蜜の秘密と荒冬夜との関係。
久しぶりの投稿うううううう!
クレイジー・スクールが完結して1日後に投稿するって凄くね?
まぁいいや。
久しぶりすぎて僕自身話の内容忘れちゃったんで、手抜き気味になってたらゴメンね。
さみっ!
目を覚ますと、朝日が差し込んでいた。
びゅおおおおっ!
と、風が吹く。
窓の方を見ると、どうやら窓が開いているらしい。
「おーい、凍樹ー、起きたか? 」
荒冬夜の声がする。
「お、おぉ」
その声とともに荒冬夜が扉を開けて入ってきた。
「大丈夫か?寒かったか?
ゴメンな。空気の入れ替えで窓開けさせてもらったぞ」
うぅ……。荒冬夜やっさし!
空気の入れ替えなんてしてくれるなんて。
「おい、今日も普通に学校あるし、もうそろそろ行こうぜ」
蜜が荒冬夜の肩に手をかけながら言う。(っち、クソが! )
俺は服を着て(勿論荒冬夜は部屋から出したよ? )荒冬夜母から朝ごはんももらって、荒冬夜宅を出た。
**
あ、そういえば……。
「蜜ってどこの学校行ってんの」
正直に気になった。
「あ? 俺か? え……。
しらねぇの? 」
蜜はそんなことを言いながら
俺に向かって軽く鼻笑いをした。
荒冬夜も少し驚いている。
え? ゴメン。全くこいつがどこの学校にいるのかしらねぇ……。
「俺もお前らと同じ、
“泉薔高校”だけど……? 」
ん!?
マジで!?
「お前も泉薔なの!? 」
マジでしらねぇ……。
俺は泉薔高校一年一組。
荒冬夜は泉薔高校一年二組。
で、蜜は……。
「泉薔高校一年六組だけど」
一番俺のクラスから遠いいやん。
知らなくて当たり前。か?
まあなんでもいいか。こいつのクラス知ったところで意味ないし。
それより荒冬夜と蜜の関係を教えろや。
「そーいや……」
ふと蜜が口を開く。
「二人ともテニス部入ってんだろ?
俺もテニス部入ろっかなって思ってんだよね」
……!
マジかよ……。
俺は頭を抱える。
なぜか? そんなの男ならわかるだろ?
蜜が俺よりも明らかにテニスが上手かったら危険だろってコトだよ!!
上手かったら……上手かったら……。
荒冬夜は絶対に蜜が好きになる!
俺に振り向かなくなる!!
「おい、入るのやめろよ? 」
「あ? 」
オオコワイコワイ。
荒冬夜は「なんで入っちゃだめなんだ?」
と俺に問いかける。
蜜はニヤニヤしている。
っクッソ!
「ああ、いいよいいよ、やればいいだろ、テニスを! 」
マジムカつくわ〜。蜜!
ま、その時はその時だ。
「そーいやぁ、蜜の名字何? 」
俺、地味に蜜の名字を知らなかった。
「堀芭だけど? 」
じゃあこれからはこいつのこと堀芭って呼ぼ。
荒冬夜と同じ名前を呼ぶとかムカつくし、俺のプライドがゆるさねぇし?
**
キーンコーンカーンコーン……。
なんで大体の学校はこのチャイムなんだろう。
国で決まってんのかなぁ。
けど、俺が昔行ってた小学校で本鈴がなる前に予鈴がなってたけど、
その予鈴はそれぞれの学校で違うみたいだし……。
ま、どうでもいいか。
なんかさ、俺って最近細かいいコトに質問を抱いちまうんだよなあ。
なんでだろ。って、ほらな? これも素朴な疑問じゃん?
どうでもいいか。
「はいはい。来るの遅れました、すみません〜」
うちの担任、前川 叉乎先生が教室に入ってくる。
この学校の教師の中で最年少の21歳だ。
普段はみんなから馬鹿にされやすいが、家が一族みんなヤンキーだから、叉乎先生が起こった時はみんなシーンとなる。
なんつーか、いろいろすごい。
「まったくー。先生が遅刻したどうすんすか」
「あー。ゴメンなさい……。面目ない……」
**
休み時間に入った。
昼休み休憩だ。
「おい、凍樹、早く来いよ、一緒に弁当食べようぜ〜」
荒冬夜が俺の教室に入ってくる。
心臓がどくりとなる。
「お、いい……ぜ……って、なんでこいつもいるんだよ」
荒冬夜の後ろには、例えで言うと、“アック”(全国的に有名なハンバーガー屋さんのコトね)のハンバーガーセットでついてくるオマケのポテトとか、もしくはアックシェイク並みの、荒冬夜のセットの……みっ……堀芭がいた。
卍堀芭マジ卍!
ま、いっか。
**
そこからは荒冬夜たちと楽しく会話しながらご飯を食べ、授業も受け、荒冬夜宅に帰ってきた。
「んじゃ俺、先に風呂入ってくるわ」
荒冬夜と堀芭にそう言うと、風呂場に向かう。
しっかし、荒冬夜と堀芭ってどう言う関係なんだ?
いつもきになる。
今度聞いてみっか。
**
「おーい、あがった……って、
何やってんの」
風呂から上がると、荒冬夜と堀芭がピッタリとくっついていた。
どうやら、ホラー映画を見ていて、2人とも怖くてくっついていたらしい。
「はぁ。ちょとお前ら、いくら幼馴染同士だとしても、距離感が近すぎね?
なんでそんなに馴れ馴れしいわけ?
見てるこっちがイラつくんだけど」
ここで俺、少し堪忍袋が切れた。
思ったことをバンバン口に出す。
「なんだよ凍樹、距離感が近い?
馴れ馴れしい? だって僕らは幼馴染だもん。しょうがないよ。なぁ? 蜜」
「そうだよ。なにイラついてんの。
嫉妬? 」
堀芭の、少し嘲笑っているような
『嫉妬? 』の言い方に、イラつく。
「お前らなんなの? 恋人同士なの? 付き合ってんの? 見てるこっちがキモい、マジで」
俺の付き合ってんの? と言う質問を聞くなり、2人はパッと離れた。
そして、急いで俺に弁解をしてきた。
「な、凍樹! な訳ないだろ! なんで僕が蜜と付き合うんだよ! 」
「そうだよ!
それに俺は! 別に好きな人……いるし」
え!?
堀芭の発言に驚く。
好きな人が別にいる?
それはそれで気になるし……。
一旦楽になったけど、
やっぱり何かつっかかるし……。
ったく。なんなんだよ、コイツラ。