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<長女7歳、次女1歳 4-8月>

 翌年4月、チヒロは小学2年生に進級、マヒロは保育園に入園、私は職場に復帰した。チヒロは、仲良しだったアカネちゃんとは別々の小学校になってしまったが、最初の1年で新しい友達もたくさんできたようだ。2年生のクラスは持ち上がりで、休日には同じクラスの子の誰かしらが「ちーちゃん、いますか?」と訪ねてくる。マヒロは、保育園でもよく食べ、よく遊んで過ごしているようだ。お迎えに行っても「まだ帰りません」と言いたげな顔でおもちゃで遊んでいる。


 職場へ復帰してまず驚いたことは、イトウさんとエンドウ君が結婚して、イトウさんが技術開発の部署に異動していたことだった。エンドウくんは、

「イトウちゃんは開発向きの人なんで」

と言う。私には辿れなかった道を辿る2人を見て、少しだけ胸が苦しくなる。その一方で、2人のこれからが幸多き道であるように、とも願う。この2人が辿る道は、きっと、私が産んだ2人の娘たちにもつながっている道だ。

 仕事自体も、短時間勤務の上にマヒロの体調不良での帰宅もあるので、中々思うようには安定しない。それでも、ルーティンの業務は概ね消化出来ていると思う。エンドウ君は「戻ってきてくれてから、分担減ったんで楽っす」と言ってくれる。イトウさんの後任が見つからず、私が戻るまで2人少ないままで業務を回していたらしい。彼も遠くに独り立ちしていて、レポートの相談を受ける機会は随分と少なくなった。


 都合が合えば、実家と弟夫婦のところに顔を出すようにしている。ミチルちゃんは、久しぶりに見る赤ちゃんと言う生き物に戸惑っていた。どちらかというと、チヒロと遊ぶ方が楽しい様子だ。

「数年前はミチルも赤ちゃんだったのにね」

とメグミさんとユウタが笑っていた。チヒロの方も、久しぶりに妹分の扱いで遊んでもらえて楽しいらしい。マヒロの方は、意外にも父に懐いて、よく遊んでもらっている。

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