実況!パワフル大魔王
「リヨン・・さあ、手術を受けるのだ!」
「出来ません・・私はこの人の手術を受けて再起不能になった者を何人も見て来ました!
このままでも十分です・・これ以上何を高望みするのですか!?」
「分かる・・分かるぞ!だが成功すれば今よりももっと高い能力値を叩き出してくれる筈なのだ!」
「知っていますとも・・しかし失敗のリスクを背負うのは如何な物でしょうか?
もしまた手塩に育てた者が廃人同様になってしまうのは心苦しいのです。」
「向上心のない者が次のステップへ行けると思うな!
失敗を恐れて安全で温い道へ進んだ先に何がある!?
そんな奴は大きな壁にぶつかっても攀じ登る力など持ち合わせて居らんぞ?」
「安牌を選んで何が悪いんですか!?
ドデカいのに放銃してからじゃ遅いんですよ!?」
「しかしこの者の手術を受けられる確率はそう高くはない
このチャンスに賭けてみるのも決して悪くないと思うぞ?」
「それでも良い・・私はオールA等求めてはいない
能力が偏ってたっていいじゃないか!だって人げ・・とにかく非リアルな能力は要りません。」
「敷かれたレールの先には普通の終点しか待って居ないぞ?
その先には何もない。」
「どうしてそこまで超人を作りたがるのですか!?
凡人でも良いじゃないですか!?非凡がそんなに偉いんですか!?」
「ダイジョーブだ・・手術は必ず成功する。
お前が信じなくて誰が信じてやれるって言うんだ!
さあ!『はい』を押せ!」
「ウッ!クッ!・・出来ません!やっぱり私には押せません!」
「ええい!貸せ!お前が出来ないなら俺が押してやる!」
「待って下さい!あっ!・・・そんなぁ・・・御免なさい・・ゴメンナサイ・・・。」
「あ・・ゴメン、失敗しちゃった!テヘッ!能力超下がってる・・ヤバい絶望感パない・・ウケる。」
「人の選手を何してんですか!?
折角良い感じに似せてたのに!これじゃミートもパワーも肩も守備力も無い山田じゃないですか!?」
「絶望的に愚選手の出来上がりだな!信頼は貯まってるからこれでもドラフトに引っ掛かるな!」
「要らないよ・・私が求めていたのはこんな選手じゃないよ・・・。」
「入団がゴールじゃないぞ?成功か失敗か判断するのは入団後どう成長するかだ!」
「現実世界ではね。これ哀しいけどゲームなのよね・・現存の能力が全てですから!」
「仕方ないね・・入団前の怪我でダメになる選手、現実でも居るしある意味リアルだよ。」
「其処にリアル感求めていないんですけど・・・。」
「折角費やした時間が勿体ないから自軍のチームに入れろよな?
後々俺の作った最強チームとペナントを奪い合うんだから!」
「良いですよ?2軍から上げませんから!次は自分の好きな様に作らせて下さいね!?」
「フッフッフー・・・俺の口撃に耐え切れたらなー!」
「もう大魔王様の口車に乗りません!」
私はスポーツマンシップに則り正々堂々と大魔王のチームをぶっ潰す!!




