猛獣使いの少年
「それじゃぁ、さっそくだけど団員に挨拶しましょうか」
「はい、わかりました」
私は、そう返事して団長?の後ろについて行く。
数分、歩いただろうか?すると団長?が後ろを振り向いてきた。
「?」
「ごめんなさいね、私少し用事が出来たの。だから、先に行ってて頂戴」
「了解です」
私は、返事した…だけど、団員がどこにいるかなんて知らないので団長?に
聞こうとしたその時には、辺りには私しか居なかった
「あれ…え…」
とりあえず私は、少し遠くに見える訓練場に足を運ぶことにした。
「…」
私は、そろりそろりと赤髪の少年の方へと近づいていく
しかも気配を消しながら…なぜなら私の周りには、檻の中にいるライオンやトラ
がいるからだ。
「ガルルルルルゥ」
「…誰?何か用デスカ?」
「…ただ、あいさつに来ただけです」
「そう…ハジメマシテ」
「はじめまして…えっと名前は、アヤです」
「…コウ」
そこで私と少年は、黙る
さきに口を開いたのは、少年だった。
「まだ何かあるんデスカ?」
「ちょっとだけ…見てちゃダメ?」
「…」
「私、始めてサーカスを見て感動したの。こんなに凄いんだって」
「ソウデスカ?」
「うん…あなたは、公演してる時と今の顔は違うんだね」
「同じデスヨ」
「そんなことないよ?だから練習してるとこちょっとだけ見せて」
「…火使うし危ないから離れてて」
「うん、ありがと」
私は、目の前の少年が入って入る檻から離れると巧みに猛獣を操る少年の姿を見る
やっぱり顔が違う…まるで猛獣みたい
私は、その場にしゃがみこんでずっと見ていた