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戦国好き達は英雄の代行を任されました  作者: ユートピア
尾張平定編
4/39

問題の浮上と信長(ニセモノ)の威厳

前話より少し書き方を変えています

詳しくは前話の前書きお願いします

「っ!!」息がつまった

少し咳き込んでしまう。数秒むせたがもち治す


「大丈夫ですか?というか優吾..ですよね?」


自信はある程度ありそうだが、まだ恐る恐るという感じで聞いてきた

今の僕の反応とこの場の空気で確信めいた物ははあるのだろう

だが、ここで決めつけないのがいつでも理性を欠かない西田太一という男の凄い所だ


ちなみに僕が太一だと判断した理由は..


「その丁寧語っぽいが距離を感じさせない喋り方やっぱりお前太一だな!」


剛輝も同じ考えだったみたいだ

そう、太一は現代でも仲のいい物には敬語とタメ語が混ざった喋り方をするのだ


初対面の人には、イケメンの営業スマイル的なものをを振りまいて全て敬語で対応していた


イケメン死ね。いや、死なないで欲しいけど

てか、転生した姿もイケメンとか爆ぜろ。爆ぜないで欲しいけど


「僕の事を知っててその喋り方!やっぱり君は剛輝か」


今まで探り探りだった前田利家の顔いや、太一の顔が明るくなった


「よかった!ここに来たのは僕だけじゃなかったんだね」


すぐに安堵の表情に変わる


「じゃあやっぱり、ここで正体の話のをするって事はここにるのは全員身内って事でいいのかな?」


「ああ、大丈夫だぜ。安心しろ太一」


ニカッと笑い剛輝が太一に返答する


「そうか。それで、やっぱり信長の中にいるのは優吾かい?」


こちらに顔を向け尋ねてきた


「ああ」

「やっぱりねw何かそういうオーラが出てるよ」


どういうオーラだよ...まぁでもそういう表現をしたくなるのはわかる。たまに俺もするし


「んで丹羽長秀?の中に入ってるのは..」


由紀の顔を見て、視線が下に下がる


「えっと、真彩ちゃん?」

「オイ、お前どこ見て今真彩だと判断した?」


由紀は突然ドスのきいた声を出した。(どこからその声でてんだよ...)


「え、由紀ちゃんの方?」

「え、って何だよ?の方って何?」

「いや、だってその現代とはだいぶ違うから」

「どこが違うの?顔?服?何?」


「え、も..もちろん。服と容姿だよ。現代でもかわいかったけどこっちに来てかわいい+妖艶さを纏ったね..うん。惚れてしまいそうだよ」


太一が由紀の地雷を踏み、正直情けない位に必死の弁明をする


(久々に見たなこんなタジタジの太一..)


いつもはのらりくらりと何でもそつなくこなす太一だが、今回ばかりは由紀の迫力に負けたのだろう


その光景をはたで見ているだけの僕ですら由紀はもう..アレなのだ

怒気を直接ぶつけられている太一は相当だろう


「ふーまぁいいでしょう。とりあえずそういう事にしといてあげる」

どうやら太一は許して貰えたようだ。今回太一の身は大丈夫は大丈夫らしい


正直助かった

由紀が本気で怒ると長い。これから行動方針を明確に考えるのに支障をきたすのは少々問題だ


太一の自分の失言を自分でうまくフォローできたみたいだ。ナイス太一


「この話は後でゆっくり..ね?」


大丈夫じゃなかった


まぁ事態が事態だと由紀もとりあえず矛先をしまったのだろう


(ドンマイ太一))


本気で同情していると剛輝と目が合った

一瞬のアイコンタクトだったが2人が思った事はいっしょだろう


((胸の事にツッこまなくてほんとによかった....))




