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5、氷の上で、心が生まれる
ルナは北京にいた。
ついにやってきたオリンピック本番。
父との思い出の曲「ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第4番」で滑るルなは、”技術”より”心”で演じていた。
「ーーーっ」
観客はもちろん、審査員までもが息を呑み、演技が終わるよりも早くに始まるスタンディング・オベーション。
ルナは終わったあとこう思った。
「演技とは技術で圧倒するものではなく、感情をも入れるものなんだ。」
〜結果発表〜
「女子シングルス1位 日本代表 水城ルナ!」
結果は金メダルだった。ルナは選考会の時とは違い笑顔を見せながら表彰台の一番高いところに登った。
ちなみにあおいは4位入賞だった。感情のこもった惹かれる演技だったが技術力が足りず、おまけにオリンピックの舞台ということもあって緊張して体がしっかり動いてなかった。それでも4位なのだからすごいと思う。
大会が終わったときルナは笑顔だった。
しかし彼女の笑顔は金メダルが取れたからではない。
一番の喜びはーーー
「自分の心で滑れた」ことだった。
こんにちは、雛です。ついにオリンピックが始まり、終わりました。ストーリー的にはここで終わりなんですけど、あと一つこのあとの未来のルナについてエピローグを一つ出そうかと思っています。
読了ありがとうございました。




