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戦国好き達は英雄の代行を任されました  作者: ユートピア
美濃攻略編
26/39

運命を変えるには

「カッカッカッ。もう朝か」

「まさか、飲み明かすとは思わなかったな」


「誠によ。この年でまだ飲み明かす体力があろうとは儂もまだまだ捨てたもんじゃないのう」


僕達はあの後正徳寺の坊さんに(うたげ)がしたいと頼み込み

寺の離れにある見習い達が住まう場所を貸して貰えた


最初は嫌々だったものの

僕と道三が頭まで下げると偉い人が出てきて


僕達に「離れで良ければお貸ししましょう」と進言してくて今にいたる


「いやはやしかし、まさか寺の離れとはいえ酒が飲めるとはのう」


僧坊酒(そうぼうしゅ)という名だったか?」

「そうじゃ。まったくあの坊主共もやりおるわい」


戦国時代より前から

僧侶達がよく口にしていたというお酒


僧坊酒(そうぼうしゅ)


信長は酒を僧侶というコミュニティーだけで作り上げる自立性から

寺の僧侶達を警戒したという諸説があるが


あながち本当なのかもしない

やっぱり寺

特に有名な石山(大阪)本願寺には警戒しておこう


「さて、そろそろ眠くなってきたのう」

「ここで?」


「儂は構わんが。お主は危ういんじゃないか?」


「今我を襲って何の得になる?そなたこそ自分の身を案じた方が良いのでは?」


「フッ。そなたこそ折角同盟と言う名の配下になったというのに

こんな老いぼれを討って敵に回す事はないじゃろう」


「いや、こんな寒い所で寝て命を落とさぬかと思ってな」


「たわけ。そんなに弱っておらんわいw」


僕達は笑いあった

まるでお互い腹のおける友達…いや、この年の差なら孫と祖父の様に


「じゃあ一緒に」

「寝るとするかの」


2人の息の合った言葉を皮切りに僕は雑魚寝。道三は壁にもたれかかり


目を瞑り睡眠に入った


後ろで僕達の「じゃあいっしょに」「寝るかのう」

とちょうど言い合った後ろで


「ちょ!!真彩ちゃんこぼしてる!」

「ちょっと酒瓶を戻しなさい!」

「え?あ、すいません!」

「今拭くものもってきます!!」


と言う声が聞こえてきた

…真彩そういうのは止めてよ






「皆の者よく集まった」


今日は斎藤道三との対談してから3日

僕達は尾張の居城へと戻ってきていた


「これより美濃攻めの軍議を始める」


いつもの軍議室

目の前にはいつもの4人


しかし、軍議室には重苦しい空気が漂っている

理由は単純明快

それは


「質問いいですか?」

「...言ってみよ」


今までの軍議では上がっていなかった女の子の声


「このお部屋軍議の間ですよね?」

「ああ」

「何故軍議室と呼んでいるのですか?」

「...南蛮ではそう呼ばれているから我らもそれにならっているまでだ」


「そうなんですか!!光秀の無知をお許しください。これからも問いかけてもよろしいでしょうか?」

「かまわんよ」


そう

今ここには僕らサークルメンバーに加えて明智光秀がいた


どうしてこうなった...

いや、まぁここまでの経緯は簡単なんだけど

僕は道三との2日目の会話を思い返した



「信長殿。まず初めに儂の息子斎藤義龍ならびにその他関係者を打ち倒すのに儂には遠慮はいらんからの」


斎藤道三の顔からは真剣さが伝わってくる

できるならば息子を殺したくは無いが、自分の命が狙われるのなら致し方なし

もしくは、戦国の世なら仕方ないと思っているのか


何にしても僕はとりあえず信長として立ち回るだけだ


「無論そのつもりだ」

「流石は儂の見込んだ男じゃわい」


道三はため息を漏らした

このため息には何の意味があるのか


...わからないな。推測はたてられるけど真意がまったくわからない

僕には子供がいない

これが考え方の違いかなどと思っていると


「信長殿。してどうするつもりじゃ?」


道三は話の続きを促してきた

頭を切り替えよう

今考えなくてもいいことだろうしな


「我は今川との闘いに備えて兵を蓄えたい。そのためには美濃の平定が必要だ」

「ふむ。ならばやはり儂の愚息ぐそくを討つのが手っ取り早いな」


そうだ。それがいい

だが、本当にいいのだろうか?


