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34 アコカンテラ

朝早くから百合と店の仕込みをしている。

ド金髪のド派手ゴージャスだった百合は見る影もない。

今は百合の実家でフルーツサンド研究所を営業している。

特に元フルーツ屋さんのフルーツサンドは大人気だ。俺は俺考案のたっぷりたまごサンドを少量作っている。

これも大ヒットした。

サンドイッチを作るとパン耳が多く出来るので、それを揚げきな粉をかけたものを「運気あげあげ君」として売り出したら。受験生などから大ウケした。


接客の時の俺は客受けを狙い、度なしの太い赤縁メガネをかけている。

百合はショートの黒髪のワンレンにしている。


11時のオープンと共に客が押し寄せ2時には完売になる大人気ぶりだ。

働かなくても良いほどの金は巻き上げたが、俺も百合も性格的に遊んで暮らすのは無理だ。

なのでこのぐらいのペースで仕事を続けるつもりだ。


すぐ先に見えるおにぎり研究所も凄い客だ。

この2店に客が来るので商店街はとても活気がある。


◾️◾️◾️◾️


夜、リビングでワルサーP22のマガジンに弾をつめる。

百合がモカイリガチャフィを淹れテーブルに置く。

「あなた、気をつけてね」

「あぁ」


昼間の事だ。

売り切れたので店を閉めようとした時に男が入って来た。

「よぉ、誰に断って商売したんだ?」

(チンピラか?)

とりあえず事が終わって、百合も俺も善良な市民を装っているので下手に出る


「いえ、すみません、良くわかりません」

「俺を知らねえのかコラ!てめえの女やっちまうぞ!」

「妻だけは、何でもしますから」

「よし、良く言った!これからは俺たちが守ってやる!」

「ほんとですか!ありがとうございます!」

「まぁ、お前も大人だから分かると思うけど無料(ロハ)ってわけにゃいかねぇんだよ」

「ご相談に乗って頂いても宜しいでしょうか?」

「おぉ!そうかお前は話せるな!」

今晩、奴らの事務所に呼ばれた。


ここら辺を仕切っている暴力団・東山浅会ら 構成員30人程度のヤクザらしい。


今どき守り代とか古い。

おにぎり研究所も金をせびられ払っていると聞いた。皆殺しにしても良いが脅しておくか。


◾️◾️◾️◾️


事務所の前に立つカメラで確認し中に入れられる。

商店街の店主だと思わられているのでボディチェックも無い。


中に入ると昼間店に来た40代ぐらいの奴が居た。

威圧のつもりか左右に2人の若い奴をはべらかしている。

「時間通りだな店長さんよ!まぁ座れや」

座りながらベンチメイド・フィクスド・アダマスを腰から引き抜き目の前の男の首を抉った。


そのまま右の2人の首を切ると左の2人の方に移動する。

左の2人は驚いて逃げようとし血で滑って仰向けになる。

素早く2人の心臓部を突く。


奥の部屋から気配がしドアが開く。

男は一瞬固まったがすぐに上着のボタンを外し脇に手を伸ばした。瞬間首にナイフを埋める。

男の脇を確認しするとCF98があった。

(裏ではかなりこの銃がはびこっているのか?)

カメラのモニターのメモリーカードを回収する。


[商店街に手を出すな・祖国盾ノ会]

死体の指を切り取り血で壁にメモを残す。

適当な団体名を書いておく。

使った指は切った奴の鼻に突っ込んでおいた。


上下着ていた薄手のゴアテックスを脱ぎ、靴を脱ぎビニール袋に入れた。

背中からサンダルを出し履き外に出る。

ニトリル手袋を外しながら歩いていると、横に停まったAMGに乗り込む。

「終わりそう?」

「どうかな?」

「ほんと普通に生活したいわよね」

「まぁな」




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