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24 共闘

「私の目的は玲子よ。あの女に妹の椿は殺されたの」

(玲子が何人かいびり殺した新人の家族か?)

「それと小柳取締役」

「小柳もか?」

「そう、愛人になって情報をかき集めて、憎い相手に抱かれ弄ばれながら、どうやって殺そうかと考えているのよ。とても惨めよ・・・抱かれた後は吐き気が止まらなくなって酷い自己嫌悪になるわよ」

「・・・それは察するな、あんたは素晴らしく誇り高いな」

「ありがとう、その言葉だけでも救われる・・・」


「須藤さん相模大野駅前で店やってますよね?」

「よく知っているな」

「偶然です。たまたま尾行をはじめた日に中央林間のスタバと、その後のコメダで話していた内容を確認させてもらいました」

「なるほどね」

(・・・気が付かなかったな、注意力が足りなかったか)


「あの場所・・・おにぎり屋さんの前は何の店だか知ってます?」

「果物屋さんだ」

「それがウチ、小柳は妹の葬儀に来て私を気に入って愛人になるように脅したのよ」


「あの爺さんは何かと繋がってるのか?」

「聖政党副総裁の森口一よ」

「あのビルカ共和国寄りの?」

「森口の秘書、市川義明に連絡して四海元を動かすのよ」

「大物だな、かなり根が深そうだ。王菱重工との関係は?」

「ビルカ共和国に何かの部品流してるみたい。腕の良い町工場を手に入れたって言ってたわよ。その部品じゃ無い?」


「その乗っ取られたのがウチの工事だ」

「!?」

百合に俺の話をする。

「私達おんなじだ・・・ウチは夜突然強盗が入ったの。ビルカ語を話す強盗がね」

「俺の親父を轢いたヤツは外国語を話してたらしい・・・」


自然と百合を抱き寄せベッドに運び、お互いの心の傷を舐め合うように抱き合う。

ベッドでこれからの計画を話す。


百合は玲子を刺すつもりだったようだ。そんな事はさせたく無いが・・・

我々は幸せにならなければいけ無いと思う。

おにぎり屋の美香や田中の話をすると、百合は嬉しそうだった。


「百合、この復讐終わったら俺と結婚しないか」

「何突然言ってるの?」

「良くわからないが結婚した方が良いと思った。嫌か?」

「・・・須藤さんの事と人となりは分かりました。・・・嫌ではありませんが、私は汚れていると言うのが心情的に負い目です」


「気にするな俺も手を汚している。これからは百合と呼ぶお前は良太と呼んでくれ」

「わかった良太。私たちが幸せに暮らす為にも、あいつらには地獄に堕ちてもらいましょう」


「ああ、おにぎり屋は和菓子屋の所に引っ越すから、そうしたらそこでフルーツサンド研究所でもやるか?」

「そうね!それはとても素敵ね!久しぶり楽しい気分になったわ」


百合のマンションの鍵をもらい、アパートに帰った。






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