いや、道三も構わないと言っていたし構わないのか

恐らく僕が今この考えをする事を考えてのさっきのセリフだったんだろう


僕は今日はもうその考えをしないでおこうと心に決め

道三との今後について語り合った


そして最後の最後のに道三は僕達の頭を悩まさせる事を言い放った


「儂に考えがあるんじゃが、お主の所に光秀を家臣として迎え入れてはもらえんか?」

「....」


僕は言葉に詰まった

嫌そうな顔をしない様にするので精一杯ですぐに返答には移れず

従順している僕に道三はなおも言葉を紡ぐ


「一つ目の理由はお主らの監視役じゃ。儂は慎重者でのぅ光秀を監視として儂を安心させてほしいのじゃ。

何。極秘の事を調べさせるつもりではないし、期限は美濃を平定するまでじゃ」


僕は隠したつもりだったが流石は道三

僕の表情を読み取ったのか道三は僕をさとす様な優しい口調で話している


「2つ目は、光秀は優秀な武将じゃ。気はきくし文武にも優れ、軍略も立案できる。おまけに礼儀もわきまえておるしのぅ。傍に置いといて損は無いであろう」


「ホントの事ですけど。いいすぎですよぅ道三様」


道三は光秀を家臣としたときの得を僕に伝えてくる

そして、となりで僕達の会話を聞いていた光秀も否定する気はないようだ


だが、そんな事ではない


「どうじゃ?お主にとっては得な申し出じゃと思うが」


問題はそこじゃないんだよ。道三さん


無論。理由は本能寺の変があるから

僕は今後ろにいる仲間達に相談できない


こんな事を今僕の独断できてもいいのかと言う事をずっと考えていた


僕としては、光秀を仲間に引き入れた方がいいと言う意見だが...

僕の葛藤も知らず...いや、恐らくは知っていて道三は光秀の良い所を説明してくる


クソ!

いくらなんでも考えすぎだ!


道三に不信に思われるわけにもいかないしここは


「では、とりあえず家臣に迎えるという事にしましょう」

「ふむ、とりあえずとは?」


僕はとりあえずの真意を話始めた


「期間は美濃を攻め落とすまで。そこまでは我の家臣として道三殿からの偵察としての任をまっとうしてもらう」


道三は僕の言葉に裏が無いか聞き耳を立てながら僕に耳を貸している


「そして美濃を攻め落としたのち本格的に家臣にするか検討するという事にしたい」

「なるほどのぅ」


道三は考えるそぶりを見せ


「あいわかった」


了承の返事をした


「光秀もそれでよいな?」

「はい、おおせのままに」


どうやら光秀も反対はしないようで話は進み

そのまま会談は進み解散となった


しかしまぁ明智光秀は斎藤道三つまり仕える主君がいなくなり

少し渡り歩いて信長の元に来たという説が現代濃厚だった


だが、未来はどうなるかわからないが僕らは道三を生かすという道


歴史の改変

という道を選んだ


ならば、明智光秀は道三の傍付きのままで良かったはずだ

だが、光秀は信長の所に来た


僕は一つの仮説を立てた

もしかすると歴史を変えても世界は辻褄を合わせようとするのではないか


この位の歴史の改変では意味をなさないのではないか


運命と言う物が本当にあるのならば



もっと徹底的に...



このような会談や思案を終えて、そして今に至るわけだった。

10日ぶりの投稿です

1週間7とか無理でしたごめんなさい

いやー無謀すぎましたね

ですが、それをしている人もいるわけで...ヤバ凄すぎマジ尊敬

まぁエタる事は無いと思うんで投稿されまで待っていて下さると嬉しいです

では、ここまで呼んでくださりありがとうございました

次話もよろしくお願いします


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