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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

幽霊のあの音(夏のホラー2026)

作者: 銅ボンド
掲載日:2026/08/25

ヒュー ドロドロドロ……


お化け屋敷に入った男女が「きゃーっ!」っと早足で出てくる。


今日は仲良しグループで遊園地に遊びにきていた4組の男女。

私にみんなのチュロスのお使いを頼んでAちゃんがちゃっかりBくんをお化け屋敷に連れ込んでいた。

私はC君にチュロスを押し付けるとAちゃんを人気のないところに呼び出した。


気がつけば私達女の子は取っ組み合いの乱闘をしていた。

お互いに髪の毛を掴み合い振り回して叫び合う。

私達はガラスを突き破り3階建ての建物から落ちた。


私は痛む全身を起こしてAちゃんを見つけると彼女は頭だけになっていた。彼女の髪を掴んで頭を持つ。

私にはただ「Aちゃんと一緒に男の子達の元に戻らなきゃ」と言う事しか考えが浮かばなかった。


肺が潰れて息をするだけでも痛い…

声が出ない…

苦しい…でもBくん達の所に戻らなきゃ…

足を引き摺るように冷たい床を裸足で進む。

私にはなぜ裸足なのか、男の子達がどうして長い廊下の先にいるのかわからなかったが、どうでも良かった。


ヒタ…ヒタ…


壁に手をついた時、パチッと言う音と共に私が歩く廊下の天井の電気が消える。

でもその先で待っているBくんとCくんが廊下の先で明るい所に立っているのが見える。電気が消えても構わず彼等の元へ向かう。


ヒタ…ヒタ…


明かりの下にいる彼等が突然消えた電気のせいか気づいてくれた。


壁伝いに歩きもつれる足によろめくと、明るみに出た廊下の電気のスイッチに触れて再び私の姿を暗闇が覆い隠してしまう。


ヒタ…ヒタ…


今行くから…声に出そうとするも ヒュー ヒューという音しか出なかった。

喉から風船に穴が空いて空気が漏れるような音がする…

落としたAちゃんの頭が手から離れて床を転がって行く…


ひゅ…ピュ〜〜ひゅ〜〜〜…

ゴロゴロ…


ー終ー


最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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