大魔王舐めんな
「大魔王様。」
「何じゃらほい?」
「あのコミッショナーが辞意したそうですね。」
「記者会見の場でか?」
「ん?まあ記者会見はしたみたいですね。」
「いい歳扱いて公衆の面前で自慰表明など・・恥を知って欲しいな。」
「ああ。
沢山の記者に見られて興奮する~・・・ってするかーい!」
「え!?今ノリツッコミしたの?
うわぁ・・聞き違いかも知れないからもう一度聞かせて?」
「・・・仕方ないですね。」
「言い直してくれるんだ・・・。」
「沢山の記者に見られて興奮して自慰行為をした後、賢者タイムで事後スパーク放ちますって違うか!」
「増えてる・・コイツ付け足したよ・・・
因みにジゴスパークって使用出来るのって勇者じゃなかったっけ?」
「細けえよ!両方の職極めてんだよ!?元官僚だよ?それ位お手の物だよ!」
「天から下って来た者が何かを極めているとは限らないのですよ?」
「大魔王ヘル・カイザーこと十一十(じゅういちのまえかずと)は人知を超えたスペックを備えて居るがな!」
「何か聴いた事ある感じですが一応尋ねますけどどんなスペックをお持ちで?」
「よくぞ聞いてくれた!俺のスペックはな、周りの者よりも少しだけ早く動けるのだ!」
「ドーンって聞こえて来るようですが想像以上に大した事の無いスペックですね。
アレですか?私は習字でもしてビリビリに破って放り投げればいいですか?」
「ああ!その役目も俺がやりたい!
段持ちの俺の達筆を魅せ付けてやりたいわ!」
「大魔王様段持ちなのですか?意外ですね。」
「勿論心の中では・・だがな!」
「持ってないって事ですね?」
「うん。
でもさ~字が綺麗なのって結構憧れるよね~
でも上手いってより格好良い字が良いよね?何て言うかさ~格好良い字。」
「何となく云わんとしている事は解ります。
崩して書いているのにバランスが良い字とか良いですね!」
「そうなんだよ!
でもさ~イケメンとか美人がさ~小学生みたいな字を書いたりしてると軽くショックだよね?」
「安堂さんとかですか?」
「そこら辺にしておけよ?何時の話だよ?大分前の話だろ?
きっと今は上達して綺麗な字になっている筈だ!
それにもしかしたらたまたま雑に書いてしまった所をお前が目撃ドキュンしちゃっただけかも知れないだろ?」
「はい。その通りですね。」
「そう言えば最近って言っても数年前からだけどドキュンネームの事を何でキラキラネームって言うの?」
「キラキラしたお花畑のあんぽんたんな頭した人の考えた名前って事で大差ないんじゃないですかね。」
「う、うん・・思わず納得してしまった自分が此処に居るよ。
でも光宙とか本当に大丈夫なのかな?自殺とかしないかな?」
「人間に付ける名前ではないですよね。
あそこのゲーム会社以外に面接に行けませんね、それで不採用にでもなったら感電して死んでやりますね。」
「そうだな・・雷雨の日に避雷針の傍で打たれるのを只管待つな・・・。」
「まあ本当にそんな名前付ける親なんて居ませんよ!さすがに。」
「だよな!これは嘘なんだよな!架空の出来事だよな!登場する固有名詞は実在する物と一切関係ないんだよな!」
「そうですとも!」
「それと有名人と同じ名前は可哀相だよね、鈴木さんちの一朗さん何てあんなに単純な名前なのに比較対象が偉大過ぎてもう選択する勇気ないだろ?」
「仕方ないですよねそれは。
後、流行に便乗して周りが同じ名前とかも可哀相ですね。」
「クラスに同じ名前が数人ずつとか普通にありそうだよな。
だから結局唯一無二の名前を生み出そうとしちゃうのか・・・。」
「なんやかんやで振出しに戻りましたね。
奇抜な名前もそんな苦悩から生まれたんですね・・・。」
「でもDQNネームは嫌だろ?」
「断固拒否ですね。」
何処の世界の話かは解りませんがそんな可哀相な子供達が居ない事を願う今日この頃です。