「えっと..太一と合流できた事だし、さっきの話の続きをしようか」

「さっきの話の続き?」


太一が首をかしげる。

そこに由紀が丁寧にこれまでの話を聞かせる

さっきまでのアレは話し合いには影響なさそうだな。安心安心

そこまでじっくり話していたわけではないので数十秒で説明し終わる


「なるほどね」


これで太一も同じスタートラインで話し合いができるだろう


「んで?優吾さっきの話してた、2人..いや、もうあと一人だから真彩ちゃんが乗り移るであろう柴田勝家に合流するための問題ってなんだよ」


「それは...」


3人が固唾を飲んで話を聞く


「今真彩ちゃんもとい柴田勝家は敵方にいるんじゃないか?」

「「「え?」」」


みんな頭の上に?を浮かべる


「つまり、今は織田信長公が頭領になってまもない時期である、1556年の1月25日なんだよ」


「あ」と太一は気づいて様な声をあげる


「それが何か問題があるの?」由紀はまだ思い出していないようだ。それは剛輝も同じようでまだ疑問符を浮かべている


「問題大アリだよ」


太一が僕に変わり話し始める


「いいかい?優吾が言いたいのは、今は1556年の1月25日。

ということは織田家の頭領になったとは言え本当に信長伝説の始まったばかりの時期だと言える


織田家の中では大きな敵はもうあまりいない。だがまだ0というわけじゃない。まだ親族とのあの有名な戦いが残っている」


話を聞いていた由紀と剛輝が目を開ける


流石は戦国マニア。言われれば察せるのだろう


2人の様子に太一は気づいたのか


「2人とも気づいたみたいだね」

2人の出した答えの確認のために話を続ける太一


「そう、信長の弟であり織田信勝との戦いだ。そして柴田勝家は残念ながら敵方と言うことになる」


「やっぱりね...」


「言っていることはわかったけどよ。よく、歴史を思い出せば柴田勝家が完全な敵になるのは斎藤道三が死んで信長采配に疑問をもったからじゃなかったか?完全に信勝の側って事はないだろう」


剛輝にとっては当然の疑問を聞いてくる


「まだ、ただの足軽であった秀吉の耳には入ってないのは当たり前だから説明すると」


剛輝が真剣な眼差しで僕の話を聞いてくる


「信長やここにいる2人の家臣の記憶では、今柴田勝家は微妙な立場にいると記憶されているんだよ」


質問はなさそうなので続ける


「歴史の教科書には書かれていないが、完全に敵になっていないというだけで柴田勝家は今どちらかと言えば信勝側ということだ」


「マジかよ..」


剛輝が皆と同じ複雑な表情になる


よく考えたら道三の死は本物の信長にはどうすることもでいないのだ

道三が死ぬことを考慮して救援に迎えというのは少々酷だろう


つまりは、歴史の裏では信勝とのパイプはすでに持っていて信勝の側に寝返る口実ができるのを待っていたのかもしれない


これは未来を知っている僕らだからこそ推測できるのだが..


「しかも、柴田勝家の体は信勝のいる城の方にある」

「これはマズイよね..」


そう、太一の言う通り非常にマズイ状況である


真彩ちゃんが戦国時代にきていないなら何の問題はない..いや、あまり率先して殺し合いをするのはまだ抵抗があるが..


真彩ちゃんがこちらに来ていてるならば、なおさら柴田勝家と殺るのはだけは絶対に避けたい


知り合いと殺し合いをするなんてまっぴらだ。ましてや話の合う親友の一人と戦うなんて絶対に嫌だ


「この事についてはまず何よりも優先して考えるべきだと思うんだけどどうだろう」


「もちろん。異論はないよ」

「そうだな!友達と対峙するなんてそんなんおかしいからな」


「わたしも同意よ。あの子意外と寂しがり屋だし、早く合流してあげないと」


みんな意見は同じなようだ。こんな時に笑いがこみあげてくる


(やっぱり。この仲間たちは最高だ)


心の底からそう思ったが、今は笑ってる場合ではないか

心の底から笑うのはこの場所にみんなが集まってからだ

そう思い顔を引き締めて言葉を発しようとすると


「さて、それじゃあ会議?いや、軍議か。を始めよう」

「そうね。議題はまずどうやって柴田勝家の体に接触するか」


「それから、まずどうにかして真彩ちゃんが柴田勝家の代行をしているのか確かめる必要があるよな」


他3人が話を進める

「.....」


いや、軍議の内容は俺が話そうとおもってたのと一緒だし文句はないのだけども

僕から軍議の開始と内容は言うべき、いや、言わせてくれてもいいんじゃないだろうか


まぁこの流れは現代と同じでしっくりくるには来るが...


そんでもって僕に本家信長みたいな威厳なんて皆無だろうけども...


あの...一応僕が殿で織田信長なんですけど...



ということで5話でした

どうだったでしょうか。やっと次回今後の行動方針が決まりますw

ダラダラやってすいません。でも作者はこういうダラダラが好きなんですw

気に入らない方もいるかも知れませんが、作者が好きなんです。

2話の細かい設定うぜーーーと思った方もいらっしゃるかもしれませんが作者がああいうの好きなんですwどうか今後もこんな作品にお付き合いいただければ幸いです。合戦などの見せ場や心理戦などもしっかり書く所はしっかり書くので楽しみにしていてください(楽しみにしてくれるといいな...)

では、最後にここまで呼んで下さった方ありがとうとうございました。

次回も呼んでいただけると嬉しいです。では、また

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