紅蓮のアゼルレッド
王国、グレンセラ。
動乱の世。群雄割拠の中、エグバート王は豪然たる指揮者であった。王には二人の王子、そして――類稀なる才覚を持つ甥が居た。
甥の名は、アゼルレッド。
若いながらに品格があり、揺るがぬ威厳を纏う青年。第一王子はアゼルレッドを疎み、執拗に嫌がらせを行う。しかしながら、それに反応する彼ではなかった。
ただ静かに時を待ち、剣を帯びるアゼルレッド。
やがて、彼は、隠していた牙を剥き始める――。
(今作は『紺青のグレンセラ』の外伝ですが、単体でもお読み頂けます。本編は全十章から成る長編となっておりますので、併せて読んで頂けると幸いです!)
動乱の世。群雄割拠の中、エグバート王は豪然たる指揮者であった。王には二人の王子、そして――類稀なる才覚を持つ甥が居た。
甥の名は、アゼルレッド。
若いながらに品格があり、揺るがぬ威厳を纏う青年。第一王子はアゼルレッドを疎み、執拗に嫌がらせを行う。しかしながら、それに反応する彼ではなかった。
ただ静かに時を待ち、剣を帯びるアゼルレッド。
やがて、彼は、隠していた牙を剥き始める――。
(今作は『紺青のグレンセラ』の外伝ですが、単体でもお読み頂けます。本編は全十章から成る長編となっておりますので、併せて読んで頂けると幸いです!)