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ロマンスの大魔王

「ゴメン待った?」


「今何時だと思ってるのかな?」


「12時7分。」


「待ち合わせ時間は?」


「10時。」


「時間指定したのは君の方だよ?

それに1時間45分くらい前にもう直ぐ着くよって送って来たよね?」


「そうだね。

でも私朝弱いから準備する気力が湧かなくてグダグダしてたら11時になっちゃって・・・。」


「寝起きだったのかよ!」


「それでお腹が空いて来たからサンドイッチでも食べようと思って急いで準備してコンビニ行って~」


「準備完了してんじゃんサッと来いよ!」


「コンビニ行ったら生姜焼き弁当が私に食べられたそうにこっちを見てたからつい買っちゃって~」


「ガッツリ食ってるね・・・。」


「家でそれ食べながら一緒に買った雑誌を見て~気付いたら11時55分だったからさすがに悪いと思って慌てて支度して来ました!」


「慌てる時間間違ってるよね?

よくその時間から此処まで来れたね?家何処?近いの?」


「其処ですよ。」


「近っ!!まさかだけど君が行ったコンビニってあそこのコンビニかな?」


「そうだよ。」


「ニアミスしてるやないか~い!

普通にトイレ借りたり悪いから欲しくも無いガム買ったりしてたがな~。」


「おもしろ~い。

何か何とか男爵のグラス持ってる方みた~い!」


「髭ね。それと俺の記憶が確かならグラスは両方共持ってるね。

君が言ってるのは下手しもての髭だよ下手の髭。」


「じゃ行こ。」


「・・・・・。」


店へと入る2人


「おっ!良いな~新しいグローブ買っちゃおっかな~

ミット良いな~揃えちゃおっかな~寧ろチーム作っちゃおっかな~」


「今日の目的違うでしょ?変なの見てないでこっち来て。」


「はぁ・・・。」


「これカワイイ!ピンクの服って私に着られる為に存在してると思うんだよね~大魔王っちもそう思うよね?」


「いや、そんな訳・・・。」


「は?」


「お似合いです。」


「でしょ~!あ、でもこっちもカワイイ!私って何でも似あっちゃうんだよね~。」


「じゃあそっちのデザイナーのセンスを疑うような柄のヤツにすれば?」


「じゃ大魔王っちこれで良いね。」


「何カゴに入れてんの!?

何が悲しくて貶したデザイン着にゃならんのだ!!」


「良いじゃん似合ってるよ。」


「目を見て言え!目を見て!

センスのない俺でもこれはダメだって分かるもん!

ゲレンデの笑い者になる覚悟全然ないから!」


「ゴーグルするし顔解んないから良いんじゃない?」


「そう言う問題じゃな~い!コレだよ?コレ?

一切こっち見ないのな・・俺自分で選んで良い?」


「私が選んであげるって言ったじゃん。」


「じゃ~真剣に選んでよ~少なくともコレは無しの方向で。」


「コレ・・良いんじゃない?」


「適当に見繕ったよね?しかも何か間があったし俺でも分かる・・それ2番目に変だ!」


「我が儘ばかり言ってるとモテないよ?妥協しなよ。」


「妥協する位だったら自ら選びます。」


「はぁ・・コレ似合ってると思うなぁ・・何か笑えるし。」


「最後の言葉が無ければ靡いてたけどね・・よし、要望しよう!無地で選んでくれないか?」


「じゃあコレは?」


「センスね~!!」




結局変な柄のウェアでゲレンデに繰り出す事が決定してしまった・・・。

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