表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/20

ラジオニュース

男性ラジオDJがニュースを読んでいる。

「国が新しい少子高齢化を食い止める政策を打ち出しました。恋愛未経験の男性と付き合って結婚した女性には『政府から100万円』貰えるという政策です。なお、離婚すると女性には1000万円を国に納めなければならない制度が明日から始まります」

DJの声が響くスタジオ内。ニュースを読み終えたDJは少しの間を置いて、次の曲を紹介し始めた。


---


一方、整備工場では、和広がフェアレディZのエンジン音を聞きながら作業を続けていた。香里奈が現れ、和広のそばに寄ってきた。


「ねぇ、今のニュース聞いた?」香里奈は興奮気味に話しかけた。


「うん、聞いたよ。すごい政策だね。でも、そんな簡単に恋愛や結婚ができるものなのかな?」和広は疑問を投げかけた。


「確かに。でも、これで少しでも多くの人が幸せになれたらいいなって思うよ。それに、100万円もらえるなんて大きいよね!」香里奈は微笑みながら答えた。


「うん、そうだね。でも、離婚したら1000万円も払わなきゃならないなんて、結構リスキーだよね」と和広は思案するように言った。


「確かに。でも、真剣に付き合って結婚するなら、そのリスクも少しは減るんじゃないかな?」香里奈は優しく言った。


「そうだね。まあ、俺にはそんな心配は関係ないかな。恋愛なんて遠い話だし」と和広は少し寂しげに笑った。


香里奈はそんな和広を見て、心の中で何かを決意したような表情を浮かべた。


「和広、実は…」香里奈が何か言おうとしたその時、突然電話が鳴り響いた。和広はすぐに作業を中断し、電話を取りに行った。


「もしもし、はい、和広です。え?ああ、分かりました。すぐに行きます」と言って、電話を切った和広は香里奈に向かって「ごめん、急な仕事が入ったみたいだ。また後で話そう」と言い残し、急いで工場を出て行った。


香里奈はその背中を見つめながら、心の中でこうつぶやいた。「和広、あなたが恋愛未経験だって知ってる。でも、私があなたの初めての恋になりたいんだ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