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戦国好き達は英雄の代行を任されました  作者: ユートピア
尾張平定編
3/39

戦国時代での第一声

(キャラ名)saidと書いている場所はそのキャラの目線で書いています

なのでそのように読んでください

基本は主人公の優吾君視点です


「これにて我が弟信勝の対処についての軍議を終了する」

「ハッ」丹羽長秀(本物)に続き「ハッ」と頭をたれる家来たち


その後、解散しようとしている家来たちに


「待て、長秀はここに」織田信長(本物)は威厳たっぷりの面持と言葉で長秀を呼び止める


「ハッ」声を聴き再び腰を下ろした

そして、腰を完全に下ろした所で


「軍議の結果、長秀はどう思った」


「そうでs..!?」長秀(本物)がそこまで言葉を紡いだ所で回りからみたら完全にヤバい人なくらい見事なエビ反りをした


エビ反りをしたのは長秀だけでなく信長もで、綺麗とも言えるエビ反りを完成させた時にはすでに2人はまったく別の人になっていた。


「うお!?」

「い、痛い!!」


後ろに転がる織田信長の体と背中を床に落とし胸にある大きな2つの山を揺らす


丹羽長秀


「え?何これ!?ここどこ?」動揺する丹羽長秀の体

「痛ったーーーーーーーー!!」痛さのあまり転げまわる織田信長の体


「チクショーどうなってんだよ」

「どうなってんのよ...」


そこで初めて顔を見合わせる両者


そしてさっきまで...かはわからないが見ていた夢を思い出す

「おいおい、嘘だろう!?」

「嘘..」


動揺する2人


そして正体に関する話をしたのは丹羽長秀の体の中の人だった


「....あなたは誰?」

「!?。俺は優吾だ!島優吾!!」


「嘘..私は島原由紀よ」

「マジかよ...」


信じられない顔の2人


由紀said


由紀は驚いていた


自分の友人の名を語る人物の顔と名前が全く違うのだ

由紀から見た優吾と名乗る人物は目つきはキリッとしていて口ひげがある。


だが、不潔な印象はなく現代であればイケメンと言えるのではないだろうか


(本当にあの優吾なの?)


優吾said

一方。優吾から見た由紀と名乗る人物はそれはもう美人であった。

整った顔に長くて綺麗な髪の毛。現代では派手な簪と言われるかもしれないがこうまで綺麗な容姿だとまったっく違和感はない


何よりも綺麗な容姿の下にそびえる二つのアレ...現代の由紀は貧乳(本人に言うと殺される)だったのもあり。驚きを隠せない


いくらなんでも変わりすぎである。しかしあの夢を2人は完全に思い出している。


そして優吾は本来の信長のこれまでの記憶をどうやら受け継いでいる様で、織田家の家臣”丹羽長秀”であることを認識しているのだ。


それは由紀も同じことで、目の前にいる人物は丹羽長秀の記憶の中の信長の顔と一致している


2人が互いの容姿を見つめ合っていると

ドタドタドタドタ


外がなにやら騒がしい


「止まらんか!!」

「離せよ!俺は優吾..じゃなかった。信長様に用があるんだよ!」

「おまえみたいな足軽が殿と1対1で話せるわけなかろう!」

「いいから!一度顔を合わさせろ!!」


そんな声が聞こえてくる


「あ、秀吉!」


こちらを向いて叫んでくる由紀と名乗る長秀

ドキッとするな..おい

などと間に考えを挟み優吾も思い出す


「あぁ!確かあの光の玉が行ってた!」


確か乗り移る名前の中に羽柴秀吉のながあった。

確かに秀吉は有名であり、英雄といってもいいだろう。

だが、元は農民で信長が尾張の頭領になった時点ではただの足軽なのだろう


優吾は立ち上がり、障子の戸を開ける


「えっと...何事だ!!」

「はっ!この者が殿に面会をすると聞かなくて」

「の..信長様!私めも光の玉を見たのです!!どうかおめどうりを」

「何を訳の分からん事を言っている」


(やっぱり..)まさかとは思ったがやはりそうらしい


「殿!この者をどうしましょう」

「話を聞こう..ではないか」


言葉が詰まってしまったが大丈夫だろう


「しかし!危険にございます」

「構わん」

「では、護衛の者を..」


「中に長秀がいる...それでいいだろう?」


慣れない喋りではあるがこれで大丈夫なのだろうか


今出てきた部屋を除くと長秀が...いや、あれは、もう由紀だ

由紀がうずくまり口を押えプルプルと背中を震わせていた


「で..でしたら。私は下がらせてもらいます」ペコリと頭を下げ立ち去ろうとする


「待て!この辺の人払いをたのむわ」

「?。かしこまりました」


「ぶふっ!!


