大切な人
次の日
「おはようございます。帰ってきました」
健汰「帰ってきたか美亜。どうだった?」
「思い出さないようにしたいのでそのお話は・・」
健汰「ごめんごめん・・・気をつけるよ」
「海さんは・・・・・?」
楓永「レッスン室で歌の練習してると思うよ?」
「そうですか・・・・・」
健汰「ケンカするのも大変だね、俺ケンカするとすぐに謝っちゃうんだ。」
楓永「健汰がケンカ強かったらびっくりするよ見かけによらずってなるからね」
「今日はCDイベントがあって、CDの中に入ってるサイン券を持ってる人にサインをするんです。」
専属スタイリスト「おじゃまするわ」
「真希さん・・・・?どうしてここに?」
マネージャー「今日のサイン会は中止だ。天候が悪くてな」
「中止・・・。じゃあ今日のお仕事は・・・」
マネージャー「OFF。」
「じゃあ、お食事でも行きませんか?おなかすいてません?」
真希「スタイリストのお仕事も今日はないからよし!今日はお酒なんか飲んじゃおうかな~美亜は?」
「わたしはいいです。社長が来いとおっしゃってて」
今日の朝8時ごろに一件のメールが入っていた。
その内容とは、
もう何回この題名で送ってきたのだろう・・
大事なお話。
いつも社長がこのメールを送ってくると
嬉しいお話ばっかり・・
「なので今日はお食事をしたらすぐに帰ります!」
そしてバスで30分
お店に着いた。
「お休み・・・・・・・・・」
マネージャー「残念だな・・・」
真希「大丈夫、大丈夫、今度行きましょう!」
「そうですね・・・・・・」
真希「落ち込まなくてもいいのよ!ほらほら!帰りましょう」
「・・・・はい・・・」
帰ってみると
玄関には赤いパンプスが1足。
リビングに行ってみると
海と愛美さんが2人・・・・
愛美「今日は、お休みって聞いたの、だから一緒に過ごす時間もいいかな?って思って~」
海「ふん、そんなの俺が決めることだ、第一にお前と俺が付き合うなんて、死んだほうがましだな」
愛美「一流モデルのわたしが告白してるのよ?OKしてくれるに決まってるでしょ。」
海「だったら俺だって海、有名人だ。NOする権利はある。」
なにやらケンカしている・・・・
愛美さんは無理やり海と付き合うほど
海のことすきなのか・・
海「美亜、ちょっと来い。」
「はっはい!!なっなんですか?海さん・・」
プルルルルルル
「すっすみません・・電話がなっちゃいました。」
海「とにかくお前は帰れ、めざわりだ。この合宿所はメンバーと仕事関係以外はいるの禁止だ!」
愛美「そんなこと言われなくたって、もうこないわよ!海なんか大嫌いだから!」
海「勝手に嫌いになればいい。」
愛美「わたし、美亜も嫌いだから、海と一緒にいるなんて、ありえないから」
わたしは一緒に居たくているわけじゃないのに、
なんであんなこというんだろう・・・・
でも・・・
いつの間にか海さんのこと違う目で見ちゃう・・・
好きになっちゃったのかな・・
学園の時は両思いになれてハッピーだったけど
今は海さん・・仕事の方が大切な感じ・・・
この気持ちはしまっておかないと・・
羽瑠「美亜、そろそろ、社長のところに行ったら?もう時間的に丁度いいと思うけど」
「そうですね、じゃあ~行ってきます!!」
羽瑠さんはいつも優しくて
少し抜けているわたしをしっかりと
サポートしてくれる大切な人。
まだあまりお互い仲良くはないけど
「羽瑠さんあてにお手紙が・・」
羽瑠「本当だ・・これデジタルミュージック会社からじゃん」
「デジタルミュージックってCD会社ですか?」
羽瑠「そうだよ、舞能事務所からデビューするグループはほとんどデジタルミュージックでデビュー」
「じゃあ、羽瑠さんもデビューできるかもしれないってことですね^^」
羽瑠「・・・・・俺さ・・・CDデビューは・・・いいや」
「どうしてですか?その手紙を無視するんですか?」
羽瑠「元々テレビに出るの好きじゃないんだ。話すのがなれてなくて」
羽瑠「前にデビューの噂あったとき、歌のトレーニングやったら全然だめでさ」
「じゃあ、わたしが羽瑠さんのためにボイストレーナーになります!」
羽瑠「ホント?でも・・・・いいの?」
「はい!いいですよ!夜ならほとんど家にいるので」
次の日
「じゃあ、まずは複式呼吸に慣れることです。ろうそくを消す感じでゆっくりと」
羽瑠「スーーフーースーーフーー」
「次は、あ~と声を出して、どんどん高くしていきます。」
羽瑠「あ~~~~~~~~~~~~~」
「今日はこの2つを1時間やりましょうか!複式呼吸練習とろうそくを3回ずつ交互に」
そして1時間後
羽瑠「なんか、少しのどがよくなった気がするよ」
「これ、飴です。喉が疲れていると思うので、お水もご用意しますね!」
羽瑠「ありがとう。」
その様子を海は・・
海「あいつら何やってんだ?」
1週間後
「とっても声がよくなりました!明日は社長のところにいってお話しするんですよね」
羽瑠「そうだね・・よし!なんか美亜と特訓したらなんか自信ついてきた。ありがとう」
「いえいえ、羽瑠さんががんばったからです。わたしは何の役にも立ってないですよ」
羽瑠「●にっこり笑って●よし!今日はお返し。」
「ん?」
羽瑠「おいしい料理作ってあげるよ、リビングに行こうか」
「はい!」
30分後
羽瑠「野菜のマリネとモモ肉のハーブ焼き」
「おいしそう!羽瑠さんって料理できるんですね!!」
羽瑠「母がテレビで料理とか教える人だったから」
「その方のお名前は?」
羽瑠「川島春子、芸名だと川島瑞子」
「・・・・その方とお仕事で一緒になりました。そのとき、子供いないって・・」
羽瑠「母親と父親は俺が8歳の時に別れたんだ。俺は父親を選んだ。」
羽瑠さんも海さんも産まれてから
家族と離れてるんだ。
顔には見せてないけど大変だなとわたしは思った。
もしもわたしがそういうことを体験していたら
ここにはたってられないと思う。
次の日
羽瑠「ただいま。」
「どうでした?」
羽瑠「CDデビュー決定ー!」
「羽瑠さんがデビューするなんて、嬉しいです!」
羽瑠「ちがうよ?みんなでデビューだよ」
「え?」
羽瑠「海と美亜と楓永と健汰と俺でバンド系アーティストとしてデビュー」
楓永「よっしゃーーー」
健汰「俺はキーボードかな?」
羽瑠「この紙に詳しく乗ってる。」
羽瑠「まずは、海。海はボーカル」
羽瑠「次に美亜。美亜もボーカル」
羽瑠「健汰はキーボード」
楓永「楓永はさびをかぶせてうたうのとラップとか」
羽瑠「俺はギターとボーカル」
今回はセリフがほとんどで
文章が少ししかないですね・・・
これからもコメントや評価
宜しくお願いします!