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3、閉ざされた記憶
ルナは思った。昔から冷たかったのか。
その時に見つけた衝撃的なもの。
それは、アルバムに残された笑顔の自分。
そこには父と母と、幸せだった日々があった。
思い出した。
元々は仲の良い明るい家族だった。私も母もいつも笑ってた。
しかし状況が一転したのは、父の事故死。
父の事故死を境に母は感情を閉ざすようになった。目にハイライトがない母。暗い雰囲気を家ではいつも出している。外では外面だけど。
ルナもまた心を凍らせた。何も感じない。感情のない子。
それを思い出したとき、ルナは思った。
なんて”痛い”のだろうと。
でもね、今はそんなこと言ってられない。
もうすぐオリンピック選考会が始まる。
演技に集中しなきゃ。
こんにちは、雛です。
次はオリンピック選考会。ルナが代表になれるように応援してください。




