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大魔王、部活辞めるってよ

「リヨーン?リヨーーン!?」


「はい!何でしょうか大魔王様!」


「あのさ・・って何その登場・・顔だけ出すとか止めてよ。」


「ちょっと異空間を使い遠出していたので顔先行で失敬。」


「急に居なくなったと思ったら遠出してたのか・・

よく遠出していて俺の声聞こえたな?」


「実は私、聴力凄いんですよ。

城から街の外れ位までなら大体聞き分けられます。」


「スゲーな!降って湧いた設定平気な顔して押しつけて来るなんて!」


「ワタシ、ミミイイ!サイショカラ!」


「そう・・でも顔だけ出してるその姿さ滑稽だから出て来いよ。」


「申し訳ありません。出ます。」


「お前何処へ行って・・ってお前・・大丈夫か?血塗れだぞ?

車に轢かれた猫でも抱き抱えた・・って感じでもないしどちらかと言うと返り血?

お前・・完全に加害者だろ!?」


「違いますよ・・喧嘩の仲裁に入ったらこの様ですわ。」


「そっか・・物騒な世の中になったもんだね。」


「そうそう、これを・・」


「何これ?」


「退職届です。使用人の3人が挙って辞めたいと・・・。」


「差支えなければ聞かせて欲しいんだけど・・これ血文字だよね・・中身も何書いてあるかよく解んないんだけど・・・?」


「差支えますね。」


「差支えるんだ・・・せめて誰が書いたかは・・・?」


「アブドラ・バルバロ・チョロス・・以上3名は使命を全うし壮絶な戦死を遂げました・・・!!!」


「死んだの!?何故なにゆえに!?」


「ごめんなさい死んではいないです・・ちょっとノリで言っちゃいました!テヘッ」


「もう何処からがホントなの?」


「その3人が辞める辞めないの喧嘩・・いや、殺し合いを始めてしまったので私が仲裁に入りました。

少々手荒な真似こそすれど命に別状はないそうです。

先程3人を病院送り・・もとい病院に送り届けて来た所です。」


「びっくりした!お前が病院送りにしたかと勘違いしたよ。

でもその3人が急に辞職するなんてにわかに信じられんな・・・」


「人の気持ちなど移ろい易い物です・・何も言わず決して会わずに送り出してあげましょう!」


「でもアブドラはさっき帰って来たばかりだし・・・。」


「これは私も至らぬ所が有った事をお詫びしなくてはならないですが私の事が嫌で辞めるようです。」


「そっか・・じゃあバルバロは何で?アイツ今週も献立係で良くやってたし・・・。」


「毎日毎日同じ事の繰り返し・・ふと思ったのです・・このままじゃ俺はダメになる!大魔王の飯なんて考えてる場合じゃない!!そうだ!辞めよう!原文ママ。」


「最後のゲンブンママって誰々ちゃんママって言うママ達の呼び名と言う解釈で良いのか?」


「その解釈だとゲンブンと言う使用人が辞めていないと成り立たないので解釈が間違っていると思って下さい。」


「じゃどう言う事だ?何故ゲンブンママの事を最後に呼んだのだ?」


「・・それ真面目に言ってます?」


「・・・は?解っててボケたに決まってんじゃん!何言ってんの?俺博識だし!」


「眼が縦横無尽にスイミングしてますが・・・?」


「チョロス!チョロスは何で辞めんの!?

今日も元気に庭掃除頑張ってたのに!?」


「大魔王様が喰い散らかした使用人の中に妹が居たそうです・・それを知った彼は大魔王様を殺すとまで喚いていたのでそれは流石にヤバいと思い辞職を勧めました。」


「そうだったのか・・病院何処?見舞いがてら謝りに行かねば・・・。」


「!?・・もう3人とも大魔王の顔何て見たくもねえって騒いでいたので教える訳には・・・。」


「それでもだ。今まで尽くしてくれた者に感謝の意も告げずに居るのは気持ち的に晴れなくて・・・。」


「そう言った事は私がやっときますので!!」


「でも・・直接気持ちを伝えなくては・・・」


「話が拗れますので!!大魔王様の出る幕はないので此処で茶菓子でも齧っていて下さい!!」


「そうか・・・。」




何とか3人を闇に葬る事に成功しました。

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