と中の由紀が吹きだした


「で、ではごくろうであった」


記憶の中で一致した(確実とは言えない)木下藤吉郎という名の顔を見ると


(普通...じゃないな)口先がピクピクしている


「では」といい兵士は下がっていった


「えっと..藤吉郎君?中へ」

「は...は..い。失礼しま..す」


そういい俺の横を通る木下藤吉郎後に豊臣秀吉の容姿を持つ誰かは完全に笑っていやがった




今の現状を言おう

部屋の中に笑いの渦が巻き起こっている

その音源はサル顔の足軽装備の男と綺麗な着物を着た丹羽長秀という名の由紀である


「優吾w足軽相手に完全にどもってるしwwww」


綺麗な顔が台無しなくらい笑う由紀


「やっぱり優吾かwww」


足軽の分際で殿を笑う男


「この辺の人払い頼むわ(キリッ)」


藤吉郎を名乗る足軽は俺のマネをする


「や、やめてwwwww」

「殿が頼むわとかwww友達かよwww」

「はーお腹痛いww」


散々ないわれようの俺


(確かに自分でもどうかと思うが現代とは勝手が違う。これくらいはしかたないのではなかろうか)


そんな心の呟きは届くはずもなくなおも続ける2人


「あの優吾がこの顔に入ってて言葉を発してると考えるとなお笑えるwww」


僕どんな顔してんだろうめっちゃ気になる


「顔ならアンタもよwww」

「え?」


お?僕も攻撃側に回れるか?


「現代でもサル顔だったのにwもっとサル顔じゃないwww」


「ぶふっ」

俺は吹きだす


「え、俺どんな顔してんの!?」

「サルを思い浮かべて?..その顔よwww」

「嘘だろ!?なぁそうだよな?」

「さぁどうかな?ww」


言葉を返しながらこう思う


(あぁこの感じ)


由紀とあいつがバカ笑いしているこの感じ

半分以上そうだとは思っていたが、確信に変わった


由紀もそうだろう。由紀は他人の前ではあんなに笑わない

さっき兵士がいた時のように肩をプルプル震わせこらえようとするのだ


そんな楽しい空気を天然で作り出す。


その人物は一人しかいない




「まぁなんとなく気づいてる思うが俺は亀山剛輝な」

「私は島原由紀よ」

「僕が島優吾な」


「うし、全員俺の思った通りだな」


そう言うと皆笑顔になる


「自己紹介?確認?も済んだしそろそろ今の現状について話さないか」


優吾がそう言うと2人は顔を引き締め頷くのだった


「まず、ここはほぼ間違いなくここは僕たちが愛した戦国時代だよな?」


「ええ、そうでもないと説明がつかないわ」

「まぁ認めるしかないよな...」


そう、普通ではあり得ない事が起きているこの現状信じられないが過去に来て本当に代行として転生させられたとしか考えられないのだ


まず目の前にいる2人が嘘をついている可能性は確かにある。

だが、この2人はまちがいなく由紀と剛輝だ。


自分で言うのもなんだが僕は人見知りをする。

初対面の人にこんな親近感を抱くのはおかしい

顔は現代とは違ってもあのサークルでの楽しかった日々があったからこんな初めて見る顔の人でも心が通じるんだと思う...たぶん


ここが過去であるという2つ目の根拠それは俺の記憶の中には確かに信長の記憶があるのだ。


一気に情報が入ってきていてまだ整理できていないが


今の年は1556年の1月25日である

この記憶は誰でない優吾が保有している記憶なのである。ごまかしようがない


もちろん目の前の前の2人が丹羽長秀と木下藤吉郎であると確信できる


いや、秀吉に関してはただの足軽だったこともあるのか100%と言えないが間違いではないだろう


この2点からやはりここは戦国時代と認めるしかない


「2人とも考えはまとまった?」

「「ああ(ええ)」」


「ここは戦国時代なのだろう。という事はいつまでも動揺していられない」


2人が頷く


「なら今後どうするか考えるべきだろう」

「だよな、とりあえず真彩ちゃんと太一と合流しないか?」


「そうね。話し合いは全員集まってからよね」


同意見である。3人より5人の方がいい案も出るだろうし

1人だとなお動揺するだろう。早く合流して安心させてあげたい


「でもさ」

由紀が口を開く


「あの2人もここにきてるのかしら?」

「「?」」


「だから!ここに来る事になった理由はあの夢なわけでしょ。ということはここに来る事を拒否することもできたわけよ。」


なるほど由紀の言いたいことはわかった


「ほら、家族と離れるのが嫌だったとか...」

「あ」


由紀の言葉に剛輝は声を漏らした


「そうか..もう一生家族に会えないかもしれないのか」

「ええ..おそらく」


2人から暗いムードが生まれる


(これはマズイな)


