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海を歌う愉快な黒板

ずっと

作者: 海之本

時の流れ

忘れさせる程

過ごす時間は

穏やかに

緩やかに


あなたさえいればと

思う心は

陽だまりの中



 何も

 誰も

 いらない



呪文のように

願いのように



時は

瞬く間に過ぎ

明日には

別れが

音も無く訪れる




 今宵は

 手を繋いで眠りましょう


 「世界が消えるとき

 共に

  尽きますように 」


 あなたの祈りが

 手のひらから伝わります



 

何も怖いものはない



穏やかに

緩やかに

時は流れ

あなたを眠りへ誘う



  目が覚めても

  どうぞ泣かないで



手の温もり

優しい香り

残された記憶


穏やかに

静かに

あなたを探す


 何も

 誰も

 いらないと


昼下がり

鳥は鳴き

そよ風

葉は揺れる


あなただけを

穏やかに

悲しく


何もない手のひら


残る香り

緩やかな陽射し

握りしめる



陽だまりが

微睡みが

あなたへ変貌した



  誰も

  何も



 あなたさえいてくれたら




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― 新着の感想 ―
[良い点] 想いの強さというか、寂しさの中に大切な人と一緒に過ごしたその光景の中にその大切な人を思い描く、どこか悲恋めいた悲しさが感じられた。 あるいは、親族や友人であるなら親愛、友愛なのかもしれない…
[一言] 心がぽかぽかしました。ありがとうございます。
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