起こし、リビングに行くと食事が置かれていた。

「夏休み中だから朝はいいって言ったのに」

 そう言いながら食事に感謝と親には僕のために働きに出ていることに敬礼をしておく。

 味噌汁とごはんをレンジで温め直しテレビをつけ飯を食べる。

 家の中にはテレビのどうでもいい内容のニュースが流れているだけだ。

 どうやら妹は走りに行ったか、友達のところに行っているらしい。

 そんなことを考えながら今日は何をするか。頭の中で整理していく。

 取り合えず、集合時間は午後三時なのでそれまであと五時間ぐらいである。

 寝てもいいが寝たら五時間ずっと寝そうで待ち合わせに間に合いそうにない、なので他の事でつぶすことにする。

 考えた結果ちょうど残り少ない課題があったのでそれを終わらすことに決め、ご飯を食べ終わり流し台に置く。

 課題を取り組んでいるとメールがくる。

 彼女からだった。メールはちゃんと起きてるのか改めて集合場所と日時が書いてあった。

 まず起きてなかったら見てないだろと思いながら、起きてるとだけ返信をしておく。



☆☆☆☆☆



 課題も終わり時間を見ると三十分前であった。お腹は空いているが集合場所がファミレスなのでそこで食えばいいと思い、スマホと財布を入れた鞄を持って家を出る。

 ベースを持っていこうかと思ったが昼間は目立つので置いていくことにした。

 電車で二駅行ったところのファミレスなので来た時にはちょうどいい時間だった。

 着いた、とだけ送るともう中にいるから入ってきてとすぐに返信がくる。

 中に入ると店員に何名様ですかと聞かれるの中で人が待ってますといいそこで手を振っているところですと言って通してもらう。

 彼女のいる席に着くと座っているのは彼女を合わして三人。

 彼女の隣に座っているのが気の強そうな女性で、これから僕が座る席の隣になる人はちょっと怖い顔の若い男性である。

 ちょっとすごく嫌なんだけどと思いながら顔には出さずあまり見ないように僕は席に着く。

「よし!みんな集まったこと出し、今から今日のライブに向けてのミーティングを始めよっか」

 そんな元気な彼女の言葉のさなかさっきからめっちゃこっちを睨んでるんですけど、ちゃんと説明したのと思いながら彼女のほうを向く。

 されど彼女はニコニコしているだけである。



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