25 旅行
百合と共闘出来る事によりかなり楽になった。
政治家、ビルカ共和国など、共産圏の勢力との繋がりがあるとは思わなかった。
ビルカの工作員や日本の公安が動いている恐れがあるので、慎重に計画を進め無ければならない。
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今日は朝6時から玲子をマンションで拾い出掛けている。
俺の車が納車されたからドライブ兼旅行だ
玲子は永年勤続で5日の特別休暇、俺はタイ出張の振替休日で5日やすみ。と言う事で岐阜と長野を回る。
俺に車を買ってあげたかったらしい。俺は何でも良かったが玲子がベンツが良いと言うのでディーラーに行った。
高級車だから5000万ぐらいはすると思っていた玲子は、AMG ・GTクーペのスタイルが気に入り4リッターの63を購入した。
ちなみに玲子は免許を持っていない。
一応、俺が払った形だ。
小柳に薬を売り巻き上げた金を使ってもらった。
本籍地・住所は神奈川県厚木市清川村に建物を買ってそこに動かしている。そこで登録している。
玲子には相模原に駐車場を借りたと言ってたが、相模原のアジトの屋内に置いている。
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「リョータこの車きれいねー」
「あぁ、美しいな」
ガンメタのカラーリングが美しい。Aピラーの角度を延長するとタイヤより前になる。この様なスタイルはスポーツカーの証しだ。
高速でアクセルを踏み込むと滑るように加速する。素晴らしい。
玲子には旅行中はいつ「あなた」と呼ばせる。
夫婦気分の玲子は超ご機嫌だ。
このまま東名名神で一宮降り岐阜城に向かう。
岐阜城・長良川を経て関市に行く。ここで色々の日本刀が見れて良かった。
実用に振っている美濃の刀剣は美しい。
そのまま下呂温泉で1泊する。
部屋風呂がある高級な部屋だ。
玲子の身体を味わいながらの風呂がなかなか良い。
正面から抱えるように突っ込みゆっくり動くと、湯に浮いた玲子のスライム胸が揺れゆらゆら波を作りいい眺めだ。
玲子も部屋風呂が気に入ったらしい。
「あなた、とても良いわ」
玲子は完全に新婚旅行気分になっている。
風呂から出て着替えて食事に行く。
絶品の焼き朴葉味噌の朝食を頂き、ゆっくり10時頃チェックアウトする。
飛騨高山から乗鞍を抜け安曇野で一泊する。
チロル風の建物がかわいいペンションだ。
玲子は精神的に満ち足りているようだ。
朝、ペンションで出された茎わさびを食べると、身体をデトックスしてくれるような清々しい気分になった。温泉は硫黄系だったのは意外だった。
美ヶ原高原美術館を散策し、すぐ下の牧場でソフトクリームを食べ白樺湖まで下り一泊した。
最後は河口湖の湖畔のホテルに泊まりベランダで夜風にあたりながら、片足を上げさせ激しく突き上げてやった。玲子は激しく愛されて泣きながら喜んでいた。翌日、神奈川県に戻った。
毎日夜は抱かれ愛をささやかれていたので、別れぎわグズったがすぐまた行ってやると言って帰した。
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おにぎり屋の方に顔をだす。
定期連絡は受けていたが、売り上げがとんでもない事になっていた。TV取材も受けている。
新人2人はかなりの戦力になってくれ助かっている。
あと2人は雇わないと休みのローテが組めない。
田中と美香と相談し、高橋美雪と名倉結がもう少し慣れたらあと2人入れる事にした。
当たりは付いているらしい。さすが田中だ。
1人は結の親友でいじめにあってる結を庇い、結と一緒にいじめられたらしい。
この子も中退している。
階段から突き落とされ片足が上手く動かなくなったそうだ。
もう1人は高橋美雪の知り合いで近所に住む61歳の独り身のおばさんだ。
地元スーパーの惣菜コーナーで太巻き寿司を作っていたが、大手スーパーの参入で潰れて無職になったそうだ。
(太巻きもたまに限定で出したら面白そうだな)
田中には店舗の引越しもお願いする。
田中の負荷が多い。誰か田中のサポートの人材は居ないのか聞くと、美香の娘の美優があと2年で卒業だから手伝いたいと言っているらしい。
「じゃあ今からたまに、バイトに来てもらうようにお願いすれば?」
「本人も来たがってますから、そうしますかね?」
「良いと思いますよ」
店は軌道に乗った感がある。ほんとうに田中を雇って良かった。
「こっちの空き店舗は?」
「将来、俺が夫婦で店でもやりたいと思ってますよ」
「なるほど、それまで取っておきますか。励みになりますね」
(励みにか・・・なるほど田中らしい)
噂をすれば・・・ 美優が来た。
たまにバイトに来るようにお願いする。
「おにいちゃん話聞いて」
「ん?構わなけどどうかしたか?」
「お母さんと田中さんなんだけど、何かお母さんストップかけてるんだよね。お父さんの件なのか私達の件なのか分からないんだけど・・・」
「美優は賛成なのか?」
「私も弟も大賛成だよ!」
「じゃあお前たちが推してやれ。ちゃんと2人の思っている事を言った方が良い」
「うん、お兄ちゃんありがと!がんばるよ!」
美香の横に行く。
「はい、何でしょう?」
「田中さんは私が見込んでスカウトしました。仕事が出来るからというのはもちろんですが、人間性が素晴らしいと思います。一緒になってください。そして幸せになって欲しいと心から思います」
美香の頬に涙が流れた。
「良いんでしょうか・・・」
「はい、誰もが望んでいると思います。私達は不幸でしたから、特に幸せになら無くてはいけないです」