優吾も確かに家族に会えないというのは少しは悲しいと思う


一応自分をある程度まで育ててくれたのだ


だが、優吾は両親とはもう長い間喋っていない。家にあまり帰ってこないのだ仕方ない


そのうえ長い間喧嘩中ということもあり、あの喧嘩以来まともに顔もあわせていない。仕送りはされているが、そのお金には手を付けず自分のバイト代で毎日食べていた


なので2人の親に会えなくて悲しいという感情は共有しにくい


(このまま話が進まなくなるのはマズイ。今は自分たちがどうするかお考えなければ)


考え、適切な言葉探し告る


「今日からはここで生きていかなければいけないんだからさ。今は今後の行動方針を考えないか」


2人が顔をあげる


「あるていど余裕ができれば未来に帰る方法を模索すればいい。だが今は5人そろう事を第一に考えよう」


「そう..だな。こんな事後でも考えられる」

「そうよね。ごめんなさい。まずはここで生きていかなくちゃならないものね」


2人の表情から一旦影が消える


「話を戻そうか。まず2人が来ているかだけど来てるんじゃないかな。

太一と真彩なら何を捨てでも戦国時代に来たいと思うはずだ。

ましてやあんな非現実的な夢で本当に戦国時代に来れるとは思わないだろう。

なら2人は最後の質問に高確率で”はい”と答えたのではと僕は思う」


それまで黙ってきいていた由紀が


「確かに..」


「まぁ2人がどうか知れないが現に俺はそう思って夢の中でくらいと思って”はい”と答えたわけだしな」


「私もよ」

「俺もだな」


「僕らはあの第2歴史探究会のメンバーだ。なら後2人のメンバーも同じ事を考えたと考えるべきだと思う」


「納得ね」

「ああ」


3人ともあの2人の歴史好きは知っている。言われてみて否定する材料がなかったのだろう


「まぁ本当に来ていなかった場合もあるがとりあえず2人が来ている、いないに関わらず2人が代行するはずの 柴田勝家 前田利家 とコンタクトを取るべきだと思うどうだろう」


会えば僕らの仲間だとわかる。それは由紀と剛輝で実証済みだ

恐らく2人も合えばピンとくる物があるかもしれない


この案に2人とも異論はなさそうなので話を続ける


「前田利家は問題ない。中に2人のどちらかが入っているならここに来るはずだ。だが1つ問題がある」


険しい顔を僕がすると


「「?」」と2人が反応する


言葉を発しようと思った時


「ドッドッドッ」走ってはいないが早歩きであろう足音がこちらへ向かってくる


3人は同じことを思っただろう


(((まさか)))


「信長様はいらっしゃいますでしょうか」

「ああ」


「前田利家でございます。ただいまお時間よろしいでしょうか」

「ああ。構わないとも」

「失礼します」


「ぶしつけながら質問よろしいでしょうか」

「か、構わんよ。いってみぃ」


「はっ!つかぬ事をお伺いいたしますが」


無意識にゴクリと生唾を飲む


「第二歴史探究会という名をご存知でしょうか...」


ビンゴ!!!!心の中で叫んだ

はい、ということで主人公達が英雄代行になりました8888

タイトルの言葉はアレでしたねw

さて、どうだったでしょう?合戦などのシリアスな展開もいいですがこういう日常っぽい会話も好きな作者なのでこんな第3話が出来上がったわけなのですが..

まぁいいやwとにかくタイムスリップ完了ですw

あと1人主要キャラが出てきていないですが織田っちが頭領になった時代行する1

人はアレなんですよね...まぁそのうち合流させます


問題点については歴史好きなら察しがつく人もいるかもしれませんね


 最後にご意見ご感想、そしてこんなストーリーを入れて欲しいなどがありましたら気軽にメッセどうぞ。ここまで読んでくださったかたありがとうございました。次回も読んでいただけるとうれしいです

では

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