大魔王はなめたらいかんぜよ
「コンコンコンコッ コンコンコッコン!!」
「大魔王様、風邪ですか?メギツネですか?」
「おう、息子の方か・・大魔王ともあろう者が風邪に掛かるとはとんだお笑い種だな。」
「馬鹿でも風邪をひくんですねぇ。」
「・・・サラッと言うのな。
日に日にリヨンよりお前の方が実は酷いんじゃないかと思い始めているよ。」
「何を仰いますか大魔王様、アレの息子ですぜ?」
「納得だ。
だからと言って馬鹿でも風邪ひく発言を全面的に受け入れる事は出来んぞ?」
「広い心をお持ちになると宜しいですよ。
女の子にモテるのは結局広い心を持った男ですからね。」
「そうか・・ふぅ・・それにしても辛い・・節々が痛い・・身体が怠い・・・。」
「今日の所は休まれては如何ですか?」
「それは出来んだろ!
残りの時間俺がベッドで寝返りを打つシーンやら熱に魘されるシーンで繋ぐ気か?
シュール何て代物を遥かに超えるぞ?」
「何を仰っているのか・・仕方ありません私目が看病して差し上げます。」
「断る!!」
「何故ですか!?」
「男に何か看病されたくな~い!
何が悲しくて俺の事を馬鹿呼ばわりする男に看病されなきゃいかんのだ!?」
「じゃあサファリア呼びましょうか?」
「ん~却下。
アイツ何にも出来なそうじゃん。病状も悪化しそうだわ。
それに看病されるなら綺麗な巨乳の看護師さんが好ましい。」
「病人特有の我が儘発動させないで下さい!」
「膝枕をされた時、見上げても胸で顔が見えない位の巨乳を要求する!」
「却下です!
大魔王様は元気です!いつも通り其処に座ってボーっとしてればいいでしょ!」
「大魔王の職務を何だと思っているのだ!!」
「職務?そんな物有りませんでしょうが!?
たまに『我は大魔王ヘル・カイザーなり』とかコロ助の物真似してるだけでしょう!?」
「アレ別にモノマネしてるんじゃないからね?
台詞だよ?間違えて勇者達がこっちのルート来ちゃった時の為に台詞が用意されてるの!
誰がコロ助の真似を練習するかっつーの!」
「そうだったんですか!?
てっきりコロ助の物真似を何処かで披露したくて練習している物だと・・勘違いしていました。」
「分かれば良い、分かれば良いけど・・有り得なくね?
大魔王ともあろう者がコロ助のマネを披露する機会を窺っているなんてちょっと考えたら違うって分かるだろ!」
「大魔王様ならやりかねないかと。」
「そうかそうか俺だったらやりかねないか・・ってやらねーよ!!
どんだけ俺を馬鹿にしたら気が済むんだ?」
「飽きるまでじゃないですかね?」
「お前自分が飽きるまで俺を馬鹿にするのか・・?
自分の立場を弁えているのでしょうか?」
「俺が悪態付けば親父も道連れにクビでしょ?
俺は別にそれでも一向に構わねえんだよ!」
「キャラ変したの?
あんまり急だと俺も心の準備が無いしさ・・驚き過ぎてリアクション薄くなっちゃうよ。」
「あ~疲れた!風邪感染ったわ、明日休むけど文句はねーよな?」
「あっはい。静養に努めて下さい。」
虐め過ぎたのかな?
今度からちょっと優しく接してあげよう・・・。




