衝撃のおしらせ?脱退?
次の日
社長に呼び出されて
5人がやってきた。
「社長・・・・・・お話って?」
社長「今日はMyLocokのメンバーが2人抜けることになった。」
5人「え?」
海「どういうことだ。」
健汰「どうして?」
楓永「なんで・・・」
羽瑠「抜けるって誰が・・」
社長「ある事務所がその1人をすごく気に入っててな、一人ひとりで歌手デビューさせたいと。」
海「なんで社長は断らねぇんだ。」
「そうです。わたしたちの許可も取らずにどうして・・・」
社長「その変わりにいい事がある。」
羽瑠「?」
「なんですか・・・」
社長「1人がオーディションで加入する事になった。」
「嫌です!2人が抜けるなんて・・やっとお互いに1歩進み始めたのに」
楓永「絶対にありえないよ、社長・・・」
どうして社長はわたしたちを見捨てたのでしょうか・・
それだけが頭に残りました。
せっかく進み始めたのに
また1からと同じです。
合宿所で過ごした思い出はまだ少ししかないのに・・
社長「その2人とは・・・・・・」
シーンとなり・・
社長「健汰と楓永だ。」
「・・・・・・・・・えっ!」
健汰「俺?」
楓永「俺?」
社長「そうだ。」
海「新メンバーとして気に入ってたんじゃねえのかよ」
社長「気に入ってたけど、今のお前らはこのままだと人気が出ない。」
「新メンバーは誰なんですか・・」
社長「入って来い!」
入ってきたのは男。
帽子を深くかぶり顔が見えない状態。
必死に見ようとしたけれど社長にこういわれた。
社長「お前たちが認めるまで、この男の名前と情報は一切教えない。」
「でも知りたいです!!だけど・・・2人と離れたくないです。」
海「どうしろっていうんだ。」
羽瑠「俺たちが見捨てられた感じがするんだけど・・」
社長「お前たちには少し甘すぎた。1歩を進む機会が一度もなかったからな」
「1歩はなかったかもしれないですけど、乗り越えられる力はもうついています!」
社長「だがな・・・・・」
「え?」
社長「じゃあ、その男の情報は公開する。そこで決めればいい。」
社長「名前は有賀 圭斗 20歳。きれいな歌声とギターの技術才能ありの期待の新人だ。」
社長「ラップもOK、しゃべりもOK、顔も内面もOK、すべて完璧だぞ?」
「・・・・・・」
4人「・・・・・・・」
楓永「俺たちはソロでやっていくよ!なあ?健汰」
健汰「そうだよ!その圭斗ってやつ、とってもできるやつなんだろ?俺たちよりもいいと思う!」
「楓永さん・・健汰さん・・・」
楓永「そりゃあ、別れるのは悲しいけどさ、俺らにもチャンスがやってきたんだと思う。」
健汰「芸能活動引退ってことじゃないし、同じようなジャンルのことやってるから、会えるよ!」
「・・・・・・・・・涙」
楓永「じゃあ・・社長。俺たち、明日から事務所移動手続きするので・・」
健汰「手続き書見たいのありますか?」
社長「あるぞ~ほら●渡す●」
圭斗さんはわたしよりも年下だけど
わたしよりも大人っぽい・・・
無口だし・・本当に上手くいくのかな?
楓永さんと健汰さんにはとっても・・とっても
申し訳ない気持ちでいっぱいだけど
わたしたちは新しいグループとして
これからも・・
永遠に
がんばります。
海 翔汰
湊 美亜
川島 羽瑠
有賀 圭斗