35 納刀
少し加筆しました。
あれから6日ほどたった。
「おい、やってくれたな」
朝から組の奴らが来ている。
「はい?何でしょう?」
「こんなチンケな店ぶっこわしてやるよ、お前の嫁も可愛いがってやるよ」
「あらそうなの?じゃあ服は薄着にしといた方が良いの?」
「まあ、じゃあよろしくお願いします」
やはりバカは皆殺しにした方がいいようだ。
「はぁ?お前バカか!ヤクザ者に喧嘩売るのか!その喧嘩買ってやる!まぁ今晩仲間が集まるから押しかけてやるよ」
(俺は喧嘩なんぞ生ぬるい事はやらない。殺し合いをやってやるかがな)
「はい、じゃあお迎えにあがった方がよろしいですか?」
「・・・こいつおかしいぞ?おい、帰るぞ!」
◾️◾️◾️◾️
スーパーカブで親分宅を見に行く、ヤクザ供が集まっている。
そこにタイで世話になった傭兵から、米軍基地経由で送ってもらったM67手榴弾をどんどん投げ込む。
事務所に行き窓から手榴弾を投げ込む。
ドアが開き外に出ようとした所に手榴弾をいくつか投げ込んでまた親分宅に行く。
生き残りが10人ぐらい庭にいた。
もう襲撃は無いと思っているんだろう。
3つほど投げてやった。
動いている者は居ない。
また事務所に向かう。
何人かが事務所入り口の瓦礫をどかしていたので、そこに手榴弾を投げ込む。
そいつらはバラバラになり吹き飛んだ。
そのまま遠回りして家に帰る。
東山浅会は壊滅した。
◾️◾️◾️◾️
スーツを着た奴らが5人店に来た。話があると言う事で奥に通した。
一番偉そうな奴が口を開く。
「こいつが東山浅会の頭だ」横の男を顎でしゃくる。偉そうな男は東山浅会の上部団体だろう。
「頭の浅田だ。この度はすまなかった」
「で、どうするんだ?まだ商店街にちょっかい出すのか?」
「何だと!その口の聞きかたは!」
後ろの若い男がイキり立ち俺の胸ぐらを掴もうとする。
俺はワルサーP22を素早く取りだし、男の頭に向け引き金を引く。
男は崩れ落ちる。
「お前らは喧嘩を売りに来たのか?」
ワルサーP22を、浅田の頭に向け躊躇なく引き金を引いた。
浅田は崩れ落ちた。
百合がお茶を持って部屋に入って来た。
「あら2つは要らなくなったのね?この2つも要らないかしら?」
「百合、銃声は聞こえたか?」
「ラジオを大きめにしといたから大丈夫よ?」
「ありがとう」
「コレが入るバック持ってきてくれ」
俺は男2人の死体を指差す。
「硬くなっちゃうから入らないんじゃ無い?切る?ブルーシートとノコギリ持って来るけど?」
百合が穴が空いた頭にガムテープを貼り、そこにマジックで目の絵を描いて「さんじゃがんうんから?」と言いながら笑っている。
「面白いな」
死体で遊ぶ俺と百合の会話を聞いていた2人は顔が真っ青だ。
「おい!仲間の遺体で遊ぶな!」
男が百合に怒鳴る。
百合にシースナイフを渡す。
百合はナイフをアイスピックグリップに持ち変え、床に横たわった死体の心臓に思いっきり突き刺した。
「死んじまえばモノなのよ、ほらわかる?ナイフ刺しても動かないでしょ?」
ナイフを引き抜きストマックに突きたてる。
男2人の顔は緊張で真っ白だ。身体は小刻みに震えている。
「おい、お前らが誰だろうが関係ない。俺の街に手を出したら殺す。すぐに殺す。皆殺しだ」
首を縦に振っている。
「良いか俺は傭兵なんだよ」
適当な事を言っておく。
だが傭兵チームのサポートメンバーなので、あながち嘘ではない。
2人は緊張でツバをのみこむ。
「お前達は暴力のプロかも知れないが、俺は殺し合いのプロだよ。障害だと感じればどんな偉いヤクザの親分だろうが即殺す。殺せば命令は出せないからな」
「・・・わかった」
「ゴミは持ち帰ってくれ」
夜、ワンボックスに入れ死体を持って帰った。
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しばらくしてこの前の男がやって来た。
「上が納得しない」
「ん?別に納得しなくていいぞ?」
「こっ、殺さないでくれ!」
顔色がかなり悪い真っ青だ。
百合がワルサーP22を渡してくれる。
「ん?帰っていいぞ?はやく帰れー」
「嘘だ後ろから撃ち抜くつもりだろ!」
「じゃあそうする?」
男は小便を漏らし慌てて逃げた。
「さぁ狩を始めるか!」
その背に声を掛ける。
男のセルシオを店のNワゴンで後をつける。
都内の郊外に広大は庭を持ったお屋敷が現れた。
四海元の本部だ。ビルカ共和国が金を出したらしく大使も良く顔を出して居たそうだ。
昔、どこかの週刊誌がスクープし映像を出した。その記者は翌日東京湾に浮いた。
ドローンに発信機を取り付け母屋の屋根に着陸させる。迫撃砲を発射するとドローンに向かって行き母屋に着弾した。
複数人が家から庭に転がり出る。
他の奴らも庭に集まっている。
門を開けた時にクレイモアのスイッチを押すと、庭にいたやつらが全員蜂の巣になった。
ほぼ壊滅的状態だ。ビルカ共和国も無くなり、これで良く寝れるようになった。
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さて、明日の朝も早いぞ!
明日からは人畜無害の普通の人間に戻る。
いつもと同じ平和な日常の繰り返し。
可愛い嫁もいる。何て幸せなんだろう。
須藤は幸せを噛み締めながら、ワルサーP22の分解掃除をしホルスターに納めた。
ナイフを研ぎ上げてシースに入れ、銃とナイフを地下室の床下に収めた。
完




