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2日目

少し遅れました……次も多分。

二日目。今日も相手に動きは無い。

勇者達が魔物はいないのかと訝しみ外を見回っていた。


鈍さに少しイラだった。

だが、これが勇者達の美点でもあるのだろう。


人を信じるということは難しく、一つでも不審な点があれば尚更だ。


ならば、人を信じられるということは尊いことなのだろう。


だから、私が汚れ仕事は引き受けよう。

そんな私の手には、二体の魔族。


魔王の元へ何かを知らせに行くつもりだったのか、手には書簡。

書簡の様式から、本国や他国への伝令では無い、というのは既に把握済みだ。


私の仕事は相手を焦らすこと。

外に出した伝令が帰って来ず、連絡がつき辛くなり、食糧が減り……


ともかく、”勇者を殺して帰らなくてはならない”状況に追い込むのがその職務だ。


そうである以上、この伝令は見過ごせないし……私個人としても、勇者一行の一員としても、この書簡に何が書いてあるかは気になるところ。


内容によっては今後の行動を決めたいと思いながら封を開き中を改めーー






私は、すぐさま街へ駆け出した。

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