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仮に 異世界  作者: らくしゅ
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1話・平和な朝

異世界ものを書き始めていたら 脇役の三爺ズが勝手に動き出し

三爺ズ 薬師のシアン目線の話しになります

表面はわたしですが=心の声は俺の二重人格さん


三爺ズ+いちの若い頃の話しも面白そうにゃ(=^..^=)

◆朝

クライサス大陸・中央 イルバア王国・ヒスナ山脈より南の盆地 街道沿い城壁街フィクス。


物流拠点の街の朝は早い。

大通りから外れた路地に店を構える初老の薬師は、店頭の引き戸を開けあくびをひとつ。


「おじいちゃん~おはよう」「はよ」

朝の挨拶を告げ。

濡れた石畳を走り去るふたりの子供。


手にはコップ・市場へ水売りに行くのだろう。


山からの水を引き生活水は各家庭に届いているが、浄化はされておらず飲み水は水魔道で作る。

水魔道持ちは水売りで稼げる。


冒険者を引退後リーダー・アレクの故郷フィクスで、暮らし初めてはや10年。


アレクは親の遺産を受け継いだが、広い屋敷を嫌い街中で、飲み屋のオーナーで楽しくやってきた。


が・・昨年アレクは突然倒れ命は助かったが、右半身が麻痺・店を閉店引き込もってしまった。


自殺未遂騒ぎもあったが、変なスキルを持った。

見た目は男で自称・女?が、アレクと暮らし始めリハビリ?とかで今では、自分で歩けるようになり最近は街外へも採取に出掛けているようだ。


先ほど俺をじじぃ呼ばわりしたチビ野良達も自称・女?が、採取の荷運びに日雇に使った野良達のひとりだ。

女のチビが、水魔道のスキル持ちと判り 市場で水売りを始めたようだ。少し大きい男チビは、一丁前に女チビを守っているらしい。


「おじいちゃんねぇ・・これでも昔は、ウィンクひとつで、女達をキャ~キャ~言わせたのに」とグレイヘアのサラサラ髪をかきあげ流し目で片目をパチリ。


「おぅ・・ものもらいでも出来たか」

脳味噌も筋肉なふたつ隣店のアイアンが、横から俺の顔を覗き込む。


「朝から暑苦しい顔を寄せるな・・目ヤニ・・顔洗え」

「はよ~今日も快晴だ」隣のラウルが、あくびをしながら顔を出して来た。


「お前は相変わらず・・起きているか、寝てるか、判らん顔だな」今度はラウルに絡み出すアイアン。


「大きなお世話・・口臭いぞ・・歯みがけよ」

アイアンは手のひらで自分の口臭を確認オェと唸る。


何時もの朝。


前衛・大盾・ハンマー・大太刀使いのアイアンは、引退後は鍛冶屋を始め。

斥候・探索のラウルは、手先の器用さを生かし防具皮製品を製造販売。

弓・後方支援の俺は、薬師とスキル鑑定を生業に細々と暮らしている。

今日も平和だ。


作品の野良は住まいを持てない底辺の人々の総称 気候は温暖 雨は夜に降り 昼間は珍しい

イヴァールをラウルに変更します イルバア王国を大陸の中央に変更

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