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2、揺らぐ氷面
練習終わりの夜ロビーにて。
「おつかれ。あおい君の演技。良かったよ。」
「ありがとう。でも、感情ばっかで技術が足りない。」
「そこ伸ばすのが目標?」
「そう、だから水城さんの演技は技術がいっぱい詰め込まれてる技術の塊みたいなものだたら憧れてる。この合宿中に吸い取れるだけ吸収するつもり。」
ふたりともとても淡々としてる。そっけない。
「水城さんの演技はさ、逆に冷たいよね。氷みたい。触ったらドライアイスのようにやけどしそう。感情が見えてこない。」
「ーーーっ」
そんなこと初めて言われた。技術がすごいとしかあまり言われないから。
「お疲れ様」
家に帰ったあともずっと彼の言葉が頭をよぎる。
「氷みたい」
その一言がルナの頭をよぎる。
完璧な技術力で相手に圧倒するより未熟でいいから何かを伝えようとするほうが大切なのかもしれない。
あの時に感じた違和感。
「私には何かが欠落しているのかもしれない。」
こんにちは、雛です。楽しんでもらえたら嬉しいです。
次回はルナが冷たい原因を見つけることとします。なぜルナが冷たいのか、淡々とそっけないのか。知りたくないですか?
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