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二人だけの大魔王係

「クソッ!何でだよ!!」


「如何しました?大魔王様。」


「何で三浦刑事辞めんだよ!!」


「未だ居る頃の再放送見て何言ってんですか?

と言うかそのドラマの再放送を何回も見てる癖に録画するの止めて貰えません?

ハードディスクが同じタイトルでいっぱいいっぱいですから!」


「分かってないなリヨン・・面白い物は何度見ても面白いのだ!」


「確かにそうですけど・・・

あと大魔王様!何処かの支店長を顔は怖いけど正義感強い刑事だから云々言って別ドラマと混同するの止めて貰えませんか?」


「だって伊丹刑事が悪党な訳ないだろ?ふざけんな!

でもあの人が他のドラマ出てると俺的にちょっと違和感あるんよ。」


「そうすか。

あと思い出した!最近大魔王様、雅人さんにハマってるでしょ?」


「別に?フツー。」


「この前鍵泥棒がどうたらこうたらのDVD見てたじゃないですか!

あと何とか大佐?見てたじゃないですか!?」


「ま、たまたまかな?」


「大魔王様は作品を気に入った俳優さんで見るタイプですね。

もしかしたら弁護士の奴を一気に買ったりしてません?」


「残念でした~それは前回も今回も見てます~!急にこの俳優さんの作品を漁り出したんじゃないです~!」


「そうですか。」


「倍返しだ!」


「えっ?えっ?何で急に言った!?」


「何か言いたくなっちゃった!テヘッ!」


「ウザいっすね・・。」


「じぇじぇじぇ!」


「また急に!?大魔王様それ見てない癖に何使ってんすか!?」


「だって朝は見れ無いモン。梨汁ブシャー!」


「梨汁の件は措いといて朝じゃなくても昼にもやってたじゃないですか!

それに録画と言う選択もあったでしょうが!!」


「だって・・それ系のドラマを見る習慣がないからさ~

それに途中から見出すとか好きじゃないし見るなら最初から見たいし・・・。」


「まあ気持ちは解りますね。」


「でもさ、年末とか一挙再放送とかしないかな?

昔それでちょこっと夜中とか見た記憶があんだけど?」


「あ~再放送してたかも知れませんね!

因みに前に見た作品は何ですか?」


「ん~とね~何か双子が出てた記憶がある。

あ~・・・マナ?の方の顔は思い出せるんだけどもう一人の名前も顔も思い出せない・・どうしたら良いカナ?」


「言ってます!言ってます!

既に名前を言ってますよ大魔王様!

顔の方はほぼ一緒なので浮かんでいる顔を二つ並べて頂ければ差し障りないかと。」


「俺名前言ってた?

・・・せる?・・・それはゲボみたいな名前の科学者がバイオテクノロジーによって開発した人造人間の事か・・・。」


「うん。回りくどい。

もう少し後方の台詞を思い出して下さい。」


「もう少し後ろ?

・・・したら?・・・違うな・・それは東京選抜に選ばれなかったフォワードだな・・・。」


「何故それを思い浮かべる・・・?

どちらかと言うと思い浮かべるの芸人ですよね?その名前。

因みにもっと後ろの台詞ですよ。」


「もっと後ろ?

東京・・とうきょう・・うきょう・・!?・・右京!?」


「はい違~う!

違う台詞の後方行っちゃいましたね。

それに話が最初の方に戻っちゃいますよ!」


「後方・・最初・・?

俺はどうしたら良いんだ!?無理難題を押し付け過ぎだよぉ・・・。」


「はいはい、ゆっくり行きましょうね~」


「うん。

後さちょっと良い?」


「何ですか?」


「『お・も・て・な・し』は何処に挟み込めばいいんだろう?」


「どうぞ自由に挟み込むと良いですよ。」


「良いのかい?お・も・て・な・しを挟み込んでも。」


「ええ。さあ挟み込みましょう!」


「・・・いや、何か意味なく挟み込むのは気が引けるな・・・。」


「ぶ・っ・と・ば・す」


「出た~流行語を応用する奴~!

なになに~?俺が何か言う度にそれに乗っけて言葉変えて行くの~?」


「・・・ちょヤメロ!」


「リヨンちゃん顔真っ赤~冷や汗・・梨汁ブシャー!」


「梨汁の件は措いといて恥ずかしいのでもう茶化さないで下さい。」


「ちょいちょい梨汁の件措いとくのな?お前。

梨汁にトラウマやら恨みでもあるのか?」


「触れても怪我しかしないと思いまして避けていました御免なさい。」


「梨汁にそんな殺傷能力はない。触れても大丈夫だぞ?

何なら手に取って匂いでも嗅ぐが良い。梨の臭いがする筈だ。」


「でもアレって洗ってないんで臭いらしいですね?」


「ゆるキャラの方はね。そら臭いでしょうよ!洗う暇など無い程に引っ張り蛸だもん!

梨だから引っ張り梨か!」


「ホント中の人は大儲けですよね~?」


「引っ張り梨・・・大丈夫だよ?ナイフみたいに尖ってないから触る物皆傷つけたりしないよ?」


「懐かしいララバイとは真逆の言い草ですね。

ですが今私にはナイフなんかよりも鋭い凶器に思えて・・触れられません!」


「クソッ!たった一言だぞ?たった一言で何で俺がそんな冷たい視線を浴びなきゃならんのだ・・・。」


「いや~どうなんでしょうね~?」


「俺の発言よりお前の発言の方がよっぽど下衆極まりない発言なのにどうして?」


「取り敢えず引っ張り・・梨?でしたっけ?

発言の意図を詳しく聴いても良いのでしょうか?」


「それ止めよ?ナイフで刺した後グリグリ抉る感じ?

もうそれ怨恨よ?恨みを持った顔見知りの犯行よ?

後から説明する位ならスルーで良かったわ~何で穿り返しちゃったのかな~俺~。」


「反省より説明を・・・えっと・・引っ張り・・梨?でしたっけ?」


「も~俺が悪かったよ~止めてよ~」




やっぱり大魔王様を虐めるのは格別でした。

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