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大魔王はいつも一つ!

「大魔王様!」


「どうしたリヨン?」


「特に用は御座いません!

・・・大魔王様?何を見てらっしゃるんですか?」


「録画しておいたドラマだよ」


「半沢さんですね。」


「こう言うドラマ見て面白いって思えて来ると何かオッサンになったなぁって気付かされるな・・・」


「昔は恋愛ドラマにキャッキャしてたのにって感じですか?」


「いや、今も昔も恋愛ドラマにキャッキャした事はない

ただこう言うちゃんとした俳優さんで固められたりすると安心するよね?」


「若いのばかりだとダメだと暗に言ってらっしゃるのですか?」


「そんな事言ってないよ?

若いのは若いので良い俳優さんもいっぱい居るし

俺が言いたいのは演技もロクに出来ねえ奴が主演とか張って偉ぶってるのがムカつくんだよね?

そう言うのに限って盲目なファンが多いしさ

特に・・・」


「おおい!特定出来そうな事言いそうになったでしょう!?

敵の多さを認識して下さい!撃ち落とされますよ?」


「大丈夫だよ。

この作品はフィクションです。登場した人物、団体名はナンチャラカンチャラって言っておけば実名出しても・・・」


「ダメですがな!

大魔王様違う話しましょ!それが良い!絶対良い!」


「・・・そうか仕方ないなぁ

オッサンになったって言えばさ~夕方相撲見て、夜は野球ってなったら結構オッサンだよな?」


「大魔王様は野球を観戦しますのでもう片足ツッコんでますね!

まあ、相撲見て野球はオッサンと言うより老人ですかね?」


「・・・相撲は見ないよ。

だが野球は捨てん!漸く・・・漸く大介が活躍し出したんだ!

それをお前は取り上げると言うのか?」


「大介ってどの大介ですか?」


「お前見てないのか?盗塁王じゃない方の大介だよ!!

泰示何かよりもずっと応援して来てたんだよ!

伸び悩んでそろそろヤバいんじゃね?とか囁かれ始めてた矢先にこの飛躍!

おじさんこの子の打席が楽しみで楽しみで・・・」


「ヨカッタデスネ・・・」


「他にもさぁ・・・」


「違う話にしましょう!

この前樹海に遭難した後どうやって助かったとかの話しません?」


「良いの?

お前への恨み辛みをギッシリと連ねて全十三話にしてお送りするよ?」


「そんなに恨んでます?」


「恨んでるね~

感情のコントロールが利かなくなってお前を食い千切っても尚貪り更には・・・」


「止めて下さい・・・

私だって死にかけたんですから・・・」


「元はと言えばお前が・・・」


「もうイイですから!解りましたから!私が悪うございました!

これで良いでしょ?」


「反省してる者の態度じゃねえな?

覚えてろよ?」


「何かする気ですか?」


「遣られたら遣り返す!倍返しだっ!!」



大魔王様はドラマにハマって居られるようです。

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