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第2話

「華井まりさん……ね」

そんなまりに視線を浴びせていた男子が居た。

それは……。

(りむ)高校()()()()()・会長 鼻宛(はなあて)レンズ‼

もちろん本名さ!

フッ、決まったな……。

バシコーン!

「あいたっ!」

「もうお兄様ったら決めポーズしている場合じゃあないでしょうが!」

「痛いな、テン」

「あ、ご紹介遅れました! 私は林高校眼鏡愛好会・副会長 鼻宛テンです。不肖レンズの双子の妹です。以後お見知りおきを!」

「おまえ、誰に自己紹介してるんだ?」

「このお話を読んでくださっている方々ですよ、お兄様」

えー、収拾がつかないのでここで物語の進行を。

今登場した鼻宛双子兄妹。

この林高校の非公認組織・眼鏡愛好会なる会長とその副会長を務めております。

もちろんこの双子は眼鏡っ子。

家も眼鏡屋チェーン店を営む根っからの眼鏡に馴染んでいる為、在籍する高校でこんな会を立ち上げてしまったのです。

故に、()()()()()()()

林高校全校生徒の眼鏡っ子を把握し、隠れてその姿を追跡し愛でている。

何の為にか……。

「眼鏡っ子って」

「眼鏡の子って」

「「可愛いじゃないか‼」」

双子の理由はさておき。

華井まりはちょうどこの双子にロックオンされたばかりの生徒なのであった。

特に、兄のレンズは華井まりに特に注目していた。

「お兄様何故に一年R組の華井まりさんに注目なんですの?」

テンが不思議そうに兄を見上げる。

「眼鏡の神様が、彼女が怪しいと……」

「なんと! それは大変ですね!」

「もしや彼女。()()()()()()()()移行組になるやも」

「嗚呼、嘆かわしや! にっくきコンタクト!」

眼鏡愛好会は、眼鏡からコンタクトレンズへのチェンジをも阻止する役目も担っていた。

故に、眼鏡を愛する為!

と、まあぎゃあぎゃあ騒ぐ双子はさておいて。

華井まりは実は伊達眼鏡っ子。

教室でまりは突如襲った悪寒に。

「風邪ひいたかしら」

と唸っていたのだった。

お読みくださり、本当にありがとうございます!!

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