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戦国好き達は英雄の代行を任されました  作者: ユートピア
美濃攻略編
24/39

人は見かけによらない{中篇}

「光秀やこの申し出をどう思う?」


僕は面を食らっていた

警戒していた明智光秀がこんなに近くにずっといたなんて


まさか、明智光秀は女だったなんて


確かによく考えれば柴田勝家や丹羽長秀が女だった時点で、性転換している事は考慮すべきだったかもしれないが


考えがいたらなかった

これが変えられない事実だ


僕...と後ろの4人が固唾を飲んでいる横では光秀が初めて口を開いた


「はいです。私は良い案だと思います」

「ほう。理由は?」

「信長様とは初めて会いましたが何かこうグッと来るものを感じます

この方は敵に回しては行けないそんな気がします」


「なるほどのぅ。まぁ儂もこの者の頭首としての力量は評価しておるが」


「もう一つ理由を付けくわえさせて貰うとですね。

信長様は先日尾張を和睦という手段で平定されました

斎藤家も今は揉めている最中です。なので和睦を成功させた者ということで協力してもらうのも手かと」


「それは、我が家の問題じゃ。他国のものに手伝って貰う気はないよ」


何やら僕が口を挟まないでいると、妙な方向に話が転がってきた

目的を忘れて光秀について考え込んでしまっていたが


こんな事をするために道三に会いに来たわけじゃない

とりあえずは...


「失礼。お聞きしたいのですが何故道三様は同盟を拒まられるのですか?」


「うん?おう!すまんすまん。すっかり話し合いの夢中になってしまったわい」

「申し訳ありません」


道三が軽く謝りを入れるとそれに続いて光秀も頭下げて謝った

そして、道三は僕の質問に答えはじめた


「理由はのぅ。お主が優秀な男だからじゃ」


この返答は予測していなかった

逆に力不足と言われれば武を示せばいい

うつけだからと言われれば知恵を示せばいいが


優秀だから


この場合はどうすればいいのだろうか


僕は考えた

考え抜いた結果1つの答えを出した


でも、これでいいのか?

他の皆は僕に任せるとは言ってくれている

だけど....クソ!悩んでいても仕方ない言っちまえ!


「斎藤道三よ」

「フッ。とうとう呼び捨てか?」


「ああ。同盟の話は無しだ。貴様は我が軍門に下れ」


僕がそう言い放つと当の道三と光秀は目を見開いた

そしてすぐに、道三の表情は驚きから笑顔へと変化していった


「カッカッカッ。お主の中で何故そういう答えが出たのか聞きたいものじゃのう」


「我も最初は貴様と同盟するつもりだった。その方がお互い荒波をたてないと思ったからな」


「お主もはや名前すら呼ばなくなったか」


もちろん。道三から貴様に呼び変えたのはわざとなのわざわざ反応を返さず続ける


「我が欲しいのはこの美濃と貴様の配下のもの達だ。貴様のようなキレる器をなくすのは惜しいがいたしかたない

我との同盟を断るのであれば少々荒っぽい事もいたしかたないし」


ここで今まで練習してきた殺気や覇気といった類のものを表に出す

練習してきた甲斐があってか


(よしうまくいった)


僕の発した気迫に明智光秀も同じ様な気迫を向けてきた

どうやら僕の気迫出しは成功したようだ


僕達はこれを実際に出すのに相当な練習を積んだ

実際ある程度出せるようになるのになったのは僕と由紀だけ


僕は信長が出していた時のコツなんかを参考にして

もちろんそのコツを仲間たちにも伝えたが

当人の僕でもコツを参考にしても出すのに苦労したのに他のみんなからしたら

何を言っているのか意味不明だった事だろう


だが、由紀だけは何故か...いや、現代でも自然に出していたからか

他の誰より出し方を完璧に理解し今や完璧コントロールできるようになっていた


由紀マジ怖い


まぁ今はこんな事思っている場合じゃないんだけど

とりあえず僕の威圧が効いて良かったと安堵する。だが、ここからが本番だ


「まぁ待て待て光秀よ」

「しかし!」

「殺気を抑えろと言っている」


道三の言葉に光秀はビクッと肩を震わせる

道三が優しく..いや、声だけだ

表情は笑顔だがまったく笑っていない


自分でも矛盾しているのはわかっている

だが、これが一番しっくりくる


これが本当の威圧

僕や光秀の物とは比べ物にならない


それだけレベルが違うと自覚できる


ただ、由紀のと比べると...うん。一緒くらい?


あんまり遜色無い気が...


でもそのおかげでか鳥肌くらいで済んでいる

だから威圧にひるむという事はまったくない


それが伝わってか


「ほう。儂の威圧に信長どころか部下の何人かもひるんでいないとはのう。

若いのに肝がすわっておる。流石じゃのう」


僕は道三の言葉の途中の「部下の何人か」と言う所で反射的に後ろを向いた時

ひるんでいる様子では無かったのは


由紀、真彩、太一


てか、逆になんで剛輝目が泳いでんだよ

まぁ大方由紀に殺気を直接向けられていた時の事を思い出していたのかも知れない


「まったく。斎藤道三も落ちぶれたものじゃ。若造くらい一人残らずひるませられんとはな」


僕はほとんど間を開けられずに発せられた道三の言葉に返答を返した


「その程度の威圧にひるむ様な覚悟でここにおもむいてはいない」


「ホッホッ。いや~良い目をしておる。中々おらぬぞそのような目をその年でできる者は」


「そんな事はありませぬ」


「謙虚さを持ち合わせておるのも好印象じゃのう」


これは話がいい方向に進んでいるのか?

でも一応もうひと押ししとくか


「話は戻りますが我の話を聞いてもらえるか?」

「ああ、聞こうとも」


「我の見解では道三殿はもうすぐ死を迎えます」


「ほう?儂は至って健康じゃが?」

「ええ。やまいの類ではありませぬ。合戦においてでだ」


「ほう。儂が誰に負けると?武田か?上杉か?」


「なんとなくわかっているのでは?あなたの息子との合戦でです」

「.....」


道三は無言になった

初めて道三の顔に余裕がなくなったかも知れない


顔には出さない道三は流石だと思うが

この沈黙が雄弁に困惑を語っている


道三は10秒程の思考のうえに言葉を発した


「...何故儂が負けると思う」


「これは想像でしかないのだが、貴様は息子をにとどめをさす時に躊躇すると推測する」


これは僕の「島 優吾」の推測でしかない


道三の軍勢2千に対し道三の息子義龍は1万後半という戦力差だった


家臣に裏切られたや人質をとられた


など様々な推測がなされているが僕は



「これは我の推測でしかないのだが、貴様は息子に非情になり切れないのでは無いかと思う」


「...そのような事はない」


「だが、負ける」


「....」


僕は何故こう思うのか。サークルの皆にもこれはまだ話たことはない


信長の輝かしい覇道はどうの中の道しるべの一つ


美濃攻め


僕は信長好きとしてこの美濃攻めに一つの疑問を持った

それは


道三が息子に負けた敗因だ









まさかの中編

今回は長くなりました

しかも、前篇と中篇に間が空いたこともお詫びです

すんまんせんしたーー


後篇は明日くらいに出します。絶対出します

楽しみにしていただけるなら嬉しい限りですが...


では今回はこの辺で

ここまで読んで下さりありがとうございました

次話もよろしくお願いします

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