32 一撃
翌日、東京湾に王菱重工・社長・小柳大の遺体が上がった。
容疑者に四海元
聖政党副総裁・森口一
秘書・市川義明
ビルカ共和国・大使・金南小平
が上がった。
ビルカ共和国大使は外交官特権で聴取に応じなかった。
何故こんなに早く特定出来たのかと言うと、昨日の千陣屋の2階で行われた件を朝からネットで流したからだ。
色々な角度に取り付けた、カメラからの画像音声を流してやった。
再生回数がエグい。
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早朝、盗難したスーパーカブで新聞配達を装う。
ビルカ共和国大使館から金南大使が出て来た。
こっちを気にもしていない。
カブの荷台に置いた新聞を左手で取り、右手でその下にあるCF98を取り出し、後ろから金南の頭部に2発撃ぶちこみ立ち去る。
その足ですぐ近くの聖政党の宿舎先の河川のウォーキングコースを目指す。
いた、秘書の市川だ。
バイクを降り後ろから近づき尻を撃つ。
倒れた所を頭に2発CF98の9ミリをぶちこむ。
盗難した場所近くでカブ乗り捨て新百合ヶ丘のアパートに戻った。
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ボロニアソーセージを分厚く切りフライパンで炙り、取り出した所に卵を6個落として焼く。
ボロニアを市販のライ麦食パンに挟み食う。
焼けた目玉焼きをボロニアの乗っていた皿に移し食う。
ノンアルビールで流し込む。
テレビをつけると大使館前で男が撃たれた。
近くの河川沿いの道でジョギング中の男も撃たれた。
この2つの事件の関連を調べている。との事だ。
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さて、今日はデスクの片付けだ。
王菱重工はもう退職させられていた。
関連会社の社長を1カ月やり、がっぽり退職金を頂いたのだ。明日からは無職だ。
本来なら王菱に役職として戻る手筈だったが、玲子の事件でここから先は進んでおらず、全てうやむやになり俺はそのまま無職となった。
まぁ、俺を推してた人間が全員死んだんだから当たり前だ。
(まあ俺にとってはありがたいが)
新百合ヶ丘のアパートに戻る途中声を掛けられた。
「神東新聞の高石と言います、お時間よろしいでしょうか?」
よろしく無いのでそのまま無視して歩く。
無視されると思わなかった高石は歩きながら話しかける。
更に無視すると癇癪を起こしどなり始めた。
全くマスコミは選民意識のあるバカが多い。
玲子に小柳以外の若い男の影。
俺の過去。
百合の過去。
こいつは危険だな。
直感で感じた。
アパートに着いたので会釈をして部屋に入る。
しばらくして外を伺うと高石記者は居た。
長期戦に持ち込む気らしい。
俺はそんなつもりはさらさら無いが。
すぐに閻魔大王の独占インタビューに行ってもらう事にする。




