表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国好き達は英雄の代行を任されました  作者: ユートピア
美濃攻略編
33/39

安堵をしても不安は積もる

「お兄様。今日の朝餉あさげは白米に大根とサトイモのお味噌汁、おかずには醤油で煮た大根とサトイモを用意させていただきました」


「うむ」


僕はお市が運んできた朝食の料理説明を聞き

返事を返した後、僕は箸を進め始めた


まずは白米を口に運び

やはり玄米とは違うモチモチとした触感に満足する


そしてすかさず味噌汁をすする

尾張だからなのか信長の好みなのか味噌が濃いような気がしなくもないが


白米を味噌汁で流し込む感じは現代での朝ごはんを思い出す

僕は「はぁ~」と気の抜けたため息を零した


そんな僕をお市はニコニコとした笑顔で見つめていた事に気づいた


「大変美味であるぞ」

「ふふ。それはようございました」


僕はそんなお市を見て口元を釣り上げてそう答えた


そういえば…

僕はもうお市と話していて言葉を選ぶという事をしなくなってるな


今だ由紀達を除く近臣達には言葉を重々み選んでいるし

他の者達にも同じ事


そして特に気を付けているのは明智光秀という可憐な女の子


あの子は僕の周りにいる人間でずば抜けて賢く

僕の周りで言えば太一と同じ位に頭が回る様に感じる


未来の知識がある分太一の方が総合的には上ではあるだろうが

実証は無いがこと、軍略や政治などに関してはもしかしたらがあるかもしれない


僕は醤油が染み込んで大根と里芋をホクホクしながら食べ勧め

ほどなくして朝食を食べ終えた僕を見てお市が食器などを下げ始めた


そして外へ出て行こうとしたのを見て僕は


「待ってもらえぬか?朝餉を食べ終わっているようだったら呼んできてもらいたいのだが」


「はい。かしこまりました」


その返事を聞いた僕は誰を呼んできてほしいのかという事を伝え

それを聞いたお市はまた了承の返事をした後今度こそ部屋を出た


「フーーッ」


僕は足音が聞こえなくなると気を抜き肩を下ろした


「がんばんないとなー」


僕は天井を見上げそう呟いた

そうこれからまた気をはらなければならない


先ほど呼んでくる様に頼んだみんながきたら





ほどなくして


僕がいた軍議室にみんなが集まり出した

集まったのは剛輝を除いた由紀と太一と真彩だ


剛輝は家が少々離れているためまだ城にすら来ていないためここにはいない


「朝早くに集まってくれてありがとう」


僕はまず集まったみんなにそう告げた


「話って何ですぅ?」


真彩は欠伸をしながら不思議にそうな顔で問うてきた


「うん。それは今からはなすけどちょっと心の準備をしてくれないかな」

「……なるほど。わかりました」


真彩は僕の雰囲気を察したのか神妙な顔をした


「優吾。剛輝はいいの?」


当然の事ながら昨日話し合った由紀。ついでに言うと太一も僕の話す事はわかっているのかそう言った


「うん。まず剛輝が来るまでに真彩に昨日の事話しておきたくてね」

「私にですか…」


「なるほどそれは大事だね。でもそれには…」

「うん…そう」


流石は太一と言った所か

これからの展開をある程度予測したのか僕に目を向けてきた


「真彩。聞きたい事があるんだ」


僕は緊張した面持ちで真彩に切り出すと

当の真彩もゴクリと唾を飲み込むのを僕の目に見ても確かにわかった


「真彩はさ…その…自分の過去というか…柴田勝家の過去とはどれくらい向き合えてる?」


僕は言葉を選んで末に質問をした


「大体は」


真彩はバツが悪そうに困った様な顔で答えた


でも、もう少し動揺するかと思ったんだけどな

もう少し具体的に言った方がいいかな


「その…さ。柴田勝家と言えば猛将として有名で、僕というか信長の記憶の中でも戦場で…さ?」


「はい。そうですね。初陣は14歳の時ですからそりゃ何度も」


ん?何か凄い違和感を感じる

僕が想像していたよりも坦々としゃべりすぎていると思う


そう思い始めた僕の疑問はすぐ解けた


「…優吾。真彩はすでに勝家の過去とは向き合ってるわよ」

「あ、なるほど。そういう事でしたか」


由紀が僕の顔を除きながら言った言葉に真彩が納得したような顔でそう言った


え、何?もう大丈夫だって事?


僕が少し動揺していると


「時期は真彩が各々の代行者の死の話をした日の2日前だったわ」

「…そうでしたね」


なるほど

そういう事か


「つまりあの話は勝家の過去を受け止めたはいいものの

次は過去ではなく未来の事が不安になってあの場で吐露したという事ね」


「うっ…お恥ずかしい限りです」


真彩はあの時の事を恥じているのか顔を赤らめた


何も恥ずかしがる事じゃないのに


「真彩。私に泣きついてきた時も相当ひどかったものね」

「由紀先輩!!」


と思ったが

過去の話をしていた時の話も含まれていたらしい


真彩と由紀はキャッキャッと言い合いをしている


どんなことがあったのか聞きたいが今はやめた方がいいだろう

真彩は平気そうだが、今軽く聞くような事じゃない


また今度。いく年を重ねて苦労した話をする時

酒のつまみにでも話せたらいいな


僕はそう思い2人を見ながらとりあえず第一関門だと思っていた事柄を終え安堵をした


途中からは話が変わり僕と太一も話に参加し時間が過ぎていった

ただ…太一はどこか生返事で話に参加していように見受けた


そしてしばらくして話が一段落した

すると


「あ、あのさ僕からも話があるんだゃけど」


太一は何故かつたない言葉で話し始めた

セリフは途中で噛まれており、太一にしては珍しくいきなりだったので

僕らは少々びっくりした


ただ真剣さは顔から伝わって来たので茶化すような事はしなかった


「言いにくいんだけどさ」

「うん」


僕は話を聞く準備は出来ていたのだが太一は一向に話しだそうとしなかった


「どうしたのよ太一」


由紀も気まずかったのかそう問いただした

まだ声を出してない真彩も僕を含めた3人の顔をランダムに見ている


そんな僕達を尻目にこちらに近づく足音が聞こえてきた

そして当然僕達は意図的に沈黙を作り出した


「失礼いたします。木下藤吉郎!参上つかまつりました」


空気の読めない奴が現れた


「入れ」


僕は少々ぶきらっぼうに部屋へはいる様に促した

促すと剛輝は部屋に入ってきて


「他には誰もいないようだな」

「という事は外に他の人もいないんだね」

「もちろん」


僕達は互いに他の者の存在がいない事を確認し合い

言葉を崩し始めた


「んで?話ってのは何なんだ?」


剛輝はこれから重い話になるとは露知らず

疑問を口にした。


だが…


「その話の前に太一の話は?」


もちろん剛輝の話も重要なのだが

下手すると同じかそれ以上の話の空気を太一から感じ取ったため僕はまず太一に声を聞いてみた


「いや…僕の話は後でいいかな?まだ僕の中で話がまとまってなくて」

「そう…わかった」


これは相当重い話なのだろうか

まつさんとの間に子供が生まれるとかという話ならいいのだが

そう上手い話ではないんだろうな

でも太一ならば、自分のタイミングで話してくれるだろう


ならば


「という事だから剛輝の話をしたいと思う」

「お、おう。何か照れるな」


いや、何で照れてんだよ

まぁ剛輝のとった態度とセリフはスルーして


「あのさ…剛輝はどれくらい自分のというか秀吉の過去の事と向き合ってるんだ?」

「は?」


僕はさっきと同じ質問を剛輝に問うた

今回の話はカットした裏話の話を出しました

真彩が過去と向き合う話ですがカットはしましたがちゃんと頭の中ではできています

またいつか掲載をしようとしていますが予定はありませんので気長に待っていてください

それではここまで読んでくださりありがとうございました

次話も読んでくださると幸いです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