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11 調教

年が明けた。

あれから玲子のマンションに居る。

良太は体力に物をいわせ毎日抱いた。

普段は年寄りの小柳の相手をしている玲子は、良太の若い体力にとてもついて来れず、強く突き上げると何度も失神を繰り返した。

今もヨダレを垂らしイビキをかきマグロの様にベッドにうつ伏せになっている。スライム胸がだらし無く潰れている。


このまま調教し小柳への復讐の道具として使う事にする。


背中を撫でると、玲子は目を開けまどろむ。

段々と目の焦点があってくると赤面し毛布を身体に巻いた。

「やだ!寝顔とか見てた?」

「あぁ可愛い女だったぞ」

毛布ごと玲子を引きよせ抱きしめた。


「もう、恥ずかしい!それよりお腹空いてない?」

「そうだな、ずっと何も食わずにベッドの上だったからな、昨日レイコを後ろからたっぷり頂いたが、今度はお前が上でどうだ。おかわりいいか?」

「バカ!スケベ!」

と言いながら、玲子はまんざらでも無い顔をしていた。


シャワールームに行き玲子に身体を洗ってもらう。

大学時代から空手・ボクシングで鍛えている良太の身体は、ボディビルなどの筋トレの身体と違いしなやかな肉食獣のようだ。

そんな身体を玲子は手で泡をつくり愛おしそうに隅々まで洗って、股間に顔を埋め顔を上気させている。


「これ着といて」

男物のバスローブを渡された。小柳用だろう。

キッチンに立つと冷蔵庫から分厚いステーキ肉を出しフライパンで焼きはじめた。


ステーキを皿にとりブラックペッパーと塩をふる。

ステーキを焼いたフライパンには冷凍のポテトを入れ炒めた。


ワインは今これしか無くて・・・

チリのプダワインを持ってきた。

プダは格安のワインだかなかなか飲みやすい。普段飲みには十分だ。

空腹な事もありすぐに平らげた。


食後は玲子は紅茶を俺はコナコーヒーを飲んでいる。

小柳がハワイ好きなので奴の買って来た物だろう。


「玲子お前を気に入った、俺と付き合えよ」

「リョータあのね・・・私ねあなたも知っると思うけど小柳取締役のいわゆる愛人なの、このマンションとかも買ってもらったのよ、慰み者の汚れた女なのよ・・・」

「レイコそんなに自分を悪く言うな!お前みたいな女神を好きにする小柳はそのぐらいの代償じゃとても足りないぐらいだ!」

「あっ、あたしを女神って、リョータそんな恥ずかしいよ・・・」

「俺には最高の女神だよレイコ!」

「リョータ・・・いいのあたしで・・・」

「レイコが良いんだ!」

玲子の肩を抱き寄せる。


「レイコあいつはよく来るのか?」

「最近は外の愛人がお気に入りで、あたしとは別れたがってるみたいね」

「ムカつく奴だな」

「ほんとよ!地獄に堕ちれば良いのに」

(まぁ、新人の女を何人も自殺に追い込んでるお前もだけどな)


「タバコいい?」

玲子は俺の麻薬入りタバコのシガレットケースを開く。

俺は玲子からシガレットケースを取り上げる。

「タバコを吸う女はいや?」

「そうじゃ無い、この中身は新しい大麻で気持ち良くなるんだけど、中毒性があるんだってさ」


「リョータはそんなの何処で手に入れたのよ!」

「俺は学生の時からギターをやっるんだけど、たまにヘルプでハコに呼ばれるんだよ、バンドの追っかけ連中からの貢ぎ物だよ。メンバーにってもらったけどちょっと危ないから捨てようと思ってさ。ドラッグを通じて近づきたいんだろうけど、俺もそこのメンバーも薬物はやらないからな」


「そうなの?」

「あぁ、心配するな、薬物にハマったら人間終わりだ、そんな人間を何人か知ってる」

「そうよね今どき薬物とかカッコ悪いしね。あら?これ小柳の吸ってる銘柄と同じね」

「そうなのか?・・・じゃあ俺の愛する玲子をもてあそんだ代償をもらう事にするか?コレを小柳に吸わせてくれ」

(小柳の事は嗜好品も女の趣味もリサーチ済みだからな)


「嫌よ!もうあんな奴私達の部屋に呼ぶの」

(「私達の」は笑えるな!コイツ俺をここで囲うつもりか?)


「コレを吸わせればあっちは弱くなるらしいぞ?その後はたっぷり可愛がってやる」

「・・・じゃあやってみるわね!」

「そのうちにコレ欲しさに俺たちの言いなりになるぞ」

「それは面白そうね!あいつ経理からかなり抜いているのよ、まぁ指示されて実行してるのは私なんだけど・・・」

「そんなにハデにやったら他の役員にバレるだろう?それ玲子に罪を被せてトカゲの尻尾切りだぞ!」


「暗黙の了解みたい?何か政治家の先生との強力なコネがあるらしいわよ?めちゃご機嫌に酔った時に威張ってたわ、「俺のおかげで王菱重工が利益を上げているんだ!」って」

「誰なんだろうな?」

「さぁ、そこまではわからないわね。・・・でもそうね何かあったらあたしに横領の罪を着せるわね、ちょっと手を打って跡を綺麗に消しとくわね、リョータアドバイスありがとう、とても貴方の愛を感じるわ」

「もちろんだ、お前に何かあるのは耐えられないからな」

「わたし大事にされてるのね」

「ああ」

(初耳の情報だ。やはり玲子に近づいて正解だ。もう1人の愛人の方も、早く捕獲した方が良さそうだ)


その後2日間玲子のマンションに入り浸り、部屋のスペアキーをもらい新百合ヶ丘の部屋に戻った。




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