MyLockeデビュー!!コンサートは幻の1曲★
今日はCDの曲の収録する日。
海さんとわたしはなれているけれど、
楓永さんたちはとてもカチカチに固まっている状態。
こういうときは勇気付ける言葉をかけてあげるのが
今のわたしがやらないといけないこと。
だけど・・・
わたしも歌を必死に頭に入れ込んでいるから
話すのもやっと。
今はそれどこじゃないのです。
海「君を思うたび胸が苦しくて・・・切なくて・・」
「どうにかなってしまいそう・・・・」
歌うのをやめ、
海「これってラブソングだよな?」
「はい!輝く君へっていう題名ですからね!!」
海「俺たちはMyLockeだぞ、グループ名にあってないと思う」
「いいじゃないですか!これも一つのギャップだと思えば大丈夫です!」
楓永「ギャップか~この曲はラップがないから、かぶせるだけだね」
健汰「俺はキーボードだから大丈夫!!」
羽瑠「さっき社長から連絡合ったんだけど、毎週金曜日に舞能ホールで歌うんだってさ」
舞能ホールとは
わたしたちの住む合宿所から
約5キロはなれたところにある
社長が建てたコンサートなどに使われることが多い
建物。
東京ドームの5分の4ぐらいの大きさで
東京ドームより少し小さい大きさ。
舞能事務所に所属するアーティストや
舞能事務所以外の事務所のアーティストも
使うことが多い建物です。
「金曜日毎週ってことは、テレビ出演も多くなるかもしれないですね」
羽瑠「そうだね」
「でも、CD内容を見たら、3曲って」
健汰「え?3曲だったらコンサートにならないじゃん。」
羽瑠「海と美亜のソロ曲も入れるから大丈夫らしいよ」
「2時間コンサートってことは大体トーク時間も入れてたら時間的に丁度いいですね」
羽瑠「初回コンサート公演のときは1曲しか歌わないんだって」
「これからの意気込みとかいろんなことはなしますからね!!」
海「1曲って何歌うんだ?」
「輝く君へです!わたしが中心らしいです!」
海さん。
わたしはこれからも海さんと
ずっと近くで一緒に過ごすことになります。
迷惑をかけるかも知れない。かれられるかもしれない。
だけどわたしたちは協力し合って
すばらしいグループに成長して行きたいと思います。
金曜日
「はじめまして~~~」
5人「MyLockeです!!」
ファンはなんと舞能ホールにびっちりと埋まっていた。
海「今日は、1曲しか歌わない。」
「今日が初のお披露目です!聞いてください。」
5人「一番輝く君へ」
ファンがペンライトを横に振ったりしてくれて
コンサートって気がますますしてきた。
そして曲が終わり
ファン「アンコール!アンコール!アンコール!」
ファン「美亜ちゃん!!」
ファン「羽瑠ちゃん!!!かっこいい!」
ファン「翔汰くん!ソロ歌歌って~!!」
「あっありがとうございます!ファンの皆さん。うちわまで作っていただいて・・」
健汰「アンコールは次からスタート!!」
「海くんとか美亜ちゃんとか言うのもあれなんで、呼び名を考えますか?」
羽瑠「まずはリーダーの海から」
美亜「海さんは翔汰っていう名前ですから・・しょうたんとか?」
ファン「しょうたん!!」
とファンが大きな声でいうと海は
手を振った。
ファンたち「キャーーーーーー」
「わたしはよく、みーあんと言われますね、小学校の頃に言われてました。」
そしてあだ名は決まり
海=しょうたん
美亜=みーあん
楓永=ふうくん
健汰=けんちゃん
羽瑠=はるぴー
と決まった。
無事コンサートは終わり
楽屋でスタイリストの真希さんと・・・
真希「どうだった?コンサート」
「初めてで、もう!ドキドキしました!」
真希「そういえば、瑠李いるでしょ?」
「お兄ちゃん・・・・?」
真希「フランスの教授を引き継いだんだって、弟子からスタートしたらしいわ」
「お兄ちゃんが?わたしの夢を?」
真希「美亜と瑠李はお互いの夢を交換したってことね!」
真希「はい、出来上がり、あとは帰っていいと思う」
「あっありがとうございます。」
そして、合宿所で・・・・
「海さんはこれからも合宿所にいるつもりですか・・?」
海「何でそれを聞くんだ。」
「この合宿所は次から次へと引き継いでいく場所なのでもう少ししたら自立しないとなって・・」
海「俺は今からでもここから出れるように昔から自立して来たつもりだ。」
「海さんは学生の時からしっかりしていたから、わたしにとっては憧れ的存在です。」
海「●びっくりして●なっなんで、今その話になるんだ・・・」
「すっすみません・・思いで振り返っていて・・」
遠くの方で・・・
健汰「おーーーーーーーすげーーーーーー」
「なんですか??●歩いてくる●」
羽瑠「コンサート色紙が届いたんだ。」
「コンサート色紙?」
楓永「舞能ホールでコンサートが終わった後30分間コンサート色紙にファンがメッセージかけるんだ」
健汰「その第一回目の色紙が今届いたんだよ、見て!」
「それぞれのファンがもうちゃんと出来てるんですね・・・」
羽瑠「もう、テレビでさっきのコンサートのことやってるよ」
「記者、いつの間にいたんでしょうか・・・」
愛美「初コンサートおめでとうございます、どうも・・。」
「愛美さん・・・・・・・・」
愛美「今日から女優活動だけに専念する事にしたんです。美亜さんに悪さばっかりしてごめんなさい」
愛美「あやまりたいのもあったし、初コンサートっていうこともあって寄ってみたの」
「悪さなんて・・・・ぜんぜん。お花ありがとうございます。届いていました、2日前に」
愛美「本当にごめんなさい。今日は一緒にご飯でも行かない?」
「すっすみません・・・今日は夜にテレビ番組の撮影があって・・」
愛美「じゃあ、また今度ね♪これメモ。」
「?」
愛美「ケータイのアドレス書いてるから、遊べる時とか暇な時言って、スケジュール相手たら遊ぼ?」
「はっはい!!」
次の日