大魔王は大魔王でも食べられない大魔王ってな~んだ?
ガチャ
「おっ・・来てたんだ。」
「ぉは・・・・・」
「何言ってるか全然聞き取れないんだが・・体調悪いの?」
「私が朝弱いの知ってるよね?」
「まあ・・聞いた覚えはあるが世間ではこの時間帯を昼と言うんだが・・・?」
「お腹空いたんでお弁当食べます。」
「聞いてないね・・慣れたよ。
おっ!もしかしてそれ自分で作って来たの?」
「昨日の残りのカレーです。」
「自炊してんだ~偉いね~。」
「大抵の物なら何となく作れますよ。
今度何か作って来ましょうか?」
「・・・いいや・・食中毒とか流行ってるし。」
「遠慮しなくても良いですよ?美味しいっすから。
良いお嫁さんになれそうだねって言われるし。」
「へえ。
何か・・只管に女子の食事を見てるのってシュールだよね・・CSでこんなん見たわ。あっちはラーメンだったけど。」
「美少女の食事シーンってグッと来るでしょ?」
「自ら美少女と名乗る輩は論外の方向で。」
「こんな清純な女の子を捉まえて何を言っているの!?」
「お前なんてハニートラップのハの字にもならないほど俺には無害だし
それと清純って言ったな?誰が?お前が?
ちゃんちゃら可笑しくて臍で茶が煮え滾るわ!」
「清廉潔白。純粋無垢。どれも私にピッタリな四字熟語だよね。」
「は?何言っちゃてるの?
俺が見解を述べてやろう。
『清純派アイドル』と言うカテゴリーがあるよな?」
「ん~まあ・・あるね。」
「アイドル何て自分が可愛いと思っていなきゃならない職業になっているのだよ・・
何処が清純かね?
何処が清らかで純粋かね?
我思ふ・・チヤホヤされつけ上がった者の何処が清純かと・・・。」
「大魔王っち・・アイドル好きだよね?何で貶してんの?」
「なっ!?
け、決して好きではない!好きではないが嫌いでもない。
趣味趣向は違えど可愛いモノを愛でる事は万物共通であろう!
俺は清純ぶって誰でも分かる大嘘を平気で吐く者を貶しているのだよ。」
「ああ、今まで彼氏が居なかった事の方が少ないのに『付き合った事ありません』だの嘘吐く奴ね。
それが清純じゃないって言うなら私は清純だわ。男と付き合った事ないし。」
「ケロッとした顔で嘘を吐くな!嘘を!!
お前みたいな奴が処女だったら相当数の者が処女になってしまうだろ!?」
「私は一途なんです!好きになった男にしか開きません!」
「開くとか言うの止めなよ~
そんな発言する奴を誰も未経験なんて認めないよ~?」
「興味があってもしてない子は居ます~
興味無いフリして裏ではヤル事ヤッてる子がアイドルになるような自信過剰な子なんです~」
「おっと~厳しい発言来たねこれ。
自信過剰は否定出来ない所だけどみんながみんな裏でヤッてるのはちょっと言い過ぎじゃないかね?」
「大魔王っちたら純真~。
魔界のアイドル・ピュアリーちゃんこと本名ドルンタスちゃんも可愛い顔して『手も繋いだ事ないの~』とか言っちゃってるけど私ら同級生みんな彼氏が何人も居た事知ってるし
アイドル何てそんなもんだよ?」
「居るよね、そうやって暴露しちゃう子。
それとピュアリーちゃんって本名ドルンタスって言うんだね・・何か強そう。」
「アイドルに幻想を抱くのはもう止めなよ?
その辺に居る子達と何ら変わらない人生を途中まで送って来たんだから。」
「そだよね・・でも俺、弁解するけど別に幻想を抱いてないよ?好きとかないし。」
「でも使用人のタオ君とそう言う話でメッチャ盛り上がるって・・タオ君が言ってたよ?」
「・・・下々の話に合わせるのも大魔王としての器だと思うて居りますのでな。」
「動揺した?今、動揺したっしょ?カワイイなぁ。」
「・・・バント世界記録保持者の話でもしようか。」
「カレー冷めちゃうから食べるね。」
取り敢えず食べ終わるのをジッと見てるわ。




