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春風軌跡Ⅵ~Convenience store bytes~  作者: erudo
第三章:コンビニエンスストアのアルバイト
12/22

年賀状騒動・辞めるきっかけ

春の時期手前になると、昼勤務の14時の便で商品入荷される際に年賀状が来るのである。

この時に年賀状納品用の袋があった。透明の袋で赤い文字で年賀状と記入されている。


自分は12月25日の日曜日の昼勤務に入っていた。

その袋を渡されたのだが、お客の対応もあるため、目視で上の部分(赤い文字)だけ見て年賀状無しと確認した。

他にもここから年賀状の注文書がある場合、年賀状納品用の袋に入れて配送ドライバーに渡す。

それでも不安なので、商品配送のドライバーに袋を見せて年賀状が無い事をドライバーに確認した。

和馬「すいません、この中に年賀状はありませんよね?」

高原「はい、ありません。」

和馬「分かりました。今日は年賀状の注文は1件です。

   お疲れ様です。」

と言った。ドライバーは帰った。

これで大丈夫だと判断した。


その夜、あるお客が今日年賀状届く予定なのに無いと先輩の加山さんから連絡があった。

自分は今日の昼のことを報告した。加山さんは了解といって切った。



12月26日は休日だった。だが午後2時頃にパートリーダー的存在の塩山さんから電話があった。

昨日の年賀状の1件だった。

和馬「ああ、昨日の件ですね。昨日、加山さんからも連絡がありましたね。」

塩山「実は昨日の昼に須賀崎君が送り返しちゃったんだよ。

   カメラから確認すると年賀状らしき紙切れが入っているんだよ。」

正直、言っている意味が解らなかった。

和馬「え?ただの紙切れの間違いじゃないですか?」

紙切れというのはあの時の注文書だと思っていた。

塩山「まあ、そういうわけだからお客さんに事情説明して謝ってほしいんだよ。」

和馬「正直、訳が分からないので今からバイト先まで行きますね。」

そういって、俺はバイト先に行った。朝起きるの遅いので、遅いお昼を食べるつもりだったが

緊急の要件で後になって更に事態が悪化したら大変なのでお昼無しで。


バイト先に着いて、監視カメラを見た。

実際は1件あった。年賀状納品用袋の赤い文字より更に下の方に...入っていた。

それが原因でその1件を送り返す形となった。

ただ、これは本来ドライバーが気づく、または入っていると報告するのが普通だと思っていた。

袋を渡した後でも、普通は確認したりおかしいと思うはずである。

自分の確認方法が目視だけというのも甘かったかもしれないが。


その後、お客様、小山さんと電話でやり取りした。

事情を説明した。次に届くのが3日後だということも。

小山「かなり過ぎた日に貰っても困るが、自分も注文する時期も遅かったからな...」

だが自分はお客さん、小山さんの注文する時期が遅いとお言っていたが、そんなことは関係無い。

こちらの不手際で迷惑をかけたのだから、何とか良い方法を探した。


・郵送で送ってもらう

 →しかし、その年賀状を保管しているプリントセンターが無理だと拒否した。

・次の便が来るまで待つ。

 →年賀状が来るのが3日後、つまり12月29日に届く。

  だが、それでは元旦に小山さんが親戚、友達などに年賀状を届けることができない。

・その年賀状がある場所まで取りに行く

 →プリントセンターの場所は電車、バスを利用すれば1時間で行ける距離だった。

  費用が掛かるがお客さんに迷惑を掛けるよりは良い。


自分は年賀状に送り返された場所、プリントセンターまで行き、その送り返された年賀状を取りに行った。

だが、その最中、バイト先の店の最寄り駅の階段で転んだ。

左腕の肘間接を痛めた。途中まで腕を下げようと思っても下げれない。

それは年賀状を渡した後の帰りに整形外科に寄って治してもらった。


店に戻って小山さんに年賀状を渡した。その年賀状は結婚式で撮った写真だった。

この人にはこれから夫婦苦楽を共にして頑張ろうとスタートを取るというのに申し訳ないと思った。




1週間後、そのドライバー、高山に軽く事情を説明して

今度からそういう納品も気を付けてと注意した。

高山は自分達は袋渡すだけが仕事なのでと、ドライバーのいい加減さに怒りを覚えた。

袋に触れてはいけない、開けてはいけないのであればそれは

今になって言うんだと怒りに思った。そういうことは事前に、あの時に話さなかったのか....


その後は担当が替わった。

いつも渡してくれてる控えを見ると年賀状など納品したかのチェック項目がある。

こっちも確認の仕方が悪いこともあったのであまりとやかく言うのもあれだが

それをしていないからこういうことになったので、ドライバーに不信感を抱いた。



また、塩山も自分が年賀状を貰い、店に戻った時にはすでにいなかった。

後日、ちゃんと渡せたことを話すと、「あっ、良かったね。」とそれだけである。


自分も聞かなかったが、

・交通費は自腹なの?

・こんなことが起きないように対策とか立てないの?(注意書き置く、情報共有とか)

そういうのもないので、これで辞めてやろうと思った。



正直、やっている仕事に関してはやりがいを感じるからともかく、ほぼ給料目的だけでつまらない。

飲み会行くほどの交流もない上に、

弁償代、交通費、レジ点検で取られる場合もあるならバイト先変えようかと思った。

釣銭のマイナス5000円の件、くじの件もあるが、年賀状の一件でさすがに内心もう我慢の限界だった。


給料安いのにこのバイト糞だなという人もいる。

まあ、その本人は未成年者のせいで苦労かけているから無理もない。

それ以外はボーっと突っ立っている人間が大半いる。アイスカップの補充はしてほしいのに。



年賀状の一件は完全にブチ切れるレベルのため、

いつか辞めて別のコンビニ店舗に移りたかったと思うものであった。

6月末から始まる実習を期に辞めることにした。



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