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冒険者必読! 魔法生物生態書  作者: あさきさき
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スライム

 スライム


 一見、透明な膜につつまれており動く液体のように見えるが、基本的にゼリー状で体表は粘液でおおわれている。


 どこにでも発生することがある魔法生物で、正体は水などの液体ではなく空気中の魔素そのものが集まり意識を形成したものである。


 街中でスライムの姿が見られない理由は魔素の集合体であるという所にあり、木や岩や水などの自然物から発せられる魔素が街中では極端に少ないからで、それによって意識を形成する段階まで魔素が集まらないためである。


 これは、スライム=弱いという概念が定着したことにも繋がっており、街の近くの平原などで発生した比較的魔素の少ないスライムが冒険者以外の人々に広く知られたためであると考えられている。


 生物を襲う理由としては、魔素の集合体は生物から栄養を取る必要がないという点から自らを生物と周囲に認識させるための擬態であるという説と、生物を魔素に分解しさらなる成長を目指しているという説があるが、スライムに食料を与え続けても成長が見られなかったため、擬態説が現在は通説である。


 人の手が届いていない場所であればあるほど空気中の魔素量が増えるため、強いスライムが増えていく。


 弾力が増し素早くなる以外にも、周囲の環境に影響を受けて新しい生態が見られることもあるため注意が必要である。


 現在までに発見されている種類は多く、毒や炎や岩などのほかに霊体や霧状、分裂するなど多岐にわたるため、それぞれに適した対応が大切だろう。


 スライムだからと言って、決して油断をしてはいけない。

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