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ひまつぶし~Ray's side〜

 ……暇、だ。教科書を目の前に立てて一応読んでいるふりをして教師の目をやり過ごす。

……まあ、ずっと教卓のところで騒いでるしこっちには来ないだろうな。そうだ、ソシャゲのイベント始まってたっけ。

机と体の間にスマホを挟み込んでいじくり、ふと目を上げると前の席の奴……ミカがコックリコックリ船を漕いでいた。まあ、現文なんて眠くなるのがデフォルトだよな。

…………そういや、こいついっつも偉そうにしてるんだよな。なぜか腹が立つ。…………そうだ、ちょっとイタズラ、してやるか。

 ちょうど良くポケットの中に輪ゴムが何個か入ってたので、指にかけてミカの頭を狙って撃つ。よっしゃ、クリーンヒット。……って起きないのかよ。よし、それなら……と連射する。さすがに気づいたらしく振り返ってこっちを睨んでくる。

「前向けよ(小声)」

「授業中にゲームやってるアンタに言われたくないわっ!(小声)」

その時、コツコツとこちらに歩いてくる音が聞こえて、

「ほう、お前ら仲いいな……」

 ゲッ……セン公……

「お前ら後で教員室来いや。」

マ、マジかよ……


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